2010年5月24日月曜日

062 / 342 ノムさんに聞け! 野球的人生指南

10点満点で、6点。

読書時間(普通に読んだ)・・・1時間程度

ノムさんの主張を、実社会のビジネスマンに置き換えて、それを漫画化したもの。
漫画部分と、ノムさんのコラムで構成されている。

個性とは何か、本番で実力を発揮するには、衰えを感じたら、リーダーの役割とは、について書かれている。
漫画で大げさに書かれていて、コラムで言わんとすることに補足がある。読みやすくてわかりやすい。

野球に興味のない人には、他の本を読んだ方がいいのかも知れないが、ノムさん好きなら。
ちなみに、漫画はあまり面白くない。



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061 / 341 C言語を256倍使うための本

10点満点で、9点。

学生時代からバイブルのように愛読している本。
(K&Rは読んだことないくせに・・・)

Cの落とし穴、テクニック、プログラムのチューンアップなど、中上級者向けの内容が面白おかしく書いてある。未だに読みこなせてはいないのだが、本書の内容が完全に理解できる人は、きっと中級者を卒業しているのではないだろうか。

コマンドライン引数の処理方法など、何度もソースを読んで体得したものも多い。
文法はわかった、しかし実際の使いこなしに壁を感じている人が、何度も読むといい本だろうと思う。内容が面白いから、読み返しても飽きないし。



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2010年5月22日土曜日

060 / 340 思考の整理学

1時間半程度でさらりと読んだだけ。
読みやすい文体で、わかりやすく書いてあるのだが、じっくり読まないとその含蓄を取りこぼしてしまう。

俺は取りこぼしてしまったので、偉そうに語れる立場ではない。
とりあえず読んだ、というメモだけ残しておく。



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059 / 339 「1年続ける」勉強法

10点満点で、8点。

読書時間(普通に読んだ)・・・1時間程度

多くの人は同様の経験があると思うのだが、勉強とは続けることが一番大変。
俺は去年結構勉強を続けたが、一息入れてしまったら、今は勉強することをやめてしまった。

さてそれではどうしようか、と手に取った本。
さらりと読んだだけなのだが、特別に新しいことは書いてないね。「根性で乗り切るのではなく、勉強できる仕組みを作れ」と書いてあるが、そうかこれなら、と目から鱗が落ちるものはなかった。まぁ、それだけに、勉強を続けることとは「これさえやれば誰でも出来る」という性質のものではないと言うことなのだろう。

勉強する目的をはっきりする、無理のない計画と若干無理目の目標を立てる、計画から遅れたら何が何でも取り返す、といったところが要点かな。多くの本で同じようなことが書いてあるだろう。

本書は、資格試験に短期間で合格したい人向けの本。
その分野で一流になりたいような、勉強そのものが目的、あるいは応用することが目的の人向けではなかった。



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2010年5月17日月曜日

058 / 338 人はなぜ恐怖するのか?

10点満点で、6点。

読書時間(普通に読んだ)・・・1時間半程度

お化け屋敷のプロデューサーが書いた本。心理学的なものではなく、著者の経験を主体として書かれているので、科学的根拠は乏しいが、面白い。

安全領域を侵されること、予想しなかったことが起こること、肉食獣を想像させるもの、死を連想させるもの、幽霊という終わりの見えないもの・・・真剣に読むような本でもないが、入り込んでしまった。

著者はお化け屋敷のプロデューサーなので、「怖がらせる」ことにもプライドを持っている。ジェットコースターとの違いは何か、「楽しい」と思わせる「怖さ」、出たあとの安心感・・・なるほど、こんなところまで考えているのか、とここも感じ入ることしきり。

ワンテーマの雑学本としては、かなり面白い部類だと思う。

俺は怖いの嫌いだから、お化け屋敷って入れないんだよなあ。



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057 / 337 毎日かあさん6 うろうろドサ編

10点満点で、7点。

相変わらずのサイバラ節。やや毒素は抜けてきた感があるが、十分面白い。
我が家は息子二人なのだが、将来ああなってしまうのかなあ。不安であり、楽しみでもあり。

重い話も軽い話も、同じタッチで描けるサイバラは凄い。
しかし、やや慣れてきたのか、もっととんでもないことを求めている自分がいる。

そろそろやめた方がいいのかな。
書かれてる側も、そろそろ嫌だという感情が出始めるんじゃないかな。



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056 / 336 新版 明解C++ 入門編

久しぶりにプログラミングをしたくなって、手に取った。

学生の頃、CでDOSプログラムは書いていたが、WindowsプログラミングもC++プログラミングも挫折した。なまじ中途半端にCがわかる分、基礎からちゃんと勉強しようとしなかったせいだと思う。

最近Visual C++ 2008 Express Editionが無料で入手できるというのを知って、久しぶりにプログラミングをしたくなった。最初はVisual C++の解説書を手に取ったが、やはり言語そのものを知らないと、ハードルが高い。本当は言語を知って、OSを知って、それからVisual C++の本なのだろうな。

本書はプログラミング初心者向けに書かれていて、Cを知っていると冗長な気はするが、わかりやすい。
時間の都合上、実際にプログラムを入力することなく、読むだけだったが、実際に入力しながら読むと、本書だけでかなり理解が深まると思う。

惜しむらくは、演習問題の解答がないこと。「すぐに解答を見る人が多い」から付けていないとのことだが、どうかと思う。周りに詳しい人がいる環境ならともかく、独習の際聞ける相手がいないと、わからない問題はそのままになってしまう。

プログラミングに限らず、工学系の本は、こういうスタイルのものが多いが、好きになれないな。
大学で勉強しているとは限らないんだぞ。



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