2010年11月25日木曜日

084 / 364 ぼく、ドラえもんでした。

10点満点で、6点。
読書時間・・・1時間半程度

ドラえもんの声優、大山のぶ代さんのエッセー。
ドラえもんに一目惚れして、「声をやらせてください」と直訴し、そして著者から「ドラえもんって、ああいう声だったんですねぇ」という最高の褒め言葉をもらった大山さん。本書からは辛いエピソードはあまり感じられず、とにかくドラえもんが好きだったという感情がよく伝わってくる。

「のび太のくせに~」というあのいじめ言葉が、「バカヤロー」と言わないために編み出された台詞だったとか、エピソードもいっぱい。しかしそれよりも、ドラえもんを通じてできあがった縁の、その豊かさが気持ちいい。

なんだかんだ言っても、やっぱりみんな好きなんだよね。ドラえもん。

でも、「ドラえもんを好きだと言ってくれる人は多いけれど、私が一番ドラえもんのことを好き」と言い切れる人が声を当てていたのは、やはり恵まれていたんだろうなあ。


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