2020年4月28日火曜日

私の少年 第38話 白黒(ネタバレ感想)

久しぶりに駄文を垂れ流す気になった。
ここ最近の話は、展開に無理があったり少女漫画チックになっていたりで、楽しみではあるけれど心待ちにするほどではない、そんな感じだった。
でも今回は久しぶりに満足。そして次回が楽しみ。

菜緒が薄々感づいていた、真修の聡子に対する気持ちを確信に変えた。それも真修に当たるのではなく、聡子に当たる形で。そして聡子の気持ちを確認してしまったことで、もう希望を持てない形で自分の気持ちを打ち砕かれた回。まあいずれこの日は来るわけで、前回で菜緒の登場は終わりかと思っていたのだが、きっちりとどめを刺されてしまった。
今後菜緒が登場するとしたら、それは真修の同級生で「あの歳の差はありえない」と騒ぎになるときだろうが、流石にそういう状況は描かれないんじゃないかなあ。

今回光ったのはりおん。菜緒から話を聞いたときの反応は、見事に一般人代表と言える。そりゃ普通そう思うよ。でもりおんの偉いところは、「聡子がおかしい」という反応を見せなかったこと。普通なら真修のことをおかしいと思うのと同時に、相手にしている聡子もおかしいと思いそうなもんだが、そんなことは一言も言わなかった。まあ省略されただけかもしれないし、聡子がどういう態度だったかを聞いてないから考えもしなかったのかもしれないが。
そして、菜緒に話を聞く前にいちいち聞いていいか尋ねている、意外な気配り。そういうのわからないから、と言っているが、聞いてはいけない話題かもしれないと考えるだけ偉い。りおんは身勝手なやつだとずっと思っていたが、大きな間違いだった。最後に菜緒を優しく泣かせているし。

菜緒に問い詰められた聡子は、大人の対応で、だが正面から答えている。菜緒からしてみればはぐらかされているように感じるのだろうが、多分聡子の正直な気持ちじゃないかな。
綺麗事を言うつもりがないから、菜緒には理解できない答えになるんだろう。
菜緒の言っていることは正しいと聡子は言っているが、一つだけ間違っている。誰も幸せにならないなんてことはない。少なくとも真修は幸せだ。聡子は違うかもしれないけど。

今回は何が良かったって、久しぶりに人間らしい聡子が登場した。
さていつ以来だろうか。仙台から帰ってきてからずっと、悟りきったような態度だった気がする。どんな話があったかと考えてみたけど、思い出せんな。
椎川がクズっぷりを自分語りして、聡子がそれの相手をしなかったのは覚えてる。前回は日曜デートの約束したのと、真修が服を買ったくらいか。34話でいきなり真修が高校生になってたのかすら思い出せん。
このまま、「一時期ハマった漫画」として自分の中ではフェードアウトしていくのかなあ、なんてぼんやり思ってたから、今回はかなり響いた。

最後の決意、次回聡子は真修に何を言うんだろうか。
本命は、聡子も真修のことがすきだとはっきり告げる。そしてこれからのことを真剣に考える。
対抗は、真修のことがすきだからこそ、少し距離を置こうと告げる。もちろん、いなくなったりはしないし、会ってもいいんだけど、まずは年相応の青春を味わうべきだとかいう話をする。
穴は、真修の幸せのために会わないようにしよう、ということかなあ。いなくなったりしない、という約束は2年守ったのだから、状況に変化が現れてもおかしくない。

次回が気になる、いい引き。
2ヶ月待つの辛いなあ。

38話が収録されているヤンマガはこちら。