10点満点で、6点。
「もしドラ」の続編。前著は衝撃的な本だったが、本書は期待をしすぎたせいか、凡庸な小説に成り下がってしまったという印象。いやまあ、面白いんだけど。
ターゲットとしている読者層が違うのだろうが、内容もご都合主義な展開が多く、前著ほど説得力のある展開ではない。前著は、ひょっとしたらこの真似をしたら本当に甲子園に行けるんじゃないかという気がしてきたけど、本書はそう感じない。
入門書として、気軽に読むのがいい本なんだろうね。
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2016年1月4日月曜日
001 / 414 希望の格闘技
10点満点で、7点。
日本総合格闘技界のパイオニア、中井祐樹が語る格闘観、人生観について。
中井祐樹はVTJ95の初戦、ゴルドーに片目を潰されていなければ、ヒクソンにだって勝ち得る力量を持った日本人唯一の格闘家だったと思う。とは言えダメージを負わずに勝つのも実力で、そのゴルドーをUFCで完封してのけたホイスの戦いぶりを考えると、中井のほうが強いとか簡単に言うことはできないけれど。少なくとも寝技では、ヒクソンに決して負けていないと思う。
その中井が、ショートエッセイの形で様々なことについて語っている。
驚くべきはその前向きな姿勢。陽転思考そのものではないか。タイトルの「希望の格闘技」という表現にも、中井の人生観がよく現れている。
巻末の増田俊也(木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか著者)との対談も魅力的ではあったが、読んでみるとそれほど面白くなかった。
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日本総合格闘技界のパイオニア、中井祐樹が語る格闘観、人生観について。
中井祐樹はVTJ95の初戦、ゴルドーに片目を潰されていなければ、ヒクソンにだって勝ち得る力量を持った日本人唯一の格闘家だったと思う。とは言えダメージを負わずに勝つのも実力で、そのゴルドーをUFCで完封してのけたホイスの戦いぶりを考えると、中井のほうが強いとか簡単に言うことはできないけれど。少なくとも寝技では、ヒクソンに決して負けていないと思う。
その中井が、ショートエッセイの形で様々なことについて語っている。
驚くべきはその前向きな姿勢。陽転思考そのものではないか。タイトルの「希望の格闘技」という表現にも、中井の人生観がよく現れている。
巻末の増田俊也(木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか著者)との対談も魅力的ではあったが、読んでみるとそれほど面白くなかった。
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