10点満点で、7点。
奥さんの実家で、「もう読んじゃったからあげる」ともらった。
同時に保険に関する本ももらい、「金を貯めて家を建てろと言うことか?」と勘ぐってみたり。
本書は、不動産取引に関する落とし穴について、実例を取り上げて警鐘を鳴らしている。
著者のプロフィールを信用するなら、不動産業界の人物であり、「売る側の理論」が紹介してある。
いかに売る側に不利な情報を隠すか、突っ込まれないように説明するか、そこに気づかなかった客はどんな目に遭うか、第三者の視点で読むと面白い。当事者であれば洒落にならないだろうけど。
法に触れない範囲で不利な情報を極力隠し、何とか客をだまくらかし、契約してしまえばこっちのもの。そこまで露骨には書いてないが、そう考えているとしか思えない業界の動き方が読み取れ、なぜか「ナニワ金融道」を思い出した。
なかなか面白い。少なくとも時間はつぶれるし、これから土地を買うつもりのある人は役にも立つ。
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