10点満点で、6点。
パイロットが書いた航空機の裏話、第2週。
話題そのものはいろいろあるが、前編を通して、安全という視点での話題が多い気がする。機体の安全、操縦技術の安全、テロ対策、等々。安全にかかるコスト、安全性を向上させるコストなど、そういう構成にしたわけではないのだろうが、しきりと安全について語ってある。
旅客機が安全に飛ぶためにどれだけの注意を払っているか、読んで安心する人もいれば、不安になる人もいるだろう。俺は滅多に飛行機に乗らないから、第三者の視点で面白く読めた。
続編が出たら、きっと読む。
2008年11月20日木曜日
非書評:育児:匹夫の勇
昨日は休日。いい加減体力の限界に近づきつつあるので、1時間ちょっとだが昼寝をして、夕刻武蔵丸(仮名)を連れて外へ。
奥さんから話を聞くに、毎日ではないにせよ、天気のいい日はだいたい夕方から、ご近所さんが子供を連れて数家族出てきて、遊ばせているらしい。なので、そこに仲間入り。一度こういう近所づきあいをしてみたかったので、奥さんではなく、自分が連れて出る。
「こんにちは~仲間に入れてやってください~」と、明るく声をかけるが、明らかに奥様方の空気が一変する。誰だこいつは、ちっとは空気読め、そういう気配がする。
武蔵丸(仮名)自体は頻繁に奥さんが連れ出しているので、周りの奥様方は知っている。しかし、俺は未知の生命体らしい。何となく言葉がとぎれ、会話がなくなる。
武蔵丸(仮名)も、空気を読んでしまったのか、どういう訳か俺にしがみついて離れない。普段は仲良く遊んでいるらしい、半年違いの男の子にも目もくれない。いたたまれなくなったのとほぼ同タイミングで、奥様方も空気に耐えきれなくなったのか、散会。
今日会社で昼飯を食いながらその話をしたら、周囲からは「オマエ度胸あるなー」と。「俺なんか奥様連中の中に入ろうなんて考えつかないし、想像もできない」という反応が多数。なるほどなー。普通は、体験する前に感じ取るのだな。
しかし、もう一回くらいは挑戦してみよう。
奥さんから話を聞くに、毎日ではないにせよ、天気のいい日はだいたい夕方から、ご近所さんが子供を連れて数家族出てきて、遊ばせているらしい。なので、そこに仲間入り。一度こういう近所づきあいをしてみたかったので、奥さんではなく、自分が連れて出る。
「こんにちは~仲間に入れてやってください~」と、明るく声をかけるが、明らかに奥様方の空気が一変する。誰だこいつは、ちっとは空気読め、そういう気配がする。
武蔵丸(仮名)自体は頻繁に奥さんが連れ出しているので、周りの奥様方は知っている。しかし、俺は未知の生命体らしい。何となく言葉がとぎれ、会話がなくなる。
武蔵丸(仮名)も、空気を読んでしまったのか、どういう訳か俺にしがみついて離れない。普段は仲良く遊んでいるらしい、半年違いの男の子にも目もくれない。いたたまれなくなったのとほぼ同タイミングで、奥様方も空気に耐えきれなくなったのか、散会。
今日会社で昼飯を食いながらその話をしたら、周囲からは「オマエ度胸あるなー」と。「俺なんか奥様連中の中に入ろうなんて考えつかないし、想像もできない」という反応が多数。なるほどなー。普通は、体験する前に感じ取るのだな。
しかし、もう一回くらいは挑戦してみよう。
2008年11月16日日曜日
038 機長からアナウンス
2008年11月10日月曜日
037 日本に足りない軍事力
10点満点で、7点。これは、俺自身に軍事・兵器・自衛隊の基礎知識がないせいで、それが有ればもっと高得点だろう。
江畑謙介氏のほかの著書と同様、わかりやすくまとめられた単元に、わかりやすくまとめられた論旨が、明快に語ってある。軍事系のサイトなどを見ると細かい兵器レベルの間違いは散見されるらしいが、主張そのものに影響を与えるほどの間違いはないらしく、基本的に素直に読んだ。
項目別に論旨は一貫しており、あれもこれもと言うスタンスでは書いてないため、タイトル通り現在の日本には何が足りないのか、明快にわかる。どういう脅威が存在し(あるいは予想され)、それに対応する手法はどういうものがあり、世界的な動向はこうで、日本はそれができない、という構成がメイン。いつも思うのだが、文章というものはきちんと構成されていると、読む側に知識が不足しても、それなりに読める。こういう本は、基礎知識を身につけるために重要であり、また知識が身についた頃に再読すれば深い意味がわかる、貴重な本なのだろう。さらに、「わからないことはわからないと、はっきり書く」スタンスは、非常に好感が持てる。
国防、軍事に感心のある人なら、読むべき本。
江畑謙介氏のほかの著書と同様、わかりやすくまとめられた単元に、わかりやすくまとめられた論旨が、明快に語ってある。軍事系のサイトなどを見ると細かい兵器レベルの間違いは散見されるらしいが、主張そのものに影響を与えるほどの間違いはないらしく、基本的に素直に読んだ。
項目別に論旨は一貫しており、あれもこれもと言うスタンスでは書いてないため、タイトル通り現在の日本には何が足りないのか、明快にわかる。どういう脅威が存在し(あるいは予想され)、それに対応する手法はどういうものがあり、世界的な動向はこうで、日本はそれができない、という構成がメイン。いつも思うのだが、文章というものはきちんと構成されていると、読む側に知識が不足しても、それなりに読める。こういう本は、基礎知識を身につけるために重要であり、また知識が身についた頃に再読すれば深い意味がわかる、貴重な本なのだろう。さらに、「わからないことはわからないと、はっきり書く」スタンスは、非常に好感が持てる。
国防、軍事に感心のある人なら、読むべき本。
2008年11月3日月曜日
非書評:育児:無関心
武蔵丸(仮名)をつれて近所の公園へ。適当に遊ばせる。
すると、少し離れたところにいた中学生くらいの一団が「あそこ倒れてない?」と指さしている方を見ると、ブランコの前に男の子が倒れていて、女の子二人が様子を見ている。そういえばブランコで三人遊んでたな。
男の子がぴくりとも動かないので、これはやばいと思って武蔵丸(仮名)を抱えて側に。泣いているから、意識はある。しかし、泣くだけで何も言えない。女の子に状況を聞こうとするが、「あたしはやめろって言ったのに」とか、事故に至る経緯ばかり。「誰が悪いとかは興味ないから、どういう落ち方をしたの?」と聞くも、「よく見てない」とのこと。
聞き出そうとしていたら、男の子が少し口をきけるようになった。右肩を下に倒れていたので、頭、肩、背中は痛くないかと聞くと、痛くないと。どこが痛いんだと聞いてみたら、両手の指と手首、と。
見ると、特に腫れている様子はない。触ると痛いか、と聞いてみると、「ずっと痛い」との返事。まあそうか。指は動かせるか、と聞いてみたら動く。曲げ、伸ばし、開きと一通りできた。手首は動かせるか、と聞いてみたら、手首も動く。これならどうやら痛いだけで済んだようだ。
しばらく水で冷やして、30分してもまだ痛いようなら、親に話をして病院に行けよ、とだけ言って、まぁこれなら大丈夫だろうと放っておいた。
しかし、この間10分くらい。公園には、子供連れの大人が5〜6人いたが、誰一人近づいてこなかった。関心すら持たなかったのかどうかはわからないが、これ、大怪我をしてたらどうするんだろう。
自分に子供がいるのに、倒れて動けない子供を放っておくなんて、俺には信じられない。
すると、少し離れたところにいた中学生くらいの一団が「あそこ倒れてない?」と指さしている方を見ると、ブランコの前に男の子が倒れていて、女の子二人が様子を見ている。そういえばブランコで三人遊んでたな。
男の子がぴくりとも動かないので、これはやばいと思って武蔵丸(仮名)を抱えて側に。泣いているから、意識はある。しかし、泣くだけで何も言えない。女の子に状況を聞こうとするが、「あたしはやめろって言ったのに」とか、事故に至る経緯ばかり。「誰が悪いとかは興味ないから、どういう落ち方をしたの?」と聞くも、「よく見てない」とのこと。
聞き出そうとしていたら、男の子が少し口をきけるようになった。右肩を下に倒れていたので、頭、肩、背中は痛くないかと聞くと、痛くないと。どこが痛いんだと聞いてみたら、両手の指と手首、と。
見ると、特に腫れている様子はない。触ると痛いか、と聞いてみると、「ずっと痛い」との返事。まあそうか。指は動かせるか、と聞いてみたら動く。曲げ、伸ばし、開きと一通りできた。手首は動かせるか、と聞いてみたら、手首も動く。これならどうやら痛いだけで済んだようだ。
しばらく水で冷やして、30分してもまだ痛いようなら、親に話をして病院に行けよ、とだけ言って、まぁこれなら大丈夫だろうと放っておいた。
しかし、この間10分くらい。公園には、子供連れの大人が5〜6人いたが、誰一人近づいてこなかった。関心すら持たなかったのかどうかはわからないが、これ、大怪我をしてたらどうするんだろう。
自分に子供がいるのに、倒れて動けない子供を放っておくなんて、俺には信じられない。
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