2008年11月10日月曜日

037 日本に足りない軍事力

10点満点で、7点。これは、俺自身に軍事・兵器・自衛隊の基礎知識がないせいで、それが有ればもっと高得点だろう。

江畑謙介氏のほかの著書と同様、わかりやすくまとめられた単元に、わかりやすくまとめられた論旨が、明快に語ってある。軍事系のサイトなどを見ると細かい兵器レベルの間違いは散見されるらしいが、主張そのものに影響を与えるほどの間違いはないらしく、基本的に素直に読んだ。

項目別に論旨は一貫しており、あれもこれもと言うスタンスでは書いてないため、タイトル通り現在の日本には何が足りないのか、明快にわかる。どういう脅威が存在し(あるいは予想され)、それに対応する手法はどういうものがあり、世界的な動向はこうで、日本はそれができない、という構成がメイン。いつも思うのだが、文章というものはきちんと構成されていると、読む側に知識が不足しても、それなりに読める。こういう本は、基礎知識を身につけるために重要であり、また知識が身についた頃に再読すれば深い意味がわかる、貴重な本なのだろう。さらに、「わからないことはわからないと、はっきり書く」スタンスは、非常に好感が持てる。

国防、軍事に感心のある人なら、読むべき本。



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