twitterでいろいろ書いていたら、どうしてもFC版Wizardryを遊びたくなってしまったので、色々調べて遊べるようになったのでメモ。
何年も経って、PCも新しくなったあとで「また遊びたい」と思ったときのために。
■違法性
調べてみたところ、
- 自分が所持していないROMカートリッジのデータを入手するのは違法(当然)
- ROMカートリッジを持っていても、自分のROMカートリッジから吸い出したデータでないと違法(の可能性が高い)
- データを吸い出す際、プロテクトがかかっているのを回避して吸い出すのは違法
- エミュレータは、BIOSなどのプログラムに実機から吸い出したものを使っていると違法、自分で所持する実機から吸い出して補填するか、スクラッチで作ったものであれば大丈夫
といった感じだったので、ROMだけ入手しても、ROMイメージをどこからともなくダウンロードしてくるのは違法。
どうしても遊びたければ、自分でROMイメージを吸い出す必要がある。
書いたとおり、プロテクトがかかっているのを吸うのは問題がありそうなので、CDとかDVDとかのメディアで提供されているソフト(PSとか)は、合法的にエミュレータで遊ぶのは難しいのかもしれない。今回は関係ないけど。
吸い出し機はいろいろ存在するようだが、フリーで回路図が公開されているkazzoというものがあった。
最初は自分で作ろうかと思ったけれど、回路図を見てもさっぱりわからなかった。詳しい知人にお願いしようとも思ったけれど、プリント基板を用意しないと半端なく大変そうなのでこれも見送り。完成品を販売しているところがあったので、お金で解決することにした。ROMはメルカリで入手。
■セットアップ
ドライバのインストールは、販売店のblogを参照して実施。
でもちょっと躓いたのでメモ。
対象のデバイスに "kazzo" と出てるはずが、出てこない。Options -> List All Devices をチェックすると出てくるようになるので、デバイスで "kazzo" を選択。ドライバに "libusb-win32 (v1.2.6.0)" を選択してインストール。
一応、成功したかどうかデバイスマネージャで確認しておく。
■吸い出し
吸い出しも販売店のblogを参照して実施。"anago wx.exe" を使う。
カートリッジは逆差し防止がないので、向きに注意。LEDランプがついている方が前。
"ROM image" のところに吸い出す ROM のファイル名を入力して "dump" で吸い出し開始。吸い出し自体はできるものの、どうも正しく吸い出せていないらしい。エミュレータで読み込んでも、起動しない。
"script" を "mmc1_skrom.ag" に変更して "dump" すると、下の欄に "name:ウィザードリィ" と表示されたので成功っぽい。エミュレータでも起動に成功。
■エミュレータ
これは違法性のところに書いたとおり、実機から吸い出したプログラムを含んでいるものはアウト。
今出回っているものは多分大丈夫だと思うけれど、ソースを見たりプログラムを解析したりして確認したわけではないので、どのエミュレータを使ったかは書かない。
■パッチ
FC版Wizardry#1には、かなり深刻なバグがある。当時は全然気が付かなかったけど。
有名かつ深刻なものとしては、キャラクターのACが機能しない(殴ってくる敵のACが参照されている)ものと、「ささえのたて」がパラメータ設定ミスにより基本的に出ない(何らかのバグが生じた場合のみ出る)というもの。
これらを修正するパッチが有志により公開されているので、これを当てる。パッチはいろんなのがあって、石垣環コミック版のイメージを再現したもの(フラックとレイバーロードが同時に出てくるなど)もある。ちょっと気になったけど、あまりにオリジナルのバランスからかけ離れすぎているので、懐古主義の今回のテーマからは合わないためスルー。今回当てたのは、ACバグ、罠解除率バグ、倍打バグ、防御効果バグ(パリーが機能してないのかな?)、誤字修正、ささえのたて入手可能という修正のセット。ささえのたては、AppleII版では結構いろんなモンスターが落とすらしく、それに準拠してるようなので結構入手は簡単かもしれない。
さあ旅に出るぞ!
0 件のコメント:
コメントを投稿