2016年5月14日土曜日

011 / 424 巧みな説明ができる人できない人

10点満点で、3点。

フォーカス・リーディングの集中講座で読んだ本。その時にちゃんと読めていたのか読み返してみた。
うーん。講座で読んだ時、読む価値ないなあと感じたのだから、それで終わりにしておけばよかった。時間の無駄。
説明が散漫で、論旨の背骨が通ってない。よくわからない比喩や結論のないトピックなどもあって、「だから何?」と感じること多数。キャッチコピーに「問題の「核心」をズバリ伝える技術!」と謳うくらいなんだから、本のテーマくらいズバリ伝えてくれよ。

ポイントポイントではいいことが書いてあるのに、まとまりがないのが残念。


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2016年5月11日水曜日

010 / 423 資格を取ると貧乏になります

10点満点で、6点。

フォーカス・リーディングの復習(事後課題)で読んだ本。30分でおよそ8割程度読んで(ここまでが事後課題)、その後30分かけて全部読みなおした。
速読モードで読んでいるときは全然頭に入ってこなかったのに、読みなおしてみると結構覚えてて、「何だ読めてるんじゃないか」という感想。だから、速読モードで30分では全部読めなかったのに、普通に読んで30分あれば読みきれたんだろう。とはいえ、事後課題として3回+読み直しの4回読んでいるのだから、そりゃ頭に入ってないと困るよね、と言うところ。まあでも、新書1冊1時間で4回読めるのなら十分早いとも思う。
(1回でいいなら15分でいい、とはいかないのが悲しいところ)

さて本書の内容。実に夢も希望もない。
フリーター並みの年収しか稼げない弁護士、試験に合格しても監査法人に就職できずに資格がもらえない公認会計士(そんな制度だとは知らなかった)、天下り組に仕事を持って行かれて顧客獲得もままならぬ税理士、知りすぎているがゆえに嫌われる社労士、英会話能力とリンクしないTOEICと、4つの資格とTOEICが槍玉に挙げられている。

弁護士も公認会計士も、国策が失敗してそのツケを払わされている形らしい。しかし法科大学院の失敗っぷり、凄まじいな。

「資格を取ると貧乏に」というのは、士業として独立した場合の話。しかし、その資格を役立てようとしても、どの資格も企業ではあまり重要視されない(資格より経験を優先、社員としては無資格者を安く雇用するほうが得、必要なときは外部の顧問先を使うがそこも過当競争)と救いようがない。もちろん一部では稼いでいる人もいるわけだが、それは概ねレアケースであると指摘している。

資格をとって独立してバラ色の人生、ということを企んでいる人がいたら、その前に一読するとよい。それから考えても遅くないだろう。


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009 / 422 クビでも年収1億円

10点満点で、5点。

フォーカス・リーディングの演習用に買って、レッスンでは使わなかった本。受講後普通に読んで20-30分くらいだったか。職場で昼休みに読んだ。

タイトルがちょっと煽動的。「クビでも」ではなく、実質的には「年収1億円だからクビ」に近い。まあ仕事をやめたあとそのレベルに達したようだが、少なくとも退職した時点では生活に困るどころか、正規職業以上の収入を得ていて、それがバレたから自主退職。職を失ったゼロからのスタートではない。
その上、著者は一部上場企業で社長表彰を獲得するほどの営業成績をあげていた人物。随所に「誰でもできる」ようなことが書いてあるが、著者のレベルを割り引いて読まないと、誰でもこの通りにできると考えるのは危険だろう。

とは言え紹介してあることは、ヤフオクで不要品の売却から初めてコツコツと積み上げていく、実質的なリスクが殆ど無い手法。真似をするのは決して悪く無いだろう。俺はコレクター的趣味を持っていないので、お金になるものとか目利きができるジャンルのものって持っていないのだが、とりあえず大量の蔵書をヤフオクかamazonに出してみようかな、という気にはなった。

少し気になったのは、著者はやたらと大企業を目の敵にしていること。
確かにいわゆる大企業病はそこかしこにあるが、中小ではできない技術開発、生産規模によるコストダウンなど、大企業ならではのメリットが存在するジャンルはいくらでもある。製造業に多いだろうね。得てしてこの手の本に多いのだが、これらのメリットに無視を決め込む、あるいは知りもしないで「これからは個人の時代、中小企業の時代」と声高に語る連中、自分が原稿を書いているパソコンがスケールメリットの恩恵を享受してることに気づいてるのだろうか。


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2016年5月9日月曜日

008 / 421 人にいえない仕事はなぜ儲かるのか?

10点満点で、5点。

タイトルからして地下ビジネスの実態に迫る本かと思ったらとんでもない、税金の話。
税金の取られ方、高収入職の節税方法、副業のメリットとデメリットなど、人に言える仕事の話が大半。地下ビジネスの話は2章ほど、それもかなり淡白に片付けられていて期待はずれ。

平等な税制についての提言もあったが今ひとつピンとこない。幾つかの国で導入されたものの廢止されてしまった制度とやらで、まあうまくいかなかった実績があるんじゃ説得力に欠けるよね、と言う話。もちろん今の税制がいいとも思わないけど。副業が会社にばれないためのテクニックなども書いていたけど、マイナンバー制だっけか、あれが施行される前の本だから、今では通用しないテクニックだろう。
(当たり前だが著者の責任ではない)

アングラ本だと思って買ったら外れだったということで。


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2016年5月8日日曜日

007 / 420 教誨師

10点満点で、6点。

これもフォーカス・リーディングとは無関係に購入した本。ラジオ番組「武田鉄矢 今朝の三枚おろし」で紹介されていた。
半世紀に渡り、死刑囚の教会に携わってきた僧侶からの聞き取りを元に、死刑囚の現実と葛藤、宗教者としての苦悩などを取り上げている。

なんというか、期待したほどの迫力はなかった。
武田鉄矢の語り口が見事すぎたのだろうか。ラジオでは鬼気迫る描写がなされていたが、読後感は淡白なもの。うーん、教誨の現場って大変だなあ、程度。死刑囚の不幸な生い立ちとか、人間らしさを取り戻して逝くまでの姿とか、読みどころはあるのだが心の奥深くには入ってこなかった。


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006 / 419 叱られる力

10点満点で、4点。

「聞く力」よりもっと役に立たないエッセー集。つか、まえがきに前著を書いた時「これは新書というよりエッセー集だね」と指摘されてそのとおりだと膝を叩いたとの記述があるが、エッセーのつもりで書いたんじゃなかったのか。

さて、タイトルには「叱られる力」とあるが、叱られ方についての記述はあまりない。叱られた体験談、あるいは人に聞いたことがダラダラと書かれているだけ。叱られる力とは一体どんな力なのか、多分書いてないと思う。

今は叱るのが難しい時代との記述があり、それは同感。だが、「だからどうしたらいい」という記述はなかったと思う。あくまでこういうケースが有ったというものの紹介だけ。

最近の世代は叱られ慣れておらず、ちょっと叱られるだけで萎縮したり、あるいは反撃したりという記述がある。これは同感。しかし、そういう世代を育ててきたのは著者の世代でしょう。この手の本、記述を読むたびに思うのだが、「最近の若い世代」を育てるのに失敗したという反省が書いてあるのは見たことがない。「我々が若い頃はこんなに叱られた」という記述はよく読むが、それが正しいと思わなかったからアナタガタの世代はやらなかったんでしょう。その結果が今の若い世代ですよ。そこまで考えて、ではどうすればよかったのか考察しないと。

どうでもいいが、本書を読んでいて一番印象に残ったのは著者の父親(阿川弘之)のクズっぷり。
文筆家とはこういうものなのか、この世代はだいたいこうだったのか、あるいはその中でも特別だったのかは解らないが、家庭内絶対権力者として横暴としか言えない振る舞いをしている。阿川弘之の文章って読んだことがないけど、そりゃこんなのが文化に影響力を持っているのなら、横暴な奴が増えてもおかしくないと思わせる。対外的には違ったのかもしれないけど、力関係次第で横暴になれる奴ってのは、それが人間としての本質だろうと思う。


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2016年5月7日土曜日

005 / 418 聞く力

10点満点で、5点。

フォーカス・リーディング受講後、事後課題として選んだ本の一つ。読みやすい新書で、かつ似たようなテーマの本があるものという基準で選んだ。

うーん。ただのエッセイだね。なんでこの本が売れたのかよくわからん。
阿川佐和子という人物、実は名前しか知らない。雑誌に連載1,000回を超える対談記事を連載しているとのことで、インタビューのスペシャリストなのかと思えばそうでもなさそう。タレントが対談記事の連載を持っているだけなのか。その対談も読んだことがないので、ハイレベルなものなのか、下世話なものなのか、ネームバリューで勝負しているものなのかも知らぬ。まあでも、低俗なものならそれほど長くは続かないだろうから、それなりのものではあるのだろう。多分。

本書の内容は、過去の対談での経験談が主体で、「話を聞くコツ」のようなものが書かれているわけではない。もちろん、こうすればうまくいったみたいなのも書いてあるが、それがうまくいかなかったケースもあり、またそれらの状況の見極め法について書いているわけでもなく、単にいろんなケースを書いているだけ。これを読んで役立てようという人がどれだけいるかわからないけど、著者について、また著者がこれまで書いてきた対談記事について、それなりに知っている人じゃないと役に立たないんじゃないかな。

文体は読みやすかった。でもそれだけで、売れる本とは思えなかった。知名度の勝利か。


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