これもフォーカス・リーディングとは無関係に購入した本。ラジオ番組「武田鉄矢 今朝の三枚おろし」で紹介されていた。
半世紀に渡り、死刑囚の教会に携わってきた僧侶からの聞き取りを元に、死刑囚の現実と葛藤、宗教者としての苦悩などを取り上げている。
なんというか、期待したほどの迫力はなかった。
武田鉄矢の語り口が見事すぎたのだろうか。ラジオでは鬼気迫る描写がなされていたが、読後感は淡白なもの。うーん、教誨の現場って大変だなあ、程度。死刑囚の不幸な生い立ちとか、人間らしさを取り戻して逝くまでの姿とか、読みどころはあるのだが心の奥深くには入ってこなかった。


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