10点満点で、5点。
フォーカス・リーディング受講後、事後課題として選んだ本の一つ。読みやすい新書で、かつ似たようなテーマの本があるものという基準で選んだ。
うーん。ただのエッセイだね。なんでこの本が売れたのかよくわからん。
阿川佐和子という人物、実は名前しか知らない。雑誌に連載1,000回を超える対談記事を連載しているとのことで、インタビューのスペシャリストなのかと思えばそうでもなさそう。タレントが対談記事の連載を持っているだけなのか。その対談も読んだことがないので、ハイレベルなものなのか、下世話なものなのか、ネームバリューで勝負しているものなのかも知らぬ。まあでも、低俗なものならそれほど長くは続かないだろうから、それなりのものではあるのだろう。多分。
本書の内容は、過去の対談での経験談が主体で、「話を聞くコツ」のようなものが書かれているわけではない。もちろん、こうすればうまくいったみたいなのも書いてあるが、それがうまくいかなかったケースもあり、またそれらの状況の見極め法について書いているわけでもなく、単にいろんなケースを書いているだけ。これを読んで役立てようという人がどれだけいるかわからないけど、著者について、また著者がこれまで書いてきた対談記事について、それなりに知っている人じゃないと役に立たないんじゃないかな。
文体は読みやすかった。でもそれだけで、売れる本とは思えなかった。知名度の勝利か。
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