10点満点で、7点。
人が死ぬに当たって最後に発した言葉を、150+600の750件も集めた本。
「余は負わされたすべての罪について潔白でありながら死ぬる。余は余の全ての敵を赦すぞ」と語ったルイ16世から、「やられた!」なんてのまで。
前半150人分は、欧州特にフランスの歴史を知らないと、読むのが辛い。各人のエピソードを交えて書いてあるのだが、人物も時代背景もわからないと、いったい何を書いてあるのかさっぱりわからないものが多い。フランス革命なんかは割とわかりやすいが、時代すらわからないものも多い。
後半600人分は、短くまとまっていて面白い。人生全ての含蓄を含めたもの、本心から絞り出した言葉、最後のユーモアなど。俺もできれば、こういう本にまとまるくらいの、気の利いた言葉を発して死にたいものだ。
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