2011年2月26日土曜日

008 / 374 ろくでなし

10点満点で、7点。

ミスター麻雀・小島武夫最初で最後の自叙伝。
サブタイトル通り、「酒と女とカネの無頼」に生きた75年を、飾ることなく語っている。

読む分には面白いが、人間としては最低だね。妻と子を捨てて女と駆け落ちしたり、その女と子供を作って前妻の子を引き取っといて逃げ出したり。デタラメきわまりない人生だが、開き直りを通り越した態度で淡々と語っている。たぶん、ダメな人はトコトンダメだろうし、そう感じる人の方が多いと思う。しかし俺は、ヒデえなあと思いつつ、若干の魅力を感じながら読んでいた。

使った金も数千万なら、借金も数千万。億の単位の金を動かし、自己破産を経験して、そして商売は博打打ち。芸能人や実業家と昵懇になり、複数の女優と寝て、どうやってこういう人脈を作るんだろうね。カタギの人生を歩んでいても、たった一人の女優とだって知り合うチャンスなんて無いのに。

桜井章一とは、裏社会の住人として知り合いだったのかと思ったら、違うらしい。テレビで裏芸を披露する際、裏芸のできる奴として見つけ出したのが桜井だとか。麻雀は強いが、「自分を神格化するなんて馬鹿げている」と、俺も思っていることが率直に書いてあった。

アウトローな本。好き嫌いがはっきり分かれるだろうね。


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