2012年3月25日日曜日

電験三種攻略その2 理論-1

理論はすべての基礎になっているから、単に資格が取れればいい人も、実務に活かしたい人も、あるいは勉強の一貫として電験取得を考える人も、これだけは時間をかけてしっかり取り組んだほうがいいと思う。
ひたすら過去問に取り組んで、攻略パターンを身につけるほうが科目合格には早いだろうが、他の科目に取り組むときに時間がかかる。それよりは、理論には時間をかけて、他の科目は短時間に済ます、という戦略のほうが良いと思う。

俺が取り組んだときはもうひとつ、格下の資格勉強をして、浅い知識を身につけるという戦略も取った。これは単にそう考えただけではなく、外的要因(取得を迫られた)事のほうが理由としては大きかったけれど、結果としては正解だったと思う。具体的には、機械保全技能士(電気系一級)、電工二種、一級電気工事施工管理に取り組んだ。

機械保全技能士は、実は実技試験にまだ合格していないので、この資格は持っていない。でも、学科試験のレベルは電工二種よりも更に低いから、これに取り組む価値はあまりないだろう。電気と関係ない問題もかなり多いし。

電工二種も、施工管理のついでに受けた程度なので、コイツの勉強が電験に役立ったかというと、正直ほぼ無関係。でも、初めて電験に挑む人で、電工を持っていなければ、コレから始めるほうが結果的に早いと思う。資格を取れば、自宅のコンセントくらい自分でできるしね。
ちなみに、この時使ったテキストは、資格を取るという意味だけで言うとかなり秀逸なので再掲。



特に技能試験は、未経験の素人でも、短時間で合格レベルに到達できると思う。電工の場合筆記よりも技能試験のほうがハードルは高いので、良いテキストといい道具で練習するのは重要。道具も、俺が使ったのはこれの一世代前のやつだったけど、実技試験の中で一番練習が必要な、ケーブルの被覆剥きが練習なしで出来る道具。これの有無で、練習時間は10時間近く、作業時間は5分以上変わると思う。

そして、一番役だったのが、施工管理の勉強。電験四種程度の難易度で、ほぼ電験の範囲を網羅している試験なので、力試しにも丁度いい。受験資格がうるさい資格なので、受験できない人も多いだろうから、電験の4科目についてひと通り勉強したら、力試しで過去問に挑んでみてもいいかもしれない。ただし工程管理とか、電験には関係ないジャンルも結構あるので、そういうのは飛ばす。ひと通り勉強していれば、電験とは関係ない項目の見わけは付いているはずだし。

ああ、なんか長くなってしまった。
まだ理論の具体的な勉強法について書いてないけど、項目を分けよう。

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