2012年3月4日日曜日

003 / 394 野蛮人の図書室

10点満点で、7点。

基本的には著者買い。教養のない野蛮人が、「騙されないで生きるために」必要な教養を身につけるためのブックガイド。紹介されている本は様々なジャンルにわたり、そして書評の書き方がとてもうまい。
(このブログが5点なら、30点くらいある)

なぜその本を取り上げて、その本から何を得るのか、そのヒントも書かれている。
しかし気になったのは、どうも著者のスタンスが鼻についた。野蛮人に物を教えている本だから、読者よりも視点が高いのは仕方ない。しかし、政治家や官僚、その他著名人など社会に影響力がある人たちに対して、ほぼ全般的に「アイツら本当のことはわかってない、どうしようもないバカどもだ」というスタンスがはっきりと読み取れる。

本書を読む限り、日本を動かしている政治家、外務官僚には、安全保障や国際情勢についての知識がある人物はほぼ皆無のように思える。いるのは衆愚政治を展開する政治家と、エリート意識に凝り固まって大局観を持たない官僚ばかり。そんな馬鹿な、と思いたい。

著者は外務省から切り捨てられた人物だから、恨みを持つのは仕方ないと思うけれど。


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