10点満点で、6点。
「偏向」を通り越して「捏造」メディアの名をほしいままにしている朝日新聞が、なぜ大幅部数減という自体に陥っているのか。過去の捏造報道から、現在までの主な問題を追った本。
まあ一言で言うと、ネットメディアの発達により、読者が自力で真偽に迫ったり情報を発信することができるようになったおかげで、虚報が虚報として知られやすくなった、ということなのだろうが。
本書で取り上げられているのは、大きく「吉田調書」と「従軍慰安婦」の捏造報道。それに加え、捏造あるいは誤報への指摘に対する言論封殺、媚韓媚中反日報道の歴史、過去の主な捏造報道、捏造あるいは誤報、偏向報道で名を挙げた記者や編集者の紹介など。著者のスタンスが反朝日だから当然の筆致ではあるが、本書を読むとよくもまあ、こんなプロパガンダをする新聞社が営業を許されているな、とすら思う。もちろんそれは日本が言論の自由を保証している、朝日が大好きな韓国や中国とは大きく異る自由な国家であるからなのだが、それを隠れ蓑に自分たちへ対する批判は許さない見事なダブルスタンダード。この辺も韓国、中国にそっくりだ。
今でも高齢者を中心に、新聞とテレビ以外にニュースソースを持たない人というのはかなりいる。
思想の左右を問わず、偏向にとどまらず、捏造まで行っているメディアの信頼度は低い。このことに気づいた人たちがどんどん朝日を始めとする捏造メディアから離れている、というのが真相ではなかろうか。
朝日と読売の記者で覆面座談会をしているが、読売記者の「朝日の信用が落ちるのはウェルカムだが、新聞全体の信用が落ちるのが痛い」という趣旨の発言が全てだろう。実際、朝日に限らず、既存メディアは軒並み信用を失いつつある。
メディアの自浄作用は期待できない、ということがここ20年ほどで知れ渡ってしまったのだから、相当な危機感を持たなければいけないはずなのだが、座談会を読む限りそれは感じられなかった。
しかし朝日記者の「社内では別に反日、左思想への誘導はない。自由な議論をしている」という発言。こんなのを言ってるから信用がガタ落ちになるのだと思うのだが。。。
少なくとも出来上がった記事を読むと、「そんな訳はないだろう」と誰もが思うわけで。
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