10点満点で、7点。
読書時間(普通に読んだ)・・・1時間半程度
「政治のニュースが面白いほどわかる本」の改訂版。2009年の出版だから、麻生内閣時代。本書ではまだ、政権交代が起きる前の情報で書かれている。
政権交代とはいったいどういうことか(それを争点に選挙するようなものではない)、連立政権とは何か(本来あるべきではないもの)など、前著と同様わかりやすく書いてある。前著では比較的中立的な立場から書かれていたが、本書は「今の自民党はダメ、しかし残念ながら民主党もダメ」という視点で書かれている気がする。
テーマは大きく三つ。「構造改革とは何だったか」「政権交代とは何か」「これからの国際貢献はどうあるべきか」が取り上げられている。前著よりもテーマを絞った分、一つ一つの話題について詳しく触れてはいるが、まだ浅い。政治に興味のない人が、入門書として読むべき本だろう。
欲を言えば、本書の次のステップとなる本の紹介があればよかった。
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