10点満点で、7点。
ゲーム理論と代表的な話題である囚人のジレンマについて語った、入門書・・・と言っていいのだろうか。わかりやすく書いてはあるのだが、内容は結構難しい。ボリュームがあるのと、それ以上に仕事が忙しかったので、読破に一ヶ月以上かかってしまった。
まじめに読み込むのは大変なので、最初からそんなつもりはなかった。むしろ、フォン・ノイマンのエピソードを読むのが目的で、後は惰性のようなもの。いや、面白かったけど。
20世紀最大の天才とも称される、フォン・ノイマンのエピソードは超人的を通り越して、神がかっている。コンピュータより計算が早いとか、人間を完全に真似している神だとか言われてみたり。そう言わしめた環境は、周りにノーベル賞学者が大勢いるプリンストンで。
ゲーム理論についての本なので、核戦略(MADとか)やキューバ危機に多くのページを割いている。歴史的事実だけではなく、政治判断の根拠となった考え方などについて興味がある方におすすめ。
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