10点満点で、8点。
前著に引き続き、民主党への政権交代以降、日本が破滅に向かっている状況について警鐘を鳴らしている本。本書は東日本大震災後の政府民主党の対応について、危機管理の観点からマズいところ、落第点もしくはマイナスの点について、前著同様厳しく指摘している。
震災後の政府の対応がどういうものだったか、まだ記憶に新しいだろう。
適切な情報開示をせず、あちこちで会見を開いては言うことが異なり、思いつきで自衛隊を増員し、挙句天皇陛下が被災地を巡礼している時に対策副本部長は海外でゴルフ。
過去の事例に対する、著者の自画自賛が目に余るが、それでも確かに菅直人政権(民主党政権)とは比較にならない。なにせ、この未曽有の惨事にあたって政権の延命が最優先という総理だったから。延命の口実に利用された被災者はいい面の皮で、緩慢な対応のせいで命を落とした方だっていただろう。
震災復興に最大の障害だった、菅直人はようやく引きずりおろされた。
野田政権での復興が進んでいるとは思えないが、いくらなんでも「いないほうがマシ」政権はルーピー鳩山、菅直人の二人だけにしておいてほしい。
にほんブログ村書評・レビューランキング
0 件のコメント:
コメントを投稿