10点満点で、7点。
様々な事情によって封印された作品たちの、その封印理由を追求した本。まあゴシップ本といっていいような気がする。本書で取り上げているのは、「ウルトラセブン」第12話、「怪奇大作戦」第24話、映画「ノストラダムスの大予言」、ブラック・ジャックの2話、そしてO157予防ゲームの5点。
ウルトラセブンは俺だって知っているくらい有名な封印作品だが、その他は知らなかった。
本書は「封印された理由」を追求している本で、その作品そのものを詳しく紹介しているわけではない。まぁ、封印された理由には当然作品内容が関わってくるわけで、それなりには触れているけれど。
基本的にはどれもこれも、何らかの差別的感情により封印されたもの。詳しく読んでいくと、それは仕方ないと思えるものから、もう少しやりようが無かったのかと思うものまで。ただ、多くは封印されたから話題になっているだけで、封印されていなければさして話題になるものではない、ような気はする。
一番驚いたのは、巻末の封印作品リストに「オバケのQ太郎」が載っていたこと。藤子不二雄のコンビ解消とともに、単行本は絶版、アニメ再放送もなくなったんだとか。知らなかった。
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