2012年6月11日月曜日

012 / 403 大秘密

10点満点で、6点。

国家機密でもないのに、厚い謎のベールに包まれているものの秘密を暴いた本。
ケンタッキーチキンのスパイス調合法、コカ・コーラの製法、クレジットカードの謎、ロールシャッハテスト・・・野次馬根性で読む分には面白いが、カッパーフィールドのマジック種明かしなど、「知ってしまうと台無し」みたいなことも書いてあるので、読むのに注意が必要。

コカ・コーラの製法なんて、有名なトップシークレット。どうやってその謎に迫ったんだろうと思っていたら、「競合他社は当然知っているだろう」と衝撃のコメント。確かにそうかもしれない。その気になれば全く同じ物が作れるのに作らない理由は、単にコストの問題だとか。規模を考えれば、コカ・コーラより安く、コカコーラと同じ物が作れるわけがないと言われれば、確かにそのとおり。

もっと凄い大秘密を期待していただけに、やや拍子抜け。
しかし、マジックの種明かしをここまでやっていいもんかね。マジックの本だったらわかるけど、暴露本だからなあ。


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