覚悟を決めて、善のパーティでワードナに挑戦することに。
レベルだけ見れば十分勝てる。道中厳しくなったらさっさと引き返して、安定した状態でたどり着けたら挑むという、弱気な方針。
最初の玄室ではLV8ファイター1匹だけ。次の玄室はフロストジャイアントが2匹。3つ目もLV8ファイター1匹。これは幸先がいい。
4つ目はブリーブが5匹。ここでささえのたてを拾う。5つ目はLV10メイジ4匹。コイツラに魔法を食らうと痛いが、先にマダルトが刺さってノーダメージで突破。というか、ここまで1ポイントたりともダメージを受けていない。
6つ目の玄室、ゴーゴンx1、キメラx3。ここも前衛がゴーゴンに集中攻撃、ビショップがキメラをカティノで眠らせて魔法使いがマダルトを飛ばしたら、ノーダメージ。結局、ワードナまでノーダメージでたどり着いた。何だこの剛運。
営業中の事務所に殴り込むと、待ち構えていたのはワードナ、バンパイアロードの他、バンパイアx1、バンパイアx1の計4体。ひょっとしたら最少じゃないか。前衛はワードナを殴る。盗賊はバンパイアロードにほのおのつえ。ビショップがワードナにモンティノ。魔法使いはティルトウェイト。なんと驚いたことに、初っ端からワードナにモンティノが決まる。何だそれ。
まあ実はワードナは、ティルトウェイト唱えてくれる方がありがたくて、殴られるとあらゆる状態異常を与えた上にクリティカルヒットを出し、しかも4レベルドレインまで持っていく凶悪な攻撃があるのだが、それでもティルトウェイトを連発されると回復が追いつかない。なのでこれはとてもでかい。
バンパイアロードのマダルトは飛んでくるが、幸いにして被害は大きくない。ティルトウェイトはバンパイア1体にレジストされる。バンパイアはロードのぼらぎのーるを殴り、2レベル下げられる。どうせなら戦士のろきそにんを殴ってくれたほうが、経験値的には楽なのに。
次のターン、前衛はティルトウェイトでダメージを受けたバンパイアを殴り、ビショップもそこにマダルトを合わせる。魔法使いはバンパイアロードにジルワン。これで残り2体。ワードナは一人寂しくティルトウェイトの口真似。
次のターンで生き残ったバンパイアにもジルワン。ワードナはまたも寂しくティルトウェイトの詠唱のみ。あとはタコ殴り。こちらのほのおのつえ、マダルト、ティルトウェイトはレジストされて一度も通らないが、ワードナも発動しないティルトウェイトばかり。
結局、ダメージを受けたのはバンパイアロードのマダルトとラハリト、それにバンパイアの打撃2発(エナジードレイン1回2レベル付き)だけで、ワードナからは一発も食らうことなく撃退。まあ、モンティノが決まらなかったらティルトウェイト4発とマダルト1発食らっていることになるので、多分3ターンで全滅しているのだが。それを考えると、最初から最後まで幸運に恵まれていた。
魔除けをゲットして帰還。魔除けを持ち帰ろうかどうか少し悩んだけれど、善のパーティだからきちんと報告することにする。倉庫キャラに預けて、魔除けを何個も回収する悪事はやはり悪のパーティに委ねよう。
さてしかし、このゲームの本番はこれから。
今回のプレーでは、レアアイテム枠の装備はぎんのこてしか手に入れてない。これだけは2個入手したけど。
アイテムコンプに向けて、これからも迷宮にこもるのだ・・・!
2019年10月30日水曜日
FC版Wizardry #1 011 ロストと養殖
何を言ってるのかわからねーと思うが、グレーターデーモンの群れから逃げそこねたと思ったら、10秒後には3人ロストしていたぜ・・・
全滅なんてもんじゃない、もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ・・・
悪のパーティを育てようかと挑みかけたら、グレーターデーモンとマスターニンジャの群れに遭遇。一瞬養殖を考えるも、忍者がいるのでクリティカルヒットを食らうと危ないと判断、逃走。しかし失敗して、マダルトの嵐を浴びる。戦士のげーたれーどと僧侶のあみのさぷりだけが生き残り、「全滅さえしなければロストとか装備品消失の判定はないから、一旦ここでキャンプして救助を待とう」と考えつつ逃走。ところがまた失敗、惨殺される。
善のパーティが遭難した場合に備えて、救助部隊を編成できるよう悪のパーティを育てようと思っていたのに、先に悪のパーティが遭難。仕方ないので善のパーティを編成して、誰から回収しようか、と確認してみたら、わずか10秒も経っていないというのに既に3人ロストしている・・・
戦士、侍、ビショップがロスト。初期ボーナスに恵まれ、エリートとして誕生した侍のぽかりすえっとがロストしたのは痛い。ビショップのらぶすぽーつも、育て直すとHP高くなるまで深い階に潜れなくなるから、なかなか痛い。
とりあえず遺体を回収して、悪のパーティを再編成。前衛をもう一度育て直すのは流石に面倒なので、遊撃部隊として育成していた中立戦士、ようめいしゅを一軍登録とする。戦士のめがねれんち、ビショップのとるくれんちを新たに登録。ついでに、魔法使いのあくえりあすをロードにすることを視野に入れて、もう一枚魔法使いのぱいぷれんちを登録。
ステータスを確認してみたら、ようめいしゅは侍に手が届きそうなので、思い切って侍に転職。あくえりあすはLUCKが低く、到底ロードになれそうにないので、当面は見送り。更に、遊撃部隊が1名不足することになるので、戦士のそけっとれんちも新規登録。
例によってマーフィー道場である程度レベルを上げて、B10へ。ビショップのとるくれんちはHPが40ギリギリしかないので、ポイゾンジャイアントに先制攻撃でも食らったら終わるのだが、そこはもう祈ることにする。と、初っ端からグレーターデーモン登場。こいつから逃げそこねたせいで、悪のパーティは壊滅したのだ。
思い切って一か八かのハマン。僧侶とビショップはモンティノ。運良く最初にハマンが発動し、かつ「魔物を黙らせる」が登場。成功!
今回はお供もいないので、バマツとマツを重ねがけして養殖。ACバグにパッチを当てているので、魔法使いまでLO表示になるまで場末を重ねがけすれば、前衛はAC-20にはなっているはず。なので殴られてもまるで当たらず、マヒで崩壊というリスクがないのがありがたい。
侍に転職したばかりのようめいしゅはSTRENGTHが低く、攻撃がなかなか当たらない。戦士のめがねれんちはST18あるものの、武器は「けん」なのでしょぼい。しかも、もう1枚の前衛は盗賊なので、なかなかダメージが通らない。養殖とか難しいこと考えるまでもなく、殲滅スピードより増えるスピードのほうが高いくらいのペースで、100匹以上退治。最後はモーリス重ねがけでなんとか押し切った。あとから呼ばれたやつはAC上がってないようで、結構きつかったが、友達の少ないグレーターデーモンのおかげで助かった。
これで悪のパーティはSAM14, FIG16, THI17, PRI17, MAG15, BIS14となった。これもまあ、敵を選べばワードナまでたどり着ける。
(リセット前提なら普通に勝てる)
そろそろ善のパーティでワードナ討伐に向かうか。
全滅なんてもんじゃない、もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ・・・
悪のパーティを育てようかと挑みかけたら、グレーターデーモンとマスターニンジャの群れに遭遇。一瞬養殖を考えるも、忍者がいるのでクリティカルヒットを食らうと危ないと判断、逃走。しかし失敗して、マダルトの嵐を浴びる。戦士のげーたれーどと僧侶のあみのさぷりだけが生き残り、「全滅さえしなければロストとか装備品消失の判定はないから、一旦ここでキャンプして救助を待とう」と考えつつ逃走。ところがまた失敗、惨殺される。
善のパーティが遭難した場合に備えて、救助部隊を編成できるよう悪のパーティを育てようと思っていたのに、先に悪のパーティが遭難。仕方ないので善のパーティを編成して、誰から回収しようか、と確認してみたら、わずか10秒も経っていないというのに既に3人ロストしている・・・
戦士、侍、ビショップがロスト。初期ボーナスに恵まれ、エリートとして誕生した侍のぽかりすえっとがロストしたのは痛い。ビショップのらぶすぽーつも、育て直すとHP高くなるまで深い階に潜れなくなるから、なかなか痛い。
とりあえず遺体を回収して、悪のパーティを再編成。前衛をもう一度育て直すのは流石に面倒なので、遊撃部隊として育成していた中立戦士、ようめいしゅを一軍登録とする。戦士のめがねれんち、ビショップのとるくれんちを新たに登録。ついでに、魔法使いのあくえりあすをロードにすることを視野に入れて、もう一枚魔法使いのぱいぷれんちを登録。
ステータスを確認してみたら、ようめいしゅは侍に手が届きそうなので、思い切って侍に転職。あくえりあすはLUCKが低く、到底ロードになれそうにないので、当面は見送り。更に、遊撃部隊が1名不足することになるので、戦士のそけっとれんちも新規登録。
例によってマーフィー道場である程度レベルを上げて、B10へ。ビショップのとるくれんちはHPが40ギリギリしかないので、ポイゾンジャイアントに先制攻撃でも食らったら終わるのだが、そこはもう祈ることにする。と、初っ端からグレーターデーモン登場。こいつから逃げそこねたせいで、悪のパーティは壊滅したのだ。
思い切って一か八かのハマン。僧侶とビショップはモンティノ。運良く最初にハマンが発動し、かつ「魔物を黙らせる」が登場。成功!
今回はお供もいないので、バマツとマツを重ねがけして養殖。ACバグにパッチを当てているので、魔法使いまでLO表示になるまで場末を重ねがけすれば、前衛はAC-20にはなっているはず。なので殴られてもまるで当たらず、マヒで崩壊というリスクがないのがありがたい。
侍に転職したばかりのようめいしゅはSTRENGTHが低く、攻撃がなかなか当たらない。戦士のめがねれんちはST18あるものの、武器は「けん」なのでしょぼい。しかも、もう1枚の前衛は盗賊なので、なかなかダメージが通らない。養殖とか難しいこと考えるまでもなく、殲滅スピードより増えるスピードのほうが高いくらいのペースで、100匹以上退治。最後はモーリス重ねがけでなんとか押し切った。あとから呼ばれたやつはAC上がってないようで、結構きつかったが、友達の少ないグレーターデーモンのおかげで助かった。
これで悪のパーティはSAM14, FIG16, THI17, PRI17, MAG15, BIS14となった。これもまあ、敵を選べばワードナまでたどり着ける。
(リセット前提なら普通に勝てる)
そろそろ善のパーティでワードナ討伐に向かうか。
2019年10月29日火曜日
FC版Wizardry #1 010 グレーターデーモン
3代目ぼらぎのーるのLVを10まで上げて、B10へ。HPは50ちょいしかないけれど、これ以上マーフィー道場に通っても時間がかかりすぎるし、死にさえしなければ経験値効率は圧倒的に上回る。アイテムもいいし。
順当にレベルが上っていき、善のパーティでもカシナートのつるぎを拾うものの、ぼらぎのーるはステータスが上がらない。LV13になっても素早さが低く、ロードに転職することができない。これはまた、バンパイアを使って禁断のドレイン&マロールでステータスアップを狙うか、とか考えていたらグレーターデーモンに遭遇。
魔法使いのLVは14あるので、ハマンで失敗しても死にさえしなければマロール逃げが打てる。イチかバチかでハマン、その他使えるキャラはモンティノを投げてみる。沈黙こそ引けないものの、魔力増大(レジスト無効化)を引いて、モンティノで黙らせることに成功。30分くらいだったか、経験値80万あまりを獲得して終了。ぼらぎのーるがLV16まで上がり、ようやくロードへ転職。
転職後またマーフィー道場に通い、LV8まで上げる。ここでほのおのつえを回収に行きたいところだが、3回同じ失敗を繰り返したら流石に間抜けすぎるので、B10へ。何度か逃走に失敗して痛い目にあっているので、LV10メイジとかのうざいやつともきっちり戦い続け、善のパーティでは2個めのカシナートをゲット。
もう一つくらいレベルを上げたら悪のパーティに交代しようか、と考えていたらグレーターデーモンに遭遇。こちらが先制、相手は2匹。とりあえず殴ってみて、ダメージがどれくらい通るか確認してみる。ロードのぼらぎのーるも侍のしーぶりーず(元僧侶)も、STRENGTHが低いのでダメージが通るか心配だったが、さすがにカシナートの力は大きくしっかり当たる。なので、次のターンに使えるやつは全力でモンティノ、魔法使いはハマン。やっぱり沈黙は引けないが、魔力増大を引いたので黙らせる。今度は殲滅のペースもなかなかで、40分位で120万あまりの経験値を獲得。
レベルアップではぼらぎのーるはSTRENGTHがガンガン上がり、主戦力として十分働けるレベルに回復。信仰心はLV14のくせに7しかないけど。ロードなのに。
しーぶりーずは相変わらずSTRENGTHが伸びず、LV17でもまだ12。エルフとは言え、下手するとLV1の戦士より弱い。
しかしこれで、善のパーティはLOR14, FIG22, SAM17, BIS18, MAG18, THI21と、十分ワードナを倒せるレベルに到達。
それ以前にもレベルは十分だったけど、ビショップのくれあらしるがHP30台しかなかったので、下手したら、いや下手しなくてもマダルトで普通に死ねる。でも今回のレベルアップで一気に上がり、HP82まで上昇。これなら戦える。
でも、もし負けたら死体回収に行くだけの実力があるパーティが必要。なので、当面は悪のパーティを育てるかな。
こちらは僧侶を侍にすることができないので、前衛が一枚不足する。魔法使いだけ属性を変えてロードにしたいところだが、そうするとLV7魔法の使用回数は3回になってしまう。シュートまでマロールするのに1回、緊急避難用マロールに1回温存するとなれば、ティルトウェイトは1回しか使えない。この状態でB10を歩き回るのは危険なので、こちらは転職無しで挑むことになるか。
僧侶を魔法使いに転職させれば解決するのだが、そうするとせっかく上がったHPが、ハマンを使った時点で台無しになってしまう。Wizは良く出来てるなあ。
順当にレベルが上っていき、善のパーティでもカシナートのつるぎを拾うものの、ぼらぎのーるはステータスが上がらない。LV13になっても素早さが低く、ロードに転職することができない。これはまた、バンパイアを使って禁断のドレイン&マロールでステータスアップを狙うか、とか考えていたらグレーターデーモンに遭遇。
魔法使いのLVは14あるので、ハマンで失敗しても死にさえしなければマロール逃げが打てる。イチかバチかでハマン、その他使えるキャラはモンティノを投げてみる。沈黙こそ引けないものの、魔力増大(レジスト無効化)を引いて、モンティノで黙らせることに成功。30分くらいだったか、経験値80万あまりを獲得して終了。ぼらぎのーるがLV16まで上がり、ようやくロードへ転職。
転職後またマーフィー道場に通い、LV8まで上げる。ここでほのおのつえを回収に行きたいところだが、3回同じ失敗を繰り返したら流石に間抜けすぎるので、B10へ。何度か逃走に失敗して痛い目にあっているので、LV10メイジとかのうざいやつともきっちり戦い続け、善のパーティでは2個めのカシナートをゲット。
もう一つくらいレベルを上げたら悪のパーティに交代しようか、と考えていたらグレーターデーモンに遭遇。こちらが先制、相手は2匹。とりあえず殴ってみて、ダメージがどれくらい通るか確認してみる。ロードのぼらぎのーるも侍のしーぶりーず(元僧侶)も、STRENGTHが低いのでダメージが通るか心配だったが、さすがにカシナートの力は大きくしっかり当たる。なので、次のターンに使えるやつは全力でモンティノ、魔法使いはハマン。やっぱり沈黙は引けないが、魔力増大を引いたので黙らせる。今度は殲滅のペースもなかなかで、40分位で120万あまりの経験値を獲得。
レベルアップではぼらぎのーるはSTRENGTHがガンガン上がり、主戦力として十分働けるレベルに回復。信仰心はLV14のくせに7しかないけど。ロードなのに。
しーぶりーずは相変わらずSTRENGTHが伸びず、LV17でもまだ12。エルフとは言え、下手するとLV1の戦士より弱い。
しかしこれで、善のパーティはLOR14, FIG22, SAM17, BIS18, MAG18, THI21と、十分ワードナを倒せるレベルに到達。
それ以前にもレベルは十分だったけど、ビショップのくれあらしるがHP30台しかなかったので、下手したら、いや下手しなくてもマダルトで普通に死ねる。でも今回のレベルアップで一気に上がり、HP82まで上昇。これなら戦える。
でも、もし負けたら死体回収に行くだけの実力があるパーティが必要。なので、当面は悪のパーティを育てるかな。
こちらは僧侶を侍にすることができないので、前衛が一枚不足する。魔法使いだけ属性を変えてロードにしたいところだが、そうするとLV7魔法の使用回数は3回になってしまう。シュートまでマロールするのに1回、緊急避難用マロールに1回温存するとなれば、ティルトウェイトは1回しか使えない。この状態でB10を歩き回るのは危険なので、こちらは転職無しで挑むことになるか。
僧侶を魔法使いに転職させれば解決するのだが、そうするとせっかく上がったHPが、ハマンを使った時点で台無しになってしまう。Wizは良く出来てるなあ。
2019年10月28日月曜日
FC版Wizardry #1 009 カシナートとロスト
悪のパーティはマスターレベルに到達したキャラがいないので、まずはそちらのレベルアップ。
魔法使いがマロールを覚えてくれたらB10にも行きやすくなるし、帰路はB10のほうがB9よりも安全なので、先制ブレス食らったり魔法使いの群れから逃げそこねたりしない限り、安全にレベルアップができる。玄室2個くらいまでにしておけば、遭難しても救助に行きやすいし。
そうやってレベルアップしていたら、カシナートのけんをゲット。落としたのはゴーゴンだったかなあ。このときはそのあとにフロストジャイアントとポイゾンジャイアントも出て、マカニトで一掃したら魔法使いがLV13まで成長したのでホクホク。
善のパーティに交代するが、前回全滅したときにほのおのつえを軒並みなくしていたことに気づいて、取りに行く。これがまた失敗だよ。
ハイプリーストのバディでぼらぎのーるが死亡。その他は危なげなく勝利するも、カント寺院でまたも蘇生に失敗し、ロスト・・・2代目ぼらぎのーるも、モンスター配備センターに行ったせいでロストしてしまった。
冷静になって考えてみたら、転職後ってステータスが低いから、蘇生成功率も低いんだよな。うろ覚えだが、レベルも多分初代と同じ、ロードLV8だったと思う。
3代目ぼらぎのーるを登録してまたマーフィー道場から。装備は引き上げてあるので、いきなりまっぷたつのけんとか持たせたけど、もうこのあたり感覚が麻痺してきた。
しかし3代目はレベルアップでもステータスの伸びが悪く、HPなんてLV10でも50ちょいしかない。前回学習した、禁断の被ドレインからマロール逃げでステータス伸ばすか。しかし、HP低いから先に殺されかねんしなあ。
魔法使いがマロールを覚えてくれたらB10にも行きやすくなるし、帰路はB10のほうがB9よりも安全なので、先制ブレス食らったり魔法使いの群れから逃げそこねたりしない限り、安全にレベルアップができる。玄室2個くらいまでにしておけば、遭難しても救助に行きやすいし。
そうやってレベルアップしていたら、カシナートのけんをゲット。落としたのはゴーゴンだったかなあ。このときはそのあとにフロストジャイアントとポイゾンジャイアントも出て、マカニトで一掃したら魔法使いがLV13まで成長したのでホクホク。
善のパーティに交代するが、前回全滅したときにほのおのつえを軒並みなくしていたことに気づいて、取りに行く。これがまた失敗だよ。
ハイプリーストのバディでぼらぎのーるが死亡。その他は危なげなく勝利するも、カント寺院でまたも蘇生に失敗し、ロスト・・・2代目ぼらぎのーるも、モンスター配備センターに行ったせいでロストしてしまった。
冷静になって考えてみたら、転職後ってステータスが低いから、蘇生成功率も低いんだよな。うろ覚えだが、レベルも多分初代と同じ、ロードLV8だったと思う。
3代目ぼらぎのーるを登録してまたマーフィー道場から。装備は引き上げてあるので、いきなりまっぷたつのけんとか持たせたけど、もうこのあたり感覚が麻痺してきた。
しかし3代目はレベルアップでもステータスの伸びが悪く、HPなんてLV10でも50ちょいしかない。前回学習した、禁断の被ドレインからマロール逃げでステータス伸ばすか。しかし、HP低いから先に殺されかねんしなあ。
2019年10月26日土曜日
FC版Wizardry #1 008 三次遭難、四次遭難・・・
もともと背伸びしてB10に足を伸ばしていたので、救助パーティが遭難しまくり。
救助が必要なのは、善のパーティが魔法使いのなろんえーす。悪のパーティは全滅。善のパーティでは、盗賊とビショップはロストしたので戦力なし。遊撃部隊では、戦士のくろれらとようめいしゅは、一応救助に行くことができるだけのHPはある。70くらいだけど。僧侶のあろえとすぴるりなはまだHP低く、魔法使いのみどりむしはLV5なので戦力外。とうちゅうかそうはLV10だがマカニトがない。
そして、ブルーリボンがないのでそこから始めないといけないが、マカニトなしで挑むのは流石にキツイ。なので、マカニトを覚えるまで無心でマーフィー先生を殴る。LV11でマカニトを覚えてくれる。その過程で、あろえがマディを覚える。一軍メンバーのしーぶりーずはLV13になっても覚えなかったのに。
同じく一軍のぼらぎのーるはHPが低いので、除外して一軍から戦士のろきそにん、遊撃部隊の戦士くろれらとようめいしゅ。一軍僧侶のしーぶりーず、遊撃部隊の僧侶あろえ、魔法使いとうちゅうかそうの6人PTでリボンを取りに行く。友好的なメンバーが出迎えてくれたので、戦闘することなくリボンをゲット。宝箱は手に入らなかったが、どちらにせよ盗賊がいないので開けるのは難しいため仕方ない。
リボンをゲットしたところで、遊撃部隊の戦士2枚、僧侶、魔法使いで救助部隊を編成してB10へ。まずは善のパーティ唯一の未回収、魔法使いのなろんえーすを回収。HPはなろんえーすよりとうちゅうかそうのほうが高いので、引き続き悪のパーティを回収に行ったら、またもハタモトとLV10メイジの群れに先制を喰らって首を飛ばされ、逃げるのに失敗してマダルトで全滅。
善のパーティは回収が終わっていたので、今度は善のパーティで救助へ。何人か回収したところでまた全滅。残ったメンバーで救助部隊を編成して向かう。また、回収途中で全滅。結局5回位途中全滅を繰り返しながら、今度こそ終わり・・・といったところでバンパイアの群れに先制攻撃を喰らい、合計6レベルのドレインを喰らいつつ3人マヒ。逃げるのにも失敗して、更に4レベルドレイン喰らった挙げ句全滅。これもう無理やろ・・・
心が折れかけていたが、twitterでつぶやいたあと救助へ。今度こそ救助完了して、蘇生も全員成功。HPを回復して宿に泊まったら、レベルが上がる! 今まで知らなかったが、全滅した場合でもドレインではレベルだけ下がって、経験値は減ってないのね。結果オーライでぼらぎのーるはVITALITYが上がり、HP大幅アップ。そしてロードへの転職条件を満たす! しーぶりーずは覚えそこねていたマディを覚え、こちらも戦力大幅アップ。装備はほとんど失ってしまったものの、最終的にはパーティが強化されたので、なんとか続けられそう。
救助が必要なのは、善のパーティが魔法使いのなろんえーす。悪のパーティは全滅。善のパーティでは、盗賊とビショップはロストしたので戦力なし。遊撃部隊では、戦士のくろれらとようめいしゅは、一応救助に行くことができるだけのHPはある。70くらいだけど。僧侶のあろえとすぴるりなはまだHP低く、魔法使いのみどりむしはLV5なので戦力外。とうちゅうかそうはLV10だがマカニトがない。
そして、ブルーリボンがないのでそこから始めないといけないが、マカニトなしで挑むのは流石にキツイ。なので、マカニトを覚えるまで無心でマーフィー先生を殴る。LV11でマカニトを覚えてくれる。その過程で、あろえがマディを覚える。一軍メンバーのしーぶりーずはLV13になっても覚えなかったのに。
同じく一軍のぼらぎのーるはHPが低いので、除外して一軍から戦士のろきそにん、遊撃部隊の戦士くろれらとようめいしゅ。一軍僧侶のしーぶりーず、遊撃部隊の僧侶あろえ、魔法使いとうちゅうかそうの6人PTでリボンを取りに行く。友好的なメンバーが出迎えてくれたので、戦闘することなくリボンをゲット。宝箱は手に入らなかったが、どちらにせよ盗賊がいないので開けるのは難しいため仕方ない。
リボンをゲットしたところで、遊撃部隊の戦士2枚、僧侶、魔法使いで救助部隊を編成してB10へ。まずは善のパーティ唯一の未回収、魔法使いのなろんえーすを回収。HPはなろんえーすよりとうちゅうかそうのほうが高いので、引き続き悪のパーティを回収に行ったら、またもハタモトとLV10メイジの群れに先制を喰らって首を飛ばされ、逃げるのに失敗してマダルトで全滅。
善のパーティは回収が終わっていたので、今度は善のパーティで救助へ。何人か回収したところでまた全滅。残ったメンバーで救助部隊を編成して向かう。また、回収途中で全滅。結局5回位途中全滅を繰り返しながら、今度こそ終わり・・・といったところでバンパイアの群れに先制攻撃を喰らい、合計6レベルのドレインを喰らいつつ3人マヒ。逃げるのにも失敗して、更に4レベルドレイン喰らった挙げ句全滅。これもう無理やろ・・・
心が折れかけていたが、twitterでつぶやいたあと救助へ。今度こそ救助完了して、蘇生も全員成功。HPを回復して宿に泊まったら、レベルが上がる! 今まで知らなかったが、全滅した場合でもドレインではレベルだけ下がって、経験値は減ってないのね。結果オーライでぼらぎのーるはVITALITYが上がり、HP大幅アップ。そしてロードへの転職条件を満たす! しーぶりーずは覚えそこねていたマディを覚え、こちらも戦力大幅アップ。装備はほとんど失ってしまったものの、最終的にはパーティが強化されたので、なんとか続けられそう。
2019年10月25日金曜日
FC版Wizardry #1 007 ロスト、ロスト、二次遭難!
2代目ぼらぎのーるは、どういうわけかレベルアップしてもVITALITYが全然上がらず、それに伴いHPも上がらない。
ボーナスが少なかったので、STRENGTHとVITALITYに全振りしたのだが、それでも初期VITALITYは11しかない。その後LV10まで上げたのに、まだ12。1しか上がってねえ。むしろ下がることのほうが多かったイメージ。HPも43しかない。
HP80くらいまでマーフィー先生で修行するつもりだったが、あまりに成長しないので諦めてB10へ。フロストジャイアントとかに遭遇できれば、小さなリスクで大きく経験値を稼げる。そう考えたのが甘かった。
B9でナイトストーカーだったかに先制されて、合計で3レベルのドレインを食らう。どうせならぼらぎのーるがドレインされたら、また少ない経験値でレベルアップするのだが、戦士のろきそにんと盗賊のおろないんが受ける。おろないんもHP低いので、まあこれは前向きに捉えることにする。と、B10最初のエンカウントで、うろ覚えだがハタモト、LV10メイジx4、ゴーゴン、キメラx2の群れに先制攻撃を受ける。ハタモトにろきそにんが首を飛ばされ、ブレスの嵐。瀕死の状態で逃走を図るも失敗、マダルト連打であっという間に全滅・・・
まだB10には足を踏み入れていない、悪のパーティで回収するしかない。4人で回収に向かうのがセオリーだが、最近どこかで、全滅後のロスト判定は全滅時点でなされているとかいう情報を見た。ならば急いで行かなくとも、5人で行って1人ずつ回収すればいいか、と考えて一応訓練場でチェックしてみたら、2名消えている・・・盗賊のおろないんとビショップのくれあらしる。
くれあらしるは、しのゆびわを売ったお金を一人で持っていたので、90万ゴールド近く持っていた。
おろないんはささえのたての他、虎の子のちっそくのゆびわも持っていたがこれも消える。ほのおのつえ3本はまあ簡単に諦められるけれど。
くれあらしるもぼらぎのーる同様、思い入れのある名前なのでキツイ。キツイけど仕方ない。こいつも転生させることにする。人間で作ろうとしたが4回チャレンジしてもビショップにできなかったので(ボーナス9でもビショップになれないとか地味にキツイ)、諦めてエルフ。ボーナス5しかなかったけど。
盗賊は、ホビットのさろんぱすを新規登録。こっちは確実になれるので問題無し。
安全のため5人パーティで一人ずつ回収。順調に行っていたと思うと、また罠が。
マスターニンジャ、LV7メイジ、ワイバーンの群れ。マスターニンジャを殴り、あとはマカニトで一掃、と思っていたら、初手でマスターニンジャのクリティカルヒット。その後LV7メイジ4体が連続でラハリト、ダルト、ラハリト・・・
結局一度も行動することなく二次遭難が発生。これはキツイ。。。
ボーナスが少なかったので、STRENGTHとVITALITYに全振りしたのだが、それでも初期VITALITYは11しかない。その後LV10まで上げたのに、まだ12。1しか上がってねえ。むしろ下がることのほうが多かったイメージ。HPも43しかない。
HP80くらいまでマーフィー先生で修行するつもりだったが、あまりに成長しないので諦めてB10へ。フロストジャイアントとかに遭遇できれば、小さなリスクで大きく経験値を稼げる。そう考えたのが甘かった。
B9でナイトストーカーだったかに先制されて、合計で3レベルのドレインを食らう。どうせならぼらぎのーるがドレインされたら、また少ない経験値でレベルアップするのだが、戦士のろきそにんと盗賊のおろないんが受ける。おろないんもHP低いので、まあこれは前向きに捉えることにする。と、B10最初のエンカウントで、うろ覚えだがハタモト、LV10メイジx4、ゴーゴン、キメラx2の群れに先制攻撃を受ける。ハタモトにろきそにんが首を飛ばされ、ブレスの嵐。瀕死の状態で逃走を図るも失敗、マダルト連打であっという間に全滅・・・
まだB10には足を踏み入れていない、悪のパーティで回収するしかない。4人で回収に向かうのがセオリーだが、最近どこかで、全滅後のロスト判定は全滅時点でなされているとかいう情報を見た。ならば急いで行かなくとも、5人で行って1人ずつ回収すればいいか、と考えて一応訓練場でチェックしてみたら、2名消えている・・・盗賊のおろないんとビショップのくれあらしる。
くれあらしるは、しのゆびわを売ったお金を一人で持っていたので、90万ゴールド近く持っていた。
おろないんはささえのたての他、虎の子のちっそくのゆびわも持っていたがこれも消える。ほのおのつえ3本はまあ簡単に諦められるけれど。
くれあらしるもぼらぎのーる同様、思い入れのある名前なのでキツイ。キツイけど仕方ない。こいつも転生させることにする。人間で作ろうとしたが4回チャレンジしてもビショップにできなかったので(ボーナス9でもビショップになれないとか地味にキツイ)、諦めてエルフ。ボーナス5しかなかったけど。
盗賊は、ホビットのさろんぱすを新規登録。こっちは確実になれるので問題無し。
安全のため5人パーティで一人ずつ回収。順調に行っていたと思うと、また罠が。
マスターニンジャ、LV7メイジ、ワイバーンの群れ。マスターニンジャを殴り、あとはマカニトで一掃、と思っていたら、初手でマスターニンジャのクリティカルヒット。その後LV7メイジ4体が連続でラハリト、ダルト、ラハリト・・・
結局一度も行動することなく二次遭難が発生。これはキツイ。。。
2019年10月24日木曜日
FC版Wizardry #1 006 ドレイン&ロスト
2パーティともブルーリボンを取ったところで、善のパーティでは戦士のぼらぎのーるが条件を満たしていたので、ロードに転職。
回復が厚くなるのは、航続距離が伸びるので随分楽になる。悪のパーティでは、げーたれーどの信仰心が7しかないので無理。とりあえずマーフィ先生でLV6まで上げて、B5に行くことにする。
本当はいきなりB9, B10に行ったほうが帰って安全だし効率的なのだが、なにせ今回は「ささえのたて」が出るパッチを当てている。なので、出してみたいじゃないですか。
と、行ってみたらいきなりガス爆弾に引っかかって全員毒。コントロールセンターに通ったおかげて溜め込んだ毒消しを吐き出して、それに加えてラツモフィス。フロア内を歩き回っていたらメデューサリザードに遭遇。実はこいつと遭遇するのは初めてかもしれぬ。B5を歩いた経験そのものが殆どないしなあ。こいつの攻撃で毒を受けて、石化! 実は僧侶のしーぶりーずは、LV11だがマディがない。やむなく帰投しようとしたら、毒まで受けてやがる。ラツモフィスがもうない。ロードのぼらぎのーるは、どういうわけかディオスを覚えそこねてやがるので、僧侶とビショップのディオスで耐えて耐えてどうにか戻る。毒消し、買い込まないとなあ。
何度か挑むものの、あまりに時間効率が悪すぎるので、早々に方針を変えてB9へ。B9, B10でレベルを上げて楽になってから戻ってこよう。
と、B9に行ったら、オーガロードからあっさりささえのたてを入手。パッチの設定が適当なのか。落とすモンスターリストにオーガロードは載ってなかったのだが。
その足できりさきのけん2本も拾うことができて、こりゃ幸先いいと思っていたらまた落とし穴。LV10メイジ5匹に対して、モンティノ2発かけても1匹しか黙ってくれず、ラハリト連打を食らって戦士と僧侶を残し死亡。すぐ逃げるべきだったが、気の迷いで戦闘続行。偶然次のターンでモンティノが全部通ったので事なきを得たが、相手が一手早ければ全滅だった。これがあるから怖い。
とりあえず僧侶がマディを覚え、魔法使いがマロールを覚えるまではやろうと潜っていたら、ライフスティーラーに不意打ちされて盗賊が今回初のエナジードレインを受ける。それもいきなり2レベルぶん。直前にレベルアップしたばかりだったのに。
取り返すべく戦っていたら、4個持ってたほのおのつえがなくなったので、コントロールセンターまで取りに行く。ハイニンジャに、ロードのぼらぎのーるがクリティカルヒットを食らうものの、マカニトもモンティノも決まって危なげなく勝利。しかし盗賊のおろないんが罠の解除に失敗、警報でザコ敵を呼んでしまう。宝箱の回収できず。
しかも、ぼらぎのーるがカント寺院で蘇生に失敗、ロスト! 唯一のロード、LV10まで育てたのに!
思い入れのあるキャラなので、訓練場で転生させて再度戦士から作り直す。ぼらぎのーる・・・
回復が厚くなるのは、航続距離が伸びるので随分楽になる。悪のパーティでは、げーたれーどの信仰心が7しかないので無理。とりあえずマーフィ先生でLV6まで上げて、B5に行くことにする。
本当はいきなりB9, B10に行ったほうが帰って安全だし効率的なのだが、なにせ今回は「ささえのたて」が出るパッチを当てている。なので、出してみたいじゃないですか。
と、行ってみたらいきなりガス爆弾に引っかかって全員毒。コントロールセンターに通ったおかげて溜め込んだ毒消しを吐き出して、それに加えてラツモフィス。フロア内を歩き回っていたらメデューサリザードに遭遇。実はこいつと遭遇するのは初めてかもしれぬ。B5を歩いた経験そのものが殆どないしなあ。こいつの攻撃で毒を受けて、石化! 実は僧侶のしーぶりーずは、LV11だがマディがない。やむなく帰投しようとしたら、毒まで受けてやがる。ラツモフィスがもうない。ロードのぼらぎのーるは、どういうわけかディオスを覚えそこねてやがるので、僧侶とビショップのディオスで耐えて耐えてどうにか戻る。毒消し、買い込まないとなあ。
何度か挑むものの、あまりに時間効率が悪すぎるので、早々に方針を変えてB9へ。B9, B10でレベルを上げて楽になってから戻ってこよう。
と、B9に行ったら、オーガロードからあっさりささえのたてを入手。パッチの設定が適当なのか。落とすモンスターリストにオーガロードは載ってなかったのだが。
その足できりさきのけん2本も拾うことができて、こりゃ幸先いいと思っていたらまた落とし穴。LV10メイジ5匹に対して、モンティノ2発かけても1匹しか黙ってくれず、ラハリト連打を食らって戦士と僧侶を残し死亡。すぐ逃げるべきだったが、気の迷いで戦闘続行。偶然次のターンでモンティノが全部通ったので事なきを得たが、相手が一手早ければ全滅だった。これがあるから怖い。
とりあえず僧侶がマディを覚え、魔法使いがマロールを覚えるまではやろうと潜っていたら、ライフスティーラーに不意打ちされて盗賊が今回初のエナジードレインを受ける。それもいきなり2レベルぶん。直前にレベルアップしたばかりだったのに。
取り返すべく戦っていたら、4個持ってたほのおのつえがなくなったので、コントロールセンターまで取りに行く。ハイニンジャに、ロードのぼらぎのーるがクリティカルヒットを食らうものの、マカニトもモンティノも決まって危なげなく勝利。しかし盗賊のおろないんが罠の解除に失敗、警報でザコ敵を呼んでしまう。宝箱の回収できず。
しかも、ぼらぎのーるがカント寺院で蘇生に失敗、ロスト! 唯一のロード、LV10まで育てたのに!
思い入れのあるキャラなので、訓練場で転生させて再度戦士から作り直す。ぼらぎのーる・・・
2019年10月23日水曜日
FC版Wizardry #1 005 救助パーティ
全滅した悪のパーティを救いに行く、救助部隊を編成。
本来は悪と中立だけでパーティ組みたいところだが、僧侶と魔法使いが育っていないので、前のパーティから借りる。中立の戦士が、付き合いのあるパーティを救助に行くのに頼み込んだ、とでも言うところか。
善のパーティから中立戦士のろきそにん、遊撃部隊から中立戦士のようめいしゅを呼んできてまずは2名。僧侶と魔法使いは、善のしーぶりーずとなろんえーすを引っ張り出して救助へ。さっき6人で全滅したところに、今度は4人で救助に向かうというのがWizの恐ろしいところ。しかも、向かう先は必ず固定で強敵が潜んでいる、モンスター配備センター。
ようめいしゅはブルーリボン獲得戦のデビューが、いきなり4人パーティという修羅場。とはいえ先手さえ取られなければなんとかなるので、緊張したことに対しあっさりと撃破。まずは僧侶と魔法使い、あみのさぷりとあくえりあすを回収、蘇生。これで、悪と中立だけでパーティが編成できる。
再編成して2度めの救助へ。今度もあっさり撃破して、前衛2枚のげーたれーどとぽかりすえっとを回収、蘇生。装備はなくなっていたので、ボルタックで再度買い物して3回目の救助行。今度は本来の悪のパーティで挑む。
3回目の救助も、ラハリトとハイニンジャの攻撃で前衛が1枚沈んだものの、問題なく撃破。勝ったと思った、その油断に悪魔はつけ込んでくる。死人が出たので、しのゆびわはある意味安全に持ち帰ることができる。カルフォを2回かけて、スタナーだったので前衛に開けさせて回復。ゆびわを死体に持たせて帰投。帰ってまずビショップを蘇生させて、それから指輪を鑑定して売ろうかと思ったら、いない。なんと、指輪の回収に意識が行ってしまい、死体の回収を忘れている・・・
慌てて4回目の救助へ。同じような展開でげーたれーどが死亡するも勝利。今度はガス爆弾、開けてマディで回復。死体に指輪をもたせる。部屋を出る、リボンの部屋でまた死体の回収を忘れたことに気づく!
慌てて引き返そうとするも、一方通行なので戻れない。仕方無しにもう一度回り込むと、またハイニンジャ様御一行。こいつら、復活するのか・・・
すでにマディは使い切ってるし、マカニトもないし、前衛は一枚落ちているしで戦士、僧侶、魔法使いの3人で再戦。当然逃げることはできないので、まず全滅だなあ、と思いつつ一応頑張る。僧侶はハイプリーストにモンティノ。魔法使いはLV7メイジにダルト。戦士はハイニンジャを殴る。うまいこと最初にモンティノが決まり、ラハリトは1回食らったもののダルトでメイジを落とす。
次のターン、僧侶はLV7ファイターにマニフォ。戦士はハイニンジャを殴る、殴り返されて首を落とされる。既にラハリトは使い切っているので、虎の子のマハリトを投げたらなんとかハイニンジャが落ちる。
次のターン、僧侶は再びマニフォ。魔法使いがファイターにマハリト。マハリトくらいでは落ちない。次のターン、ファイターに殴られて魔法使いのHPは3なのでディアルマ。マハリト2発ではまだ落ちない。次のターン、ディアルマとマハリトで、まだファイターは落ちない。ここでマハリトまでガス欠。
万事休すか、と思ったら、偶然僧侶が杖を拾っていたので使う。魔法使いはカティノ。これでやっとファイターが1枚落ちる。次のターンも繰り返して、ようやく勝ちが見えてくる。見えると言うか、ハイプリーストの気が変わって殴りかかってこない限り、ダメージは受けないので安心。炎の杖3回で退治、劇勝。
今度こそ死体を回収して、撤収。リボンの部屋でガスドラゴンから逃げられず、ブレスを浴びて魔法使いが死亡。僧侶だけ逃げて、自分にありったけの回復。再び部屋に入ると、今度は汚い犬(多分コヨーテ)が出てきたので、炎の杖で一掃。
その次の部屋ではワーラット、ここでも炎の杖をふろうとしたら壊れている。でもこいつは、地味に殴り続ければ退治できるので、どうにか撃退。瀕死の思いでどうにか逃げ帰り、無事に全員蘇生。
我ながらなんと不毛なことをしたものか。
しかし結果的に、ハンディキャップマッチで4勝したと言うものの、フルメンバーの悪のパーティではまだ勝っていない。もう一度行って、きれいな形でリボンを取ったら下へ行こう。
本来は悪と中立だけでパーティ組みたいところだが、僧侶と魔法使いが育っていないので、前のパーティから借りる。中立の戦士が、付き合いのあるパーティを救助に行くのに頼み込んだ、とでも言うところか。
善のパーティから中立戦士のろきそにん、遊撃部隊から中立戦士のようめいしゅを呼んできてまずは2名。僧侶と魔法使いは、善のしーぶりーずとなろんえーすを引っ張り出して救助へ。さっき6人で全滅したところに、今度は4人で救助に向かうというのがWizの恐ろしいところ。しかも、向かう先は必ず固定で強敵が潜んでいる、モンスター配備センター。
ようめいしゅはブルーリボン獲得戦のデビューが、いきなり4人パーティという修羅場。とはいえ先手さえ取られなければなんとかなるので、緊張したことに対しあっさりと撃破。まずは僧侶と魔法使い、あみのさぷりとあくえりあすを回収、蘇生。これで、悪と中立だけでパーティが編成できる。
再編成して2度めの救助へ。今度もあっさり撃破して、前衛2枚のげーたれーどとぽかりすえっとを回収、蘇生。装備はなくなっていたので、ボルタックで再度買い物して3回目の救助行。今度は本来の悪のパーティで挑む。
3回目の救助も、ラハリトとハイニンジャの攻撃で前衛が1枚沈んだものの、問題なく撃破。勝ったと思った、その油断に悪魔はつけ込んでくる。死人が出たので、しのゆびわはある意味安全に持ち帰ることができる。カルフォを2回かけて、スタナーだったので前衛に開けさせて回復。ゆびわを死体に持たせて帰投。帰ってまずビショップを蘇生させて、それから指輪を鑑定して売ろうかと思ったら、いない。なんと、指輪の回収に意識が行ってしまい、死体の回収を忘れている・・・
慌てて4回目の救助へ。同じような展開でげーたれーどが死亡するも勝利。今度はガス爆弾、開けてマディで回復。死体に指輪をもたせる。部屋を出る、リボンの部屋でまた死体の回収を忘れたことに気づく!
慌てて引き返そうとするも、一方通行なので戻れない。仕方無しにもう一度回り込むと、またハイニンジャ様御一行。こいつら、復活するのか・・・
すでにマディは使い切ってるし、マカニトもないし、前衛は一枚落ちているしで戦士、僧侶、魔法使いの3人で再戦。当然逃げることはできないので、まず全滅だなあ、と思いつつ一応頑張る。僧侶はハイプリーストにモンティノ。魔法使いはLV7メイジにダルト。戦士はハイニンジャを殴る。うまいこと最初にモンティノが決まり、ラハリトは1回食らったもののダルトでメイジを落とす。
次のターン、僧侶はLV7ファイターにマニフォ。戦士はハイニンジャを殴る、殴り返されて首を落とされる。既にラハリトは使い切っているので、虎の子のマハリトを投げたらなんとかハイニンジャが落ちる。
次のターン、僧侶は再びマニフォ。魔法使いがファイターにマハリト。マハリトくらいでは落ちない。次のターン、ファイターに殴られて魔法使いのHPは3なのでディアルマ。マハリト2発ではまだ落ちない。次のターン、ディアルマとマハリトで、まだファイターは落ちない。ここでマハリトまでガス欠。
万事休すか、と思ったら、偶然僧侶が杖を拾っていたので使う。魔法使いはカティノ。これでやっとファイターが1枚落ちる。次のターンも繰り返して、ようやく勝ちが見えてくる。見えると言うか、ハイプリーストの気が変わって殴りかかってこない限り、ダメージは受けないので安心。炎の杖3回で退治、劇勝。
今度こそ死体を回収して、撤収。リボンの部屋でガスドラゴンから逃げられず、ブレスを浴びて魔法使いが死亡。僧侶だけ逃げて、自分にありったけの回復。再び部屋に入ると、今度は汚い犬(多分コヨーテ)が出てきたので、炎の杖で一掃。
その次の部屋ではワーラット、ここでも炎の杖をふろうとしたら壊れている。でもこいつは、地味に殴り続ければ退治できるので、どうにか撃退。瀕死の思いでどうにか逃げ帰り、無事に全員蘇生。
我ながらなんと不毛なことをしたものか。
しかし結果的に、ハンディキャップマッチで4勝したと言うものの、フルメンバーの悪のパーティではまだ勝っていない。もう一度行って、きれいな形でリボンを取ったら下へ行こう。
FC版Wizardry #1 004 ブルーリボン
悪のパーティをもう1レベル上げるのだるいなあ、と思ってぼんやり眺めていたら、いつの間にか魔法使いのあくえりあすがLV11になっていた。
流石にこれならマカニトを覚えているだろう、と確認したら大丈夫。悪のパーティはビショップのらぶすぽーつ以外HP高めなので、これならどっちもリボン取れる。ということで、早速善のパーティから。
ラハリトを一発食らうも、直後にマカニトが入ってLV7ファイターとLV7メイジを消し飛ばす。ハイプリーストには一発でモンティノが決まる。ハイニンジャのクリティカルヒットで盗賊のおろないんが首を飛ばされたが、次のターンにはハイニンジャも撃退して、文句なしに勝利。しのゆびわは死体に持たせて回収、鑑定にも成功して善のパーティは拍子抜けするほどあっさりとリボン獲得終了。
そして悪のパーティ。魔法使いのHPだって62もあるので、こっちは安心。マカニトも覚えてたし。
扉を蹴破ると、出てきたのは友好的な鎧を着た男。これが善のパーティなら良かったのに、総都合よく行かないのがWiz。なので悪らしく、ツバを吐きかけて戦闘開始。
やはりLV7メイジに先制ラハリトを食らう。このパーティはHP高めだから、ビショップのらぶすぽーつ以外は余裕を持って見ていられる。らぶすぽーつは瀕死の重傷を負うも、全員耐えたと思ったらハイプリーストのモンティノが僧侶と魔法使いに刺さる・・・
らぶすぽーつのモンティノはハイプリーストに効くも、次のラハリトでらぶすぽーつ昇天。ハイニンジャの攻撃で、シーフのえねるげんも昇天。この状況で、魔法は回復も攻撃もできないとなると、勝てるわけがねえ・・・
今まで何度もここで全滅したけど、モンティノで負けたのは初めてだなあ。だいたいラハリトで魔法使いが落ちたり、クリティカルヒットで前衛が落ちたりするのが敗因だった。
これだからWizは恐ろしい。
前衛は遊撃隊、僧侶と魔法使いだけ善のパーティから借りて、救出に行くか。
流石にこれならマカニトを覚えているだろう、と確認したら大丈夫。悪のパーティはビショップのらぶすぽーつ以外HP高めなので、これならどっちもリボン取れる。ということで、早速善のパーティから。
ラハリトを一発食らうも、直後にマカニトが入ってLV7ファイターとLV7メイジを消し飛ばす。ハイプリーストには一発でモンティノが決まる。ハイニンジャのクリティカルヒットで盗賊のおろないんが首を飛ばされたが、次のターンにはハイニンジャも撃退して、文句なしに勝利。しのゆびわは死体に持たせて回収、鑑定にも成功して善のパーティは拍子抜けするほどあっさりとリボン獲得終了。
そして悪のパーティ。魔法使いのHPだって62もあるので、こっちは安心。マカニトも覚えてたし。
扉を蹴破ると、出てきたのは友好的な鎧を着た男。これが善のパーティなら良かったのに、総都合よく行かないのがWiz。なので悪らしく、ツバを吐きかけて戦闘開始。
やはりLV7メイジに先制ラハリトを食らう。このパーティはHP高めだから、ビショップのらぶすぽーつ以外は余裕を持って見ていられる。らぶすぽーつは瀕死の重傷を負うも、全員耐えたと思ったらハイプリーストのモンティノが僧侶と魔法使いに刺さる・・・
らぶすぽーつのモンティノはハイプリーストに効くも、次のラハリトでらぶすぽーつ昇天。ハイニンジャの攻撃で、シーフのえねるげんも昇天。この状況で、魔法は回復も攻撃もできないとなると、勝てるわけがねえ・・・
今まで何度もここで全滅したけど、モンティノで負けたのは初めてだなあ。だいたいラハリトで魔法使いが落ちたり、クリティカルヒットで前衛が落ちたりするのが敗因だった。
これだからWizは恐ろしい。
前衛は遊撃隊、僧侶と魔法使いだけ善のパーティから借りて、救出に行くか。
FC版Wizardry #1 003 最序盤(悪ほか)
悪のパーティで再開。
こちらは死人こそ出ないものの、スタナーに引っかかりまくって金がない。とはいえLV5に到達したあたりから楽になって、次第に金が貯まるようになる。
ある程度溜まってきたら装備を整え、前衛がLV7になったところでマーフィー先生に挑戦。こちらは善のパーティよりも苦戦して、2戦で撤退。とは言え、こちらも鍵2個を入手したので、B1Fでやることは終了。
B2Fでは毒のリスクも増えるし、全滅の危険が格段に上がるので、毒消し購入資金稼ぎを兼ねて遊撃舞台を育成。ちょっとずつキャラを入れ替えて、攻略部隊がLV7-9、遊撃部隊がLV5-8まで育ったところで一旦終了。善のパーティから、2階に挑む。
とは言え、十分以上のレベルがあるので、B2Fでは何ら問題なく蛙の置物、熊の置物、金の鍵を両パーティともゲット。
魔法使いはマカニト覚えてるし、普通ならもうブルーリボン取りに行くところ。リセットありなら。
しかし今回は、リセットなしだからこのレベルで挑むにはリスクが高いし、ステータス厳選してないせいでHPも低いから、先制されたりマカニト遅れたりしたら普通に前衛でも死ねる。なので、慎重に慎重を重ねて普段は行かないB3Fへ。
B3Fって普通に回った記憶が殆どなかったが、ボーパルバニーとか登場するのな。毒も結構受けるし、あっという間に毒消しがなくなる。B3F, B4Fで安定して戦えるようになる頃には、コントロールセンターでも普通に戦えそう。
でも先制されてLV7ファイターとハイニンジャに殴られて、次のターンにマカニトが遅れてラハリトでも食らったら簡単に壊滅する。万全を期するにはLV13でも足りないくらいだけど、目安としては盗賊のHPが50超えるくらいかなあ。それ以上を求めると先が長すぎるし、そこまでやっても結局マカニトよりLV7メイジの行動が早かったら、結局後衛が落ちるリスクが高いのは変わらない。
ただし負ける可能性があるということは、回収に行く可能性があるということ。なので、結局は善悪のパーティ両方に加え、遊撃部隊もそこそこレベルを上げておかないと危険。
しかしやっていたら、善のパーティは盗賊のおろないんがVIT低いためなかなかHP上がらない。戦士2枚と僧侶のしーぶりーずは十分なHPあるのだが、僧侶が落ちた日には壊滅してしまうので前に出すわけにはいかない。逆に盗賊なら、落ちたところで宝箱を諦めればいいだけの話なので、このまま突っ込むか。
悪のパーティは、魔法使いのあくえりあすがマカニトだけ覚えてくれないのでまだ挑めない。マカニトを覚えないので、B3FやB4Fでの戦闘も余裕がなく、レベルアップに時間がかかる。
B10Fから城へののワープがあるから、少々死人が出ても毒を受けてラツモフィスが切れても、全滅を避けるという意味では帰路はB9FやB10Fのほうが安全。経験値も多いし、アイテムもいい。
しかしもし負けてしまったら、死体回収は最大でも5人PTで挑むことになるから、更に難度が上がる。さてどうしよう。
こちらは死人こそ出ないものの、スタナーに引っかかりまくって金がない。とはいえLV5に到達したあたりから楽になって、次第に金が貯まるようになる。
ある程度溜まってきたら装備を整え、前衛がLV7になったところでマーフィー先生に挑戦。こちらは善のパーティよりも苦戦して、2戦で撤退。とは言え、こちらも鍵2個を入手したので、B1Fでやることは終了。
B2Fでは毒のリスクも増えるし、全滅の危険が格段に上がるので、毒消し購入資金稼ぎを兼ねて遊撃舞台を育成。ちょっとずつキャラを入れ替えて、攻略部隊がLV7-9、遊撃部隊がLV5-8まで育ったところで一旦終了。善のパーティから、2階に挑む。
とは言え、十分以上のレベルがあるので、B2Fでは何ら問題なく蛙の置物、熊の置物、金の鍵を両パーティともゲット。
魔法使いはマカニト覚えてるし、普通ならもうブルーリボン取りに行くところ。リセットありなら。
しかし今回は、リセットなしだからこのレベルで挑むにはリスクが高いし、ステータス厳選してないせいでHPも低いから、先制されたりマカニト遅れたりしたら普通に前衛でも死ねる。なので、慎重に慎重を重ねて普段は行かないB3Fへ。
B3Fって普通に回った記憶が殆どなかったが、ボーパルバニーとか登場するのな。毒も結構受けるし、あっという間に毒消しがなくなる。B3F, B4Fで安定して戦えるようになる頃には、コントロールセンターでも普通に戦えそう。
でも先制されてLV7ファイターとハイニンジャに殴られて、次のターンにマカニトが遅れてラハリトでも食らったら簡単に壊滅する。万全を期するにはLV13でも足りないくらいだけど、目安としては盗賊のHPが50超えるくらいかなあ。それ以上を求めると先が長すぎるし、そこまでやっても結局マカニトよりLV7メイジの行動が早かったら、結局後衛が落ちるリスクが高いのは変わらない。
ただし負ける可能性があるということは、回収に行く可能性があるということ。なので、結局は善悪のパーティ両方に加え、遊撃部隊もそこそこレベルを上げておかないと危険。
しかしやっていたら、善のパーティは盗賊のおろないんがVIT低いためなかなかHP上がらない。戦士2枚と僧侶のしーぶりーずは十分なHPあるのだが、僧侶が落ちた日には壊滅してしまうので前に出すわけにはいかない。逆に盗賊なら、落ちたところで宝箱を諦めればいいだけの話なので、このまま突っ込むか。
悪のパーティは、魔法使いのあくえりあすがマカニトだけ覚えてくれないのでまだ挑めない。マカニトを覚えないので、B3FやB4Fでの戦闘も余裕がなく、レベルアップに時間がかかる。
B10Fから城へののワープがあるから、少々死人が出ても毒を受けてラツモフィスが切れても、全滅を避けるという意味では帰路はB9FやB10Fのほうが安全。経験値も多いし、アイテムもいい。
しかしもし負けてしまったら、死体回収は最大でも5人PTで挑むことになるから、更に難度が上がる。さてどうしよう。
2019年10月22日火曜日
FC版Wizardry #1 002 最序盤(善)
パーティ編成は下記の通り。
善のパーティ:
G-FIG: ぼらぎのーる
N-FIG: ろきそにん
G-PRI: めんそれーたむ
N-THI: おろないん
G-MAG: なろんえーす
G-BIS: くれあらしる
悪のパーティ:
E-FIG: げーたれーど
N-SAM: ぽかりすえっと
E-PRI: あみのさぷり
E-THI: えねるげん
E-MAG: あくえりあす
E-BIS: らぶすぽーつ
遊撃隊:
G-FIG: くろれら
N-FIG: ようめいしゅ
G-PRI: あろえ
E-PRI: すぴるりな
E-MAG: みどりむし
G-MAG: とうちゅうかそう
救助部隊はだいたい戦士2+僧侶+魔法使いになるはずなので、そういうキャラを作成。
本来戦士2枚は中立にしとくと楽なんだけど、あまり好きじゃないので善にしておいた。悪にしとけばマーフィー先生のレベルアップが楽だったな、と後悔したが。
とりあえず魔法使いがマハリトを覚えるまでは階段近くの玄室を中心にレベルアップ、という定番戦略で始めたら、まあキツイのなんの。
ステータスが低いので、一戦一戦が命がけの熱戦。とりあえず善のパーティから始めてみたら、魔法使いのなろんえーすはカティノが1回しか使えない。ビショップのくれあらしるは2回。1回の戦闘でカティノ1回なら3戦できるけど、敵が4匹とかいたらそうも言ってられないので、とにかく1戦ごとに宿。と、罠の識別で操作ミスをしてしまい、盗賊ではなく僧侶のめんそれーたむで触ってしまったら毒針に引っかかって死亡。まだレベル1なのに。
全員のお金をかき集めて蘇生を試みたら、初っ端から失敗して灰になる。もうお金がないので、いきなり救助部隊用に作成した僧侶、あろえを採用。
気を取り直してレベルアップを続けるも、なにせステータスが低いので罠にも簡単に引っかかる。スタナーに引っかかったり、爆弾で死人を出したり、毒針で自分が死んだりして、めんそれーたむを生き返らせるどころかパーティを維持するだけのお金が出ていく一方。それでもだいたいLV3になった頃から余裕が出始めて、LV5到達時点でようやくお金がたまりめんそれーたむにカドルト。失敗、ロスト・・・
ノーリセットとは言え、ガチでLV1のロストを出すとは思わんかった。当面はあろえが善のパーティを務めることとして、応援部隊として新たにエルフ善の僧侶、しーぶりーずを登録。
マハリトを覚えたところで少しだけ遠出して、銀の鍵を入手。このあたりで前衛が強くなってきたので、あろえを引っ込めてしーぶりーずに交代。一度毒針に引っかかって盗賊のおろないんが死んだだけで、あとは順当にレベルが上ってしーぶりーずがLV6、その他がLV7になったところで青銅の鍵を取るついでにマーフィー先生に初挑戦。STが低いせいか、攻撃が当たらねえ・・・ディルト、モーリスを使い切ってたった4戦しかできずに撤退。まあでも、とりあえず1階でやるべきことは終わったので、ここらで悪のパーティに交代。
善のパーティ:
G-FIG: ぼらぎのーる
N-FIG: ろきそにん
G-PRI: めんそれーたむ
N-THI: おろないん
G-MAG: なろんえーす
G-BIS: くれあらしる
悪のパーティ:
E-FIG: げーたれーど
N-SAM: ぽかりすえっと
E-PRI: あみのさぷり
E-THI: えねるげん
E-MAG: あくえりあす
E-BIS: らぶすぽーつ
遊撃隊:
G-FIG: くろれら
N-FIG: ようめいしゅ
G-PRI: あろえ
E-PRI: すぴるりな
E-MAG: みどりむし
G-MAG: とうちゅうかそう
救助部隊はだいたい戦士2+僧侶+魔法使いになるはずなので、そういうキャラを作成。
本来戦士2枚は中立にしとくと楽なんだけど、あまり好きじゃないので善にしておいた。悪にしとけばマーフィー先生のレベルアップが楽だったな、と後悔したが。
とりあえず魔法使いがマハリトを覚えるまでは階段近くの玄室を中心にレベルアップ、という定番戦略で始めたら、まあキツイのなんの。
ステータスが低いので、一戦一戦が命がけの熱戦。とりあえず善のパーティから始めてみたら、魔法使いのなろんえーすはカティノが1回しか使えない。ビショップのくれあらしるは2回。1回の戦闘でカティノ1回なら3戦できるけど、敵が4匹とかいたらそうも言ってられないので、とにかく1戦ごとに宿。と、罠の識別で操作ミスをしてしまい、盗賊ではなく僧侶のめんそれーたむで触ってしまったら毒針に引っかかって死亡。まだレベル1なのに。
全員のお金をかき集めて蘇生を試みたら、初っ端から失敗して灰になる。もうお金がないので、いきなり救助部隊用に作成した僧侶、あろえを採用。
気を取り直してレベルアップを続けるも、なにせステータスが低いので罠にも簡単に引っかかる。スタナーに引っかかったり、爆弾で死人を出したり、毒針で自分が死んだりして、めんそれーたむを生き返らせるどころかパーティを維持するだけのお金が出ていく一方。それでもだいたいLV3になった頃から余裕が出始めて、LV5到達時点でようやくお金がたまりめんそれーたむにカドルト。失敗、ロスト・・・
ノーリセットとは言え、ガチでLV1のロストを出すとは思わんかった。当面はあろえが善のパーティを務めることとして、応援部隊として新たにエルフ善の僧侶、しーぶりーずを登録。
マハリトを覚えたところで少しだけ遠出して、銀の鍵を入手。このあたりで前衛が強くなってきたので、あろえを引っ込めてしーぶりーずに交代。一度毒針に引っかかって盗賊のおろないんが死んだだけで、あとは順当にレベルが上ってしーぶりーずがLV6、その他がLV7になったところで青銅の鍵を取るついでにマーフィー先生に初挑戦。STが低いせいか、攻撃が当たらねえ・・・ディルト、モーリスを使い切ってたった4戦しかできずに撤退。まあでも、とりあえず1階でやるべきことは終わったので、ここらで悪のパーティに交代。
2019年10月21日月曜日
FC版Wizardry #1 001 旅立ち
さあ遊ぶぞ、というわけで一応自分ルールを決める。と言っても大したものではない。
最初の2つは当然として、属性についても一応。
#1は悪シリーズの装備が強いので、ある程度育ったら侍だろうがロードだろうが悪にして、悪装備で身を固めるのが定番だと思う(違う?)
でも一応、悪シリーズが強いのは「パーティに侍もロードもいない」という前提があるだろうから、と考えて、原則禁止。
原則と書いたのは、遭難したパーティの救出で善悪混成を組むことはあるだろうし、そのときに属性が変わってしまったら基本的にもとに戻す方向で調整すること。それと、多分将来的に悪のロードを一人は作る。「ロードになるために善を騙った」と解釈することにして。でもこれくらい。
なので、昔遊んでた頃は中立のキャラなんて作らなかったけど、今回は普通に作る。特に遭難救助パーティだと活躍するし。
アイテムについても、善のパーティが「あくのよろい」とか見つけても、悪のパーティにただで渡したりはしない。一方がカシナートを拾っても、他方が「けん」のまま戦っていても、それまで使っていた「まっぷたつのけん」を渡したりもしない。ボルタックに売るし、必要なパーティは買う。もちろん、一緒にパーティ組んでるときに拾ったものは、パーティ内でベストのキャラに持たせるけど。
できることは何でもする、というのは、プレイヤーの知識は使うということ。
何も知らないふりしてマッピングしたりしないし、マーフィー先生やマピロ先生も活用する。玄室モンスターにうざいのが出たら逃げる。ドレイン食らったらマロールで逃げたりもする。でも当然、マロール逃げが使えない状況だったら甘んじてドレインを受け入れる。たとえそれが、バンパイアロードに4レベル下げられたものでも。
さてそれではキャラメイク。リセットなしなら普通に全滅があるので、最初からそれを想定して善のパーティ、悪のパーティ、救助部隊用キャラと18キャラ作っちゃう。
ボーナスポイントの厳選を行わなかったので、初期ステータスはひどい。
ボーナス5とかのキャラ、普通の訓練場なら「適正なし」として追い返されてそうだが、今回は採用。予め編成を決めてから作ってたので、善のパーティでくれあらしるの25ポイントが無駄に光る。侍にしても良かったんだけど、そうすると前衛が余っちゃうので、予定通りビショップに。実はここだけ、ボーナス5が出てビショップの予定がなれなかったので降り直している。このせいで、悪のパーティのビショップ、らぶすぽーつは人間の予定だったっがエルフにした。
ぽかりすえっとはドワーフでボーナス18を叩き出したので、戦士の予定だったが侍に。
またどういうわけか、戦士キャラがことごとく金を持っていなかったせいで、剣と盾だけというやつ続出。
とりあえず善と悪のパーティで1回ずつ迷宮に潜ってみたら、悪のパーティでは最初の戦闘でいきなりアンデットコボルドに先制されて僧侶のあみのさぷりが死亡。1ゴールドも稼がないうちに死体になって、PTはもっと貧乏に。並び順を換えて盗賊を前に出したら、今度はオークに先制されて盗賊のえねるげんが死亡。こっちは先が思いやられる・・・
- ノーリセット
- キャラメイク時のボーナスポイント厳選も不可
- 属性は基本的に尊重する
- それ以外できることは何でもする
最初の2つは当然として、属性についても一応。
#1は悪シリーズの装備が強いので、ある程度育ったら侍だろうがロードだろうが悪にして、悪装備で身を固めるのが定番だと思う(違う?)
でも一応、悪シリーズが強いのは「パーティに侍もロードもいない」という前提があるだろうから、と考えて、原則禁止。
原則と書いたのは、遭難したパーティの救出で善悪混成を組むことはあるだろうし、そのときに属性が変わってしまったら基本的にもとに戻す方向で調整すること。それと、多分将来的に悪のロードを一人は作る。「ロードになるために善を騙った」と解釈することにして。でもこれくらい。
なので、昔遊んでた頃は中立のキャラなんて作らなかったけど、今回は普通に作る。特に遭難救助パーティだと活躍するし。
アイテムについても、善のパーティが「あくのよろい」とか見つけても、悪のパーティにただで渡したりはしない。一方がカシナートを拾っても、他方が「けん」のまま戦っていても、それまで使っていた「まっぷたつのけん」を渡したりもしない。ボルタックに売るし、必要なパーティは買う。もちろん、一緒にパーティ組んでるときに拾ったものは、パーティ内でベストのキャラに持たせるけど。
できることは何でもする、というのは、プレイヤーの知識は使うということ。
何も知らないふりしてマッピングしたりしないし、マーフィー先生やマピロ先生も活用する。玄室モンスターにうざいのが出たら逃げる。ドレイン食らったらマロールで逃げたりもする。でも当然、マロール逃げが使えない状況だったら甘んじてドレインを受け入れる。たとえそれが、バンパイアロードに4レベル下げられたものでも。
さてそれではキャラメイク。リセットなしなら普通に全滅があるので、最初からそれを想定して善のパーティ、悪のパーティ、救助部隊用キャラと18キャラ作っちゃう。
ボーナスポイントの厳選を行わなかったので、初期ステータスはひどい。
ボーナス5とかのキャラ、普通の訓練場なら「適正なし」として追い返されてそうだが、今回は採用。予め編成を決めてから作ってたので、善のパーティでくれあらしるの25ポイントが無駄に光る。侍にしても良かったんだけど、そうすると前衛が余っちゃうので、予定通りビショップに。実はここだけ、ボーナス5が出てビショップの予定がなれなかったので降り直している。このせいで、悪のパーティのビショップ、らぶすぽーつは人間の予定だったっがエルフにした。
ぽかりすえっとはドワーフでボーナス18を叩き出したので、戦士の予定だったが侍に。
またどういうわけか、戦士キャラがことごとく金を持っていなかったせいで、剣と盾だけというやつ続出。
とりあえず善と悪のパーティで1回ずつ迷宮に潜ってみたら、悪のパーティでは最初の戦闘でいきなりアンデットコボルドに先制されて僧侶のあみのさぷりが死亡。1ゴールドも稼がないうちに死体になって、PTはもっと貧乏に。並び順を換えて盗賊を前に出したら、今度はオークに先制されて盗賊のえねるげんが死亡。こっちは先が思いやられる・・・
名前 | 種族 | 属性 | STR | INT | PIE | VIT | AGI | LUC | BP | HP | 職業 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ぼらぎのーる | HUMAN | GOOD | 12 | 8 | 7 | 11 | 8 | 9 | 9 | 13 | FIG |
ろきそにん | DWARF | NEUTRAL | 15 | 7 | 10 | 11 | 5 | 6 | 6 | 10 | FIG |
めんそれーたむ | ELF | GOOD | 7 | 10 | 11 | 14 | 9 | 6 | 9 | 8 | PRI |
おろないん | HOBBIT | NEUTRAL | 6 | 7 | 7 | 10 | 12 | 15 | 7 | 6 | THI |
なろんえーす | GNOME | GOOD | 7 | 11 | 10 | 10 | 10 | 7 | 6 | 5 | MAG |
くれあらしる | HUMAN | GOOD | 8 | 13 | 13 | 15 | 12 | 10 | 25 | 3 | BIS |
げーたれーど | HUMAN | EVIL | 12 | 8 | 5 | 12 | 8 | 9 | 8 | 11 | FIG |
ぽかりすえっと | DWARF | NEUTRAL | 15 | 11 | 10 | 14 | 10 | 6 | 18 | 18 | SAM |
あみのさぷり | GNOME | EVIL | 8 | 7 | 12 | 13 | 10 | 7 | 8 | 7 | PRI |
えねるげん | HUMAN | EVIL | 12 | 8 | 5 | 15 | 13 | 9 | 16 | 6 | THI |
あくえりあす | ELF | EVIL | 7 | 12 | 10 | 13 | 9 | 6 | 9 | 4 | MAG |
らぶすぽーつ | ELF | EVIL | 7 | 12 | 12 | 10 | 9 | 6 | 8 | 8 | BIS |
くろれら | DWARF | GOOD | 15 | 7 | 10 | 13 | 9 | 10 | 16 | 10 | FIG |
ようめいしゅ | HUMAN | NEUTRAL | 12 | 8 | 5 | 9 | 8 | 9 | 5 | 11 | FIG |
あろえ | GNOME | GOOD | 8 | 7 | 11 | 13 | 10 | 7 | 7 | 10 | PRI |
すぴるりな | ELF | EVIL | 7 | 10 | 11 | 10 | 9 | 6 | 5 | 9 | PRI |
みどりむし | HUMAN | EVIL | 8 | 11 | 5 | 13 | 8 | 9 | 8 | 6 | MAG |
とうちゅうかそう | HUMAN | GOOD | 8 | 11 | 5 | 10 | 8 | 9 | 5 | 3 | MAG |
自分用メモ:FC版Wizardry #1を遊べるようになるまで
※この記事は合法的にFC版Wizardryを遊ぶためのものであり、違法行為を助長する意図はありません。
twitterでいろいろ書いていたら、どうしてもFC版Wizardryを遊びたくなってしまったので、色々調べて遊べるようになったのでメモ。
何年も経って、PCも新しくなったあとで「また遊びたい」と思ったときのために。
■違法性
調べてみたところ、
といった感じだったので、ROMだけ入手しても、ROMイメージをどこからともなくダウンロードしてくるのは違法。
どうしても遊びたければ、自分でROMイメージを吸い出す必要がある。
書いたとおり、プロテクトがかかっているのを吸うのは問題がありそうなので、CDとかDVDとかのメディアで提供されているソフト(PSとか)は、合法的にエミュレータで遊ぶのは難しいのかもしれない。今回は関係ないけど。
吸い出し機はいろいろ存在するようだが、フリーで回路図が公開されているkazzoというものがあった。
最初は自分で作ろうかと思ったけれど、回路図を見てもさっぱりわからなかった。詳しい知人にお願いしようとも思ったけれど、プリント基板を用意しないと半端なく大変そうなのでこれも見送り。完成品を販売しているところがあったので、お金で解決することにした。ROMはメルカリで入手。
■セットアップ
ドライバのインストールは、販売店のblogを参照して実施。
でもちょっと躓いたのでメモ。
対象のデバイスに "kazzo" と出てるはずが、出てこない。Options -> List All Devices をチェックすると出てくるようになるので、デバイスで "kazzo" を選択。ドライバに "libusb-win32 (v1.2.6.0)" を選択してインストール。
一応、成功したかどうかデバイスマネージャで確認しておく。
■吸い出し
吸い出しも販売店のblogを参照して実施。"anago wx.exe" を使う。
カートリッジは逆差し防止がないので、向きに注意。LEDランプがついている方が前。
"ROM image" のところに吸い出す ROM のファイル名を入力して "dump" で吸い出し開始。吸い出し自体はできるものの、どうも正しく吸い出せていないらしい。エミュレータで読み込んでも、起動しない。
"script" を "mmc1_skrom.ag" に変更して "dump" すると、下の欄に "name:ウィザードリィ" と表示されたので成功っぽい。エミュレータでも起動に成功。
■エミュレータ
これは違法性のところに書いたとおり、実機から吸い出したプログラムを含んでいるものはアウト。
今出回っているものは多分大丈夫だと思うけれど、ソースを見たりプログラムを解析したりして確認したわけではないので、どのエミュレータを使ったかは書かない。
■パッチ
FC版Wizardry#1には、かなり深刻なバグがある。当時は全然気が付かなかったけど。
有名かつ深刻なものとしては、キャラクターのACが機能しない(殴ってくる敵のACが参照されている)ものと、「ささえのたて」がパラメータ設定ミスにより基本的に出ない(何らかのバグが生じた場合のみ出る)というもの。
これらを修正するパッチが有志により公開されているので、これを当てる。パッチはいろんなのがあって、石垣環コミック版のイメージを再現したもの(フラックとレイバーロードが同時に出てくるなど)もある。ちょっと気になったけど、あまりにオリジナルのバランスからかけ離れすぎているので、懐古主義の今回のテーマからは合わないためスルー。今回当てたのは、ACバグ、罠解除率バグ、倍打バグ、防御効果バグ(パリーが機能してないのかな?)、誤字修正、ささえのたて入手可能という修正のセット。ささえのたては、AppleII版では結構いろんなモンスターが落とすらしく、それに準拠してるようなので結構入手は簡単かもしれない。
さあ旅に出るぞ!
twitterでいろいろ書いていたら、どうしてもFC版Wizardryを遊びたくなってしまったので、色々調べて遊べるようになったのでメモ。
何年も経って、PCも新しくなったあとで「また遊びたい」と思ったときのために。
■違法性
調べてみたところ、
- 自分が所持していないROMカートリッジのデータを入手するのは違法(当然)
- ROMカートリッジを持っていても、自分のROMカートリッジから吸い出したデータでないと違法(の可能性が高い)
- データを吸い出す際、プロテクトがかかっているのを回避して吸い出すのは違法
- エミュレータは、BIOSなどのプログラムに実機から吸い出したものを使っていると違法、自分で所持する実機から吸い出して補填するか、スクラッチで作ったものであれば大丈夫
といった感じだったので、ROMだけ入手しても、ROMイメージをどこからともなくダウンロードしてくるのは違法。
どうしても遊びたければ、自分でROMイメージを吸い出す必要がある。
書いたとおり、プロテクトがかかっているのを吸うのは問題がありそうなので、CDとかDVDとかのメディアで提供されているソフト(PSとか)は、合法的にエミュレータで遊ぶのは難しいのかもしれない。今回は関係ないけど。
吸い出し機はいろいろ存在するようだが、フリーで回路図が公開されているkazzoというものがあった。
最初は自分で作ろうかと思ったけれど、回路図を見てもさっぱりわからなかった。詳しい知人にお願いしようとも思ったけれど、プリント基板を用意しないと半端なく大変そうなのでこれも見送り。完成品を販売しているところがあったので、お金で解決することにした。ROMはメルカリで入手。
■セットアップ
ドライバのインストールは、販売店のblogを参照して実施。
でもちょっと躓いたのでメモ。
対象のデバイスに "kazzo" と出てるはずが、出てこない。Options -> List All Devices をチェックすると出てくるようになるので、デバイスで "kazzo" を選択。ドライバに "libusb-win32 (v1.2.6.0)" を選択してインストール。
一応、成功したかどうかデバイスマネージャで確認しておく。
■吸い出し
吸い出しも販売店のblogを参照して実施。"anago wx.exe" を使う。
カートリッジは逆差し防止がないので、向きに注意。LEDランプがついている方が前。
"ROM image" のところに吸い出す ROM のファイル名を入力して "dump" で吸い出し開始。吸い出し自体はできるものの、どうも正しく吸い出せていないらしい。エミュレータで読み込んでも、起動しない。
"script" を "mmc1_skrom.ag" に変更して "dump" すると、下の欄に "name:ウィザードリィ" と表示されたので成功っぽい。エミュレータでも起動に成功。
■エミュレータ
これは違法性のところに書いたとおり、実機から吸い出したプログラムを含んでいるものはアウト。
今出回っているものは多分大丈夫だと思うけれど、ソースを見たりプログラムを解析したりして確認したわけではないので、どのエミュレータを使ったかは書かない。
■パッチ
FC版Wizardry#1には、かなり深刻なバグがある。当時は全然気が付かなかったけど。
有名かつ深刻なものとしては、キャラクターのACが機能しない(殴ってくる敵のACが参照されている)ものと、「ささえのたて」がパラメータ設定ミスにより基本的に出ない(何らかのバグが生じた場合のみ出る)というもの。
これらを修正するパッチが有志により公開されているので、これを当てる。パッチはいろんなのがあって、石垣環コミック版のイメージを再現したもの(フラックとレイバーロードが同時に出てくるなど)もある。ちょっと気になったけど、あまりにオリジナルのバランスからかけ離れすぎているので、懐古主義の今回のテーマからは合わないためスルー。今回当てたのは、ACバグ、罠解除率バグ、倍打バグ、防御効果バグ(パリーが機能してないのかな?)、誤字修正、ささえのたて入手可能という修正のセット。ささえのたては、AppleII版では結構いろんなモンスターが落とすらしく、それに準拠してるようなので結構入手は簡単かもしれない。
さあ旅に出るぞ!
2019年9月26日木曜日
私の少年 第33話 棘(ネタバレ感想)
【感想・考察】
ついに聡子が真修に、自分の本心を語る時が来た。
もしかしたら、聡子が本心を語るのは、真修が初めてなのかもしれない。少なくとも家族には語らないだろうし、椎川にも語ったことはないのだろう。
相変わらず展開に雑なところはあるけれど、聡子と真修の会話で成り立っているぶん、あまり目立たない。そして今回は、内容がいい。。。いい。。。
聡子が溜め込んで溜め込んで、それでも真修には「何でも話して」と、作り笑いをしながら真修の心配をする聡子。ところが真修に「いっしょに帰ろう」と声をかけられた途端、一気に目線が真修と同じ高さになる。今回は真修が大人に、聡子が中学生になる描写がちょこちょこ出る。これはお互いにとって相手がそう見えているのか、それともそういう心境で話をしているのか、どちらなんだろう。最初に聡子が中学生になるのは、恐らく聡子自身の感覚が中学生になったんだろうけれど、その後はどちらとも解釈できるからよくわからない。
しかし今回は、真修がイケメンっぷりを発揮しすぎて心が痛い。こんなん完璧すぎるやろ。
前回聡子が涙を流したとき、心臓の音を聞かせて癒やすのは真修の役目だと思っていたけど、今回は真修が聡子を泣かせてしまった。真修は聡子を泣かせすぎ。いやそれがいいんだけど。
今回は本当に、うまく語れない。ただひたすらに、いいなーという読後感。読み直しても変わらない。
聡子の心にあった最大の壁は壊れてしまったから、次回以降は困難を二人で乗り越えていく展開になるんだろう。まだ元樹の問題は解決していないのだから、今後は元樹を始めとする周囲の無理解や妨害に対し、二人がどう対峙していくかという話になると思うのだが、ここまで心が結びついていたらどんな困難が出てきても比較的安心して読めそう。うんうん、今は苦しいよね、でも必ず乗り越えられるから、と変に高い視点から読んでしまいそうだ。
高野先生が一番書きたかったというのは、このあたりの心の機微なのかな。
33話が収録されているヤンマガはこちら。
ついに聡子が真修に、自分の本心を語る時が来た。
もしかしたら、聡子が本心を語るのは、真修が初めてなのかもしれない。少なくとも家族には語らないだろうし、椎川にも語ったことはないのだろう。
相変わらず展開に雑なところはあるけれど、聡子と真修の会話で成り立っているぶん、あまり目立たない。そして今回は、内容がいい。。。いい。。。
聡子が溜め込んで溜め込んで、それでも真修には「何でも話して」と、作り笑いをしながら真修の心配をする聡子。ところが真修に「いっしょに帰ろう」と声をかけられた途端、一気に目線が真修と同じ高さになる。今回は真修が大人に、聡子が中学生になる描写がちょこちょこ出る。これはお互いにとって相手がそう見えているのか、それともそういう心境で話をしているのか、どちらなんだろう。最初に聡子が中学生になるのは、恐らく聡子自身の感覚が中学生になったんだろうけれど、その後はどちらとも解釈できるからよくわからない。
しかし今回は、真修がイケメンっぷりを発揮しすぎて心が痛い。こんなん完璧すぎるやろ。
前回聡子が涙を流したとき、心臓の音を聞かせて癒やすのは真修の役目だと思っていたけど、今回は真修が聡子を泣かせてしまった。真修は聡子を泣かせすぎ。いやそれがいいんだけど。
今回は本当に、うまく語れない。ただひたすらに、いいなーという読後感。読み直しても変わらない。
聡子の心にあった最大の壁は壊れてしまったから、次回以降は困難を二人で乗り越えていく展開になるんだろう。まだ元樹の問題は解決していないのだから、今後は元樹を始めとする周囲の無理解や妨害に対し、二人がどう対峙していくかという話になると思うのだが、ここまで心が結びついていたらどんな困難が出てきても比較的安心して読めそう。うんうん、今は苦しいよね、でも必ず乗り越えられるから、と変に高い視点から読んでしまいそうだ。
高野先生が一番書きたかったというのは、このあたりの心の機微なのかな。
33話が収録されているヤンマガはこちら。
2019年8月28日水曜日
私の少年 第32話 親子(ネタバレ感想)
【感想・考察】
これまではっきり描写されていなかった、聡子と真修の家庭環境が明らかにされてきた。
されてきたのだが、これまでの内容から違和感をおぼえることもあり、まだ読みこなせていない。
聡子母、仮にK子としておこう。
K子の思考回路がわからない。前回の引き、「娘に何してんのよ」のあと、聡子を問い詰めるのがまず意味不明。その後、八島を家に上げているのに至ってはもう、どういう展開になったらそうなるのか想像もつかん。達郎だっているんだから、家じゃなくてせめて外の店だろう。「外でする話じゃないから」とかの展開なんだろうが、聡子もまゆもあの流れなら大反対だろ。まあ、話を聞かない性格、というのを描写したのだろうけれど。
その後の話でも、全面的に八島の味方をしている理由がわからん。聡子の話を全く聞いてないじゃないか。
聡子のことを「本当にお父さんの子どもだわ」というK子、父親からは「男性関係で問題を起こすとは母さんの子どもなんだな」といわれる。つまりどっちからも、(血縁はともかく)自分の子ではない、と言われているに等しい。聡子には、理解してくれる人がいる、帰るべき家はないという描写なんだろう。唯一理解を示し、少なくとも敵ではない存在のまゆは、一年後にいなくなることが明言されているわけだし。
真修父の描写はもっと謎。
家庭のことには全く関心がないような反応なのに、「家が乗っ取られてる」とかこぼす。いやお前、乗っ取りを心配するほど自分の世界作れてなかっただろ。混沌が自分の世界とでもいわない限り。
真修に対する態度も、「義理の息子」に対する態度にしか思えない。
今回一番の謎がこれ。
真修が「遼一のお母さんも野菜って苦手だった?」と聞いているから、真修と遼一の母親は別人であろうことが暗示されている。
元樹がゆきを思い出して、真修は「本当に母さんの子どもなんだな」と言っているから、真修の発言と併せて、二人にとって単に母さんという表現をしたときは、ゆきのことを指していると思われる。家に仏壇があったし、そもそもゆきの母親がばあちゃんとして来ていることを考えると、元樹の最後の妻はゆきなんだろう。
しかし、26話「告白」では、遼一が幼児の頃の写真が登場している。乳児といってよさそうな年頃。真修は3~4歳位か。もしもゆきが遼一の母親でないのだとしたら、元樹は何らかの事情で前妻と別れ(最短だと、遼一母は遼一を生んだときに落命したのかもしれない)乳児の遼一を連れてゆきと再婚したのか。どんな別れ方であれ、そんなにすぐ再婚できるほど割り切れるものなのか。
真修も当時は元樹によく懐いているような写真。持ち前の素直さで、ゆきがいた当時は元樹にも心を許していたという描写(そしてゆきが亡くなってから、元樹との関係が崩れていったという暗示)なのかもしれないが。
だが同じく26話のばあちゃんの反応では、遼一もゆきの実子に思える。
仮に、真修がゆきの連れ子で、遼一は元樹とゆきの間の子だとすると、真修の発言が意味不明になる。
しかし、牛乳を買うときの描写に遼一が存在しないことを考えると、恐らく遼一はゆきの子なのだろう。ゆきの実家は遠方だし、元樹の実家も乳児の遼一を預けられるほどの近くとは考えにくい。だとしたら、現在ばあちゃんではなく、元樹の実家にヘルプを頼んでいておかしくないし。この当時もばあちゃんが来てくれていた可能性もあるが、「ゆきがいたころはたくさん写真を送ってくれた」という発言をしていたから、恐らくあまり一緒にはいなかったのだろう。
結局遼一の母親は誰なんだ。納得できる解釈が思いつかん。
今回のテーマは、聡子も真修も、家は帰るべき安住の場所ではないということなのだろうか。
ふたりとも、親から子ども扱いされ、それに反発している。それに、子ども扱いしていながら、子供のことを理解しようとしていないことも共通。
【追記・訂正】
真修は元樹に声をかけているから、真修は家族も大切にしたいのかもしれない。親から自由になろうとする聡子と、親とともにいたい真修の対比なのかもしれぬ。
【追記終わり】
つまり、ふたりともお互いを必要としている、ということなのだろうな。
それはそれで説得力のある話なんだけど、個人的には「選択肢は他にもあるはずなのに、自分たちの意思で一緒にいることを選ぶ」という展開になってほしいなあ。現状だと、一緒にいる以外は心の安寧が保てない環境なんだもの。
あくまで個人的な意見なので、もちろんそれを望まない人も多いだろうし、高野先生はきっと別なことを考えているのだろうけれど。
もう一つ気になったのが、聡子の「結婚も妊娠も選択していい歳なんでしょ」という独白。
女性の感覚はわからないんだが、「妊娠」っていう表現使うかなあ。「結婚も子どもも」と言わないのかな。基礎体温を測る描写の伏線はまだ回収されていないし、聡子は妊娠した経験があるのだろうか。ないと思ってるんだがなあ。
最後に、結婚詐欺動画は予想外に、和樹が最初に発見。真修ではないと思ったが、和樹だと聡子のことを知らないから話は広がらないと思っていた。まさかモノマネとは。
そして多分、次回は真修が聡子にLINEを投げても既読がつかず、電話をしても繋がらず、悶々とするのだろう。聡子はスマホを壊しちゃったからもうコンタクト取れないし。いや画面割れただけかもしれないけどね。
おまけにどうでもいい話、聡子の泣き顔が「ちいさい女の子のよう」に見えた。意図的な描写なんだろうか。
32話が収録されているヤンマガはこちら。
これまではっきり描写されていなかった、聡子と真修の家庭環境が明らかにされてきた。
されてきたのだが、これまでの内容から違和感をおぼえることもあり、まだ読みこなせていない。
聡子母、仮にK子としておこう。
K子の思考回路がわからない。前回の引き、「娘に何してんのよ」のあと、聡子を問い詰めるのがまず意味不明。その後、八島を家に上げているのに至ってはもう、どういう展開になったらそうなるのか想像もつかん。達郎だっているんだから、家じゃなくてせめて外の店だろう。「外でする話じゃないから」とかの展開なんだろうが、聡子もまゆもあの流れなら大反対だろ。まあ、話を聞かない性格、というのを描写したのだろうけれど。
その後の話でも、全面的に八島の味方をしている理由がわからん。聡子の話を全く聞いてないじゃないか。
聡子のことを「本当にお父さんの子どもだわ」というK子、父親からは「男性関係で問題を起こすとは母さんの子どもなんだな」といわれる。つまりどっちからも、(血縁はともかく)自分の子ではない、と言われているに等しい。聡子には、理解してくれる人がいる、帰るべき家はないという描写なんだろう。唯一理解を示し、少なくとも敵ではない存在のまゆは、一年後にいなくなることが明言されているわけだし。
真修父の描写はもっと謎。
家庭のことには全く関心がないような反応なのに、「家が乗っ取られてる」とかこぼす。いやお前、乗っ取りを心配するほど自分の世界作れてなかっただろ。混沌が自分の世界とでもいわない限り。
真修に対する態度も、「義理の息子」に対する態度にしか思えない。
今回一番の謎がこれ。
真修が「遼一のお母さんも野菜って苦手だった?」と聞いているから、真修と遼一の母親は別人であろうことが暗示されている。
元樹がゆきを思い出して、真修は「本当に母さんの子どもなんだな」と言っているから、真修の発言と併せて、二人にとって単に母さんという表現をしたときは、ゆきのことを指していると思われる。家に仏壇があったし、そもそもゆきの母親がばあちゃんとして来ていることを考えると、元樹の最後の妻はゆきなんだろう。
しかし、26話「告白」では、遼一が幼児の頃の写真が登場している。乳児といってよさそうな年頃。真修は3~4歳位か。もしもゆきが遼一の母親でないのだとしたら、元樹は何らかの事情で前妻と別れ(最短だと、遼一母は遼一を生んだときに落命したのかもしれない)乳児の遼一を連れてゆきと再婚したのか。どんな別れ方であれ、そんなにすぐ再婚できるほど割り切れるものなのか。
真修も当時は元樹によく懐いているような写真。持ち前の素直さで、ゆきがいた当時は元樹にも心を許していたという描写(そしてゆきが亡くなってから、元樹との関係が崩れていったという暗示)なのかもしれないが。
だが同じく26話のばあちゃんの反応では、遼一もゆきの実子に思える。
仮に、真修がゆきの連れ子で、遼一は元樹とゆきの間の子だとすると、真修の発言が意味不明になる。
しかし、牛乳を買うときの描写に遼一が存在しないことを考えると、恐らく遼一はゆきの子なのだろう。ゆきの実家は遠方だし、元樹の実家も乳児の遼一を預けられるほどの近くとは考えにくい。だとしたら、現在ばあちゃんではなく、元樹の実家にヘルプを頼んでいておかしくないし。この当時もばあちゃんが来てくれていた可能性もあるが、「ゆきがいたころはたくさん写真を送ってくれた」という発言をしていたから、恐らくあまり一緒にはいなかったのだろう。
結局遼一の母親は誰なんだ。納得できる解釈が思いつかん。
今回のテーマは、聡子も真修も、家は帰るべき安住の場所ではないということなのだろうか。
ふたりとも、親から子ども扱いされ、それに反発している。それに、子ども扱いしていながら、子供のことを理解しようとしていないことも共通。
【追記・訂正】
真修は元樹に声をかけているから、真修は家族も大切にしたいのかもしれない。親から自由になろうとする聡子と、親とともにいたい真修の対比なのかもしれぬ。
【追記終わり】
つまり、ふたりともお互いを必要としている、ということなのだろうな。
それはそれで説得力のある話なんだけど、個人的には「選択肢は他にもあるはずなのに、自分たちの意思で一緒にいることを選ぶ」という展開になってほしいなあ。現状だと、一緒にいる以外は心の安寧が保てない環境なんだもの。
あくまで個人的な意見なので、もちろんそれを望まない人も多いだろうし、高野先生はきっと別なことを考えているのだろうけれど。
もう一つ気になったのが、聡子の「結婚も妊娠も選択していい歳なんでしょ」という独白。
女性の感覚はわからないんだが、「妊娠」っていう表現使うかなあ。「結婚も子どもも」と言わないのかな。基礎体温を測る描写の伏線はまだ回収されていないし、聡子は妊娠した経験があるのだろうか。ないと思ってるんだがなあ。
最後に、結婚詐欺動画は予想外に、和樹が最初に発見。真修ではないと思ったが、和樹だと聡子のことを知らないから話は広がらないと思っていた。まさかモノマネとは。
そして多分、次回は真修が聡子にLINEを投げても既読がつかず、電話をしても繋がらず、悶々とするのだろう。聡子はスマホを壊しちゃったからもうコンタクト取れないし。いや画面割れただけかもしれないけどね。
おまけにどうでもいい話、聡子の泣き顔が「ちいさい女の子のよう」に見えた。意図的な描写なんだろうか。
32話が収録されているヤンマガはこちら。
2019年7月28日日曜日
私の少年 第31話 年明け(ネタバレ感想)
【感想・考察】
迷走を始めてしまったんだろうか。
前半、というか大半は展開が動いて、これからどういう物語になっていくのか方向性が暗示されたと思ったのだが、最後に話が変な方向へ大きく動いてしまった。
新年、実家で過ごす聡子のモノローグから始まった今回。聡子視点は久しぶり。12月に上京したばかりだから帰省しないだろうと思っていたのだが、まゆの影響で帰省している。そのきっかけは、第14話で名前だけ登場したまゆの彼氏、達郎の存在。法曹関係の仕事をしているということで、聡子が洗いざらい相談する決心をしたから、らしい。
まさかここで達郎が出てくるとは思わなかった。9月だか10月だかにできたばかりの彼氏をほっといて12月には東京に移住してしまうくらいだから、あっさり別れたもんだと思ってたのに。それも、聡子と真修に何があったのか、きちんと相談する最初の人物として登場するとは想像すらしていなかった。まゆの(見かけ上の)チャラさ、なんとかプランナーというふわっとした肩書から、広告やマーケティングなどの華やかな世界にいる人物だろうと想像していたのだが。
聡子は相談する過程で、真修について「ただそばにいたい」と表現している。これはもう母性だよなあ。22話では恋愛感情を意識したような描写があったけれど、その感情はさほど大きくなかったのか、押し殺しているのか、それとも母性が大きく上回っているのか。
まゆの感想からは、「聡子が恋愛感情を持っていると判断するのは間違い」と受け止めたのであろうことが読み取れる。
そして最後、これも14話以来となるクソ野郎、八島の再登場。聡子のことを結婚詐欺師呼ばわりして泣き叫び、動画を投稿される。
読者の誰からも、二度と登場しない人物だと思われてたんじゃないか。今回もフォローのしようがないクソ野郎っぷりを見せつけていたけれど、多分これは深堀りされないんじゃないかなあ。聡子の感情としては歯牙にもかけていないだろうから、生活の平穏を乱すことはあっても、感情をどうこうするわけではないだろうし。単に投稿された動画を発見した真修が、「聡子は結婚を意識する年齢」という現実と向き合う、その布石以上の存在ではないような気がする。もしかしたら、次回以降はもう名前だけの登場で、本人は出てこないかもしれない。
しかしここ最近の話、アラというか気になる点が増えてきた。
以前は緻密に計算された、詰将棋のような話の展開だったのに、最近は無理のある展開や変な設定が多い。今回も、気になる不自然なところがいくつか。
高野先生が以前書いていた、「本当に書きたいことは30話前後の話」ということを考えると、次回~次次回あたりが山場になるんだろうか。
29話、30話を読んでいると引き伸ばしが始まった印象を受けたのだが、今回は急に動いた。クライマックスが近づいてきたのだろうか。
「普通こうなるよね」という結末にはしない、とどこかのインタビューで答えていたし、「大人と子供がただそばにいる関係」が円満に成立したら、それは確かに普通ではない。でもそれって、二人は本当に幸せなのかなあ。
31話が収録されているヤンマガはこちら。
迷走を始めてしまったんだろうか。
前半、というか大半は展開が動いて、これからどういう物語になっていくのか方向性が暗示されたと思ったのだが、最後に話が変な方向へ大きく動いてしまった。
新年、実家で過ごす聡子のモノローグから始まった今回。聡子視点は久しぶり。12月に上京したばかりだから帰省しないだろうと思っていたのだが、まゆの影響で帰省している。そのきっかけは、第14話で名前だけ登場したまゆの彼氏、達郎の存在。法曹関係の仕事をしているということで、聡子が洗いざらい相談する決心をしたから、らしい。
まさかここで達郎が出てくるとは思わなかった。9月だか10月だかにできたばかりの彼氏をほっといて12月には東京に移住してしまうくらいだから、あっさり別れたもんだと思ってたのに。それも、聡子と真修に何があったのか、きちんと相談する最初の人物として登場するとは想像すらしていなかった。まゆの(見かけ上の)チャラさ、なんとかプランナーというふわっとした肩書から、広告やマーケティングなどの華やかな世界にいる人物だろうと想像していたのだが。
聡子は相談する過程で、真修について「ただそばにいたい」と表現している。これはもう母性だよなあ。22話では恋愛感情を意識したような描写があったけれど、その感情はさほど大きくなかったのか、押し殺しているのか、それとも母性が大きく上回っているのか。
まゆの感想からは、「聡子が恋愛感情を持っていると判断するのは間違い」と受け止めたのであろうことが読み取れる。
そして最後、これも14話以来となるクソ野郎、八島の再登場。聡子のことを結婚詐欺師呼ばわりして泣き叫び、動画を投稿される。
読者の誰からも、二度と登場しない人物だと思われてたんじゃないか。今回もフォローのしようがないクソ野郎っぷりを見せつけていたけれど、多分これは深堀りされないんじゃないかなあ。聡子の感情としては歯牙にもかけていないだろうから、生活の平穏を乱すことはあっても、感情をどうこうするわけではないだろうし。単に投稿された動画を発見した真修が、「聡子は結婚を意識する年齢」という現実と向き合う、その布石以上の存在ではないような気がする。もしかしたら、次回以降はもう名前だけの登場で、本人は出てこないかもしれない。
しかしここ最近の話、アラというか気になる点が増えてきた。
以前は緻密に計算された、詰将棋のような話の展開だったのに、最近は無理のある展開や変な設定が多い。今回も、気になる不自然なところがいくつか。
- まゆは何について「ひとりで解決しようとしてる」と言ったのか? 聡子が解決したかったのは真修の家庭環境だし、それは現時点でかなり改善されているというのは聡子もまゆも認識しているはず。 なので、今の時点では「聡子がどうしたいのか」は問題になるけど、「解決する」ことはないのでは? 一体どういう話し方をしたのか?
- 元樹対策なしに帰省したのか? 年末年始は元樹が帰宅してくる可能性は高いし、そうなると聡子の話が耳に入る可能性はそれなりにある。真修がばあちゃんにどういう口止めをしたかはわからないけど、「お見舞いに来てくれたことは伏せて」という内容であったら、ばあちゃんが知り合った人という内容で話題に登ってもおかしくない。それこそ、「カラオケで知り合った若い友達のお姉さんが、なんと真修のコーチだったのよ」なんて話すのは不自然でもなんでもない。 あるいは、遼一の口から伝わってもおかしくない。遼一が聡子の存在に気づいていないというのも不自然だし。 達郎に相談したとおり、聡子が元樹と対峙するのであれば、聡子から先にアプローチしないと話すら聞いてもらえないリスクは高い。それこそ、ばあちゃんなり遼一なりから聡子の存在を知った元樹がヨネサスに「あの女、戻ってきたかと思ったらもう真修にちょっかい出してる」なんてクレームを先に入れられた日には、もうどうにもならんだろう。
- 八島動画はどこから撮影されてる? 予めスタンバイでもしてない限り、結婚詐欺師だとか騒いでるところなんてそう簡単に撮れないと思うのだが・・・せいぜいまゆが突き飛ばされたあとからだろ。まあここは話の都合上、きれいに撮影されてるんだろうけど。
高野先生が以前書いていた、「本当に書きたいことは30話前後の話」ということを考えると、次回~次次回あたりが山場になるんだろうか。
29話、30話を読んでいると引き伸ばしが始まった印象を受けたのだが、今回は急に動いた。クライマックスが近づいてきたのだろうか。
「普通こうなるよね」という結末にはしない、とどこかのインタビューで答えていたし、「大人と子供がただそばにいる関係」が円満に成立したら、それは確かに普通ではない。でもそれって、二人は本当に幸せなのかなあ。
31話が収録されているヤンマガはこちら。
2019年6月26日水曜日
私の少年 第30話 アクセサリー(ネタバレ感想)
【感想・考察】
前回、もしかしたら真修の掘り下げが続くかもしれないなあ、なんて書いていたらまさかのそのとおりだった。
内容からすると、こういう予想は当たってほしくなかったなあ。
真修視点どころか、まさかの菜緒視点。17話以来で、17話は菜緒視点で描きつつも真修に影響を与えた回。でも今回は、単に菜緒が真修のことをより深く知った、それだけの回。
真修にとっての普通が、周囲にとっての普通ではないということがはっきり描かれていたこと以外、特に今後に影響するような描写はなかった。
強いて言うなら、真修にとって菜緒はone of themに過ぎないというのがより明確に描写されたくらいかなあ。男女で一緒にいても、それは男同士、女同士と特に変わらない「普通」だと言い切り(事実上菜緒が恋愛対象として眼中にないと宣言しているようなものだ)、手作りのプレゼントを菜緒に渡したかと思えば他の人にも気軽に配る。菜緒は、そんな真修もいいな、と眺めているだけ。
「ただ一緒にいるだけの関係」と呟いたのは聡子のことを指しているのだろうけれど、他人から干渉してほしくないということなのだろうな。少なくとも父親の干渉によって引き離された事自体は認識しているのだし、聡子のことは好きだとはっきり言っているし、「失恋した」とも表現しているから、昔のように本当に一緒にいるだけの関係を取り戻したいわけではないだろう。
全体的にはかつてのスピード感が失われてしまったし、これまでの内容からも十分読み取れる心理描写。
この作品、ヒューマンドラマと受け止めて読んできたけど、恋愛漫画に舵を切ったのだろうか。それとももともとそういう作品で、俺が勝手に思い違いをしていたのか。
少なくとも菜緒の言動で真修の何かが変わったという要素はなさそうだから、単に菜緒が空回りしているのをアクセントとして入れただけに見える。29話と30話、2つ合わせて一つの話にしてもいいくらい、これまでの展開から比べたら内容が薄く感じてしまった。今後話の展開が進んでいくと、この回に込められた伏線が明らかになっていったりするのだろうか。そうだといいけどなあ。
聡子が登場しないで、クリスマスからの展開がダラダラと続いているのが嫌な感じ。
これから急転直下に重い展開が待っているのか、という恐怖を感じる。2話に渡って聡子の描写がないと、この間聡子が何を考えているのか、気になるな。
真修父との対峙について考えているのだろうか。
前回、もしかしたら真修の掘り下げが続くかもしれないなあ、なんて書いていたらまさかのそのとおりだった。
内容からすると、こういう予想は当たってほしくなかったなあ。
真修視点どころか、まさかの菜緒視点。17話以来で、17話は菜緒視点で描きつつも真修に影響を与えた回。でも今回は、単に菜緒が真修のことをより深く知った、それだけの回。
真修にとっての普通が、周囲にとっての普通ではないということがはっきり描かれていたこと以外、特に今後に影響するような描写はなかった。
強いて言うなら、真修にとって菜緒はone of themに過ぎないというのがより明確に描写されたくらいかなあ。男女で一緒にいても、それは男同士、女同士と特に変わらない「普通」だと言い切り(事実上菜緒が恋愛対象として眼中にないと宣言しているようなものだ)、手作りのプレゼントを菜緒に渡したかと思えば他の人にも気軽に配る。菜緒は、そんな真修もいいな、と眺めているだけ。
「ただ一緒にいるだけの関係」と呟いたのは聡子のことを指しているのだろうけれど、他人から干渉してほしくないということなのだろうな。少なくとも父親の干渉によって引き離された事自体は認識しているのだし、聡子のことは好きだとはっきり言っているし、「失恋した」とも表現しているから、昔のように本当に一緒にいるだけの関係を取り戻したいわけではないだろう。
全体的にはかつてのスピード感が失われてしまったし、これまでの内容からも十分読み取れる心理描写。
この作品、ヒューマンドラマと受け止めて読んできたけど、恋愛漫画に舵を切ったのだろうか。それとももともとそういう作品で、俺が勝手に思い違いをしていたのか。
少なくとも菜緒の言動で真修の何かが変わったという要素はなさそうだから、単に菜緒が空回りしているのをアクセントとして入れただけに見える。29話と30話、2つ合わせて一つの話にしてもいいくらい、これまでの展開から比べたら内容が薄く感じてしまった。今後話の展開が進んでいくと、この回に込められた伏線が明らかになっていったりするのだろうか。そうだといいけどなあ。
聡子が登場しないで、クリスマスからの展開がダラダラと続いているのが嫌な感じ。
これから急転直下に重い展開が待っているのか、という恐怖を感じる。2話に渡って聡子の描写がないと、この間聡子が何を考えているのか、気になるな。
真修父との対峙について考えているのだろうか。
2019年5月30日木曜日
私の少年 第29話 うさぎ小屋(ネタバレ感想)
【感想・考察】
年末年始にかけて、真修父との対峙が描かれるだろうと予想していたら、まさかの日常回。それも前回別れた直後から始まったので驚いた。
それでも、今まで省略できるエピソードなんて一つもないから、多分今回も重要な伏線が張ってあるのだろう。微妙に伏線回収っぽいのもある。
聡子ともっと一緒にいたかった、と思いつつ、聡子の変化を感じ取っていた真修。聡子自身が変わっていたのはまず間違いないし、真修にとっても「神」からより近い存在になったのだろう。まあ真修は聡子のことは異常に観察眼が鋭いから、まゆの影響がなくても気づいていたとは思うけれど。
パーティに戻ってきた真修は、みんなにちゃんと受け入れられて、不在の間を取り返す配慮までしてもらっている。6年生の頃は空気のような存在だったのに、今は仲間ができて、大切にしてもらっている。聡子の言葉が腑に落ちて、周囲を見ることができるようになった様子が描写されている。せっかく戻ってきたのに、菜緒がどういう反応をしていたのかはごっそりカットされているけど。
そして冬休み初日。2018年のカレンダーなら12/23が初日だろうけど、クリスマスパーティのあとだから12/25だろうか。もしかしたら12/26か。いつにしたって、冬休み初日に自己分析以外の課題が全部終わってるとか、どれだけ宿題終えるの早いんだ。
聡子に相談しようかと考えて、躊躇しても結局電話してるところとか行動がわかりやすい。省略されただけで、それなりに悩んだのかもしれないけど、多分すぐ電話してる。
うさぎの話を聡子がなんで知ってるんだろう、聞いたのはまゆのはずなのにと思って調べてみたら、前回菜緒の買い物に付き合ったときに菜緒から聞いてるんだな。聡子のことなら何でも覚えてる真修が違和感を感じなかったのか。まあ描かれてないだけで話してるのかもしれないけど。
遼一は相変わらず、真修と相容れなそうな性格。自分のことにしか興味がない感じ。真修父が放置してきた影響が出てるんじゃないかなあ。
正直、過去のうさぎのエピソードがあまり重要とは思わないし、これまでの詰将棋みたいな緻密な展開から、今回の話はクオリティが下がってると感じる。
でも多分これは、4巻のあとがきに書かれていた、「真修を人間にしてやれた」ことの一環じゃないかなあ。聡子と出会う前のことが語られたことって殆ど無いし、記憶そのものが封印されてるかのような描き方がされてきてた。それが初めて、聡子と出会う前のことを聡子がいないところで思い返しているし、なんというか真修が過去を取り戻しつつある気がする。
それに、聡子と再開して以来、真修が聡子の事以外を考えたのは初めてじゃないか。真修が普通の少年になって、聡子に対する視線が変わっていく様子が描かれるんだろうか。聡子ファーストという軸はぶれないまま、周囲との関わりが描かれるだけの気はしているけど、ここにきて日常の変化を掘り下げてきたのだから、もっと深く描かれるのかもしれない。
聡子もまた、「息をしてるあいだずっと」真修のことを思っている状態から脱却するのかもしれない。
次回は聡子視点の話なのか、真修視点の話なのか、どちらにしても楽しみ。
29話が収録されているヤンマガはこちら。
年末年始にかけて、真修父との対峙が描かれるだろうと予想していたら、まさかの日常回。それも前回別れた直後から始まったので驚いた。
それでも、今まで省略できるエピソードなんて一つもないから、多分今回も重要な伏線が張ってあるのだろう。微妙に伏線回収っぽいのもある。
聡子ともっと一緒にいたかった、と思いつつ、聡子の変化を感じ取っていた真修。聡子自身が変わっていたのはまず間違いないし、真修にとっても「神」からより近い存在になったのだろう。まあ真修は聡子のことは異常に観察眼が鋭いから、まゆの影響がなくても気づいていたとは思うけれど。
パーティに戻ってきた真修は、みんなにちゃんと受け入れられて、不在の間を取り返す配慮までしてもらっている。6年生の頃は空気のような存在だったのに、今は仲間ができて、大切にしてもらっている。聡子の言葉が腑に落ちて、周囲を見ることができるようになった様子が描写されている。せっかく戻ってきたのに、菜緒がどういう反応をしていたのかはごっそりカットされているけど。
そして冬休み初日。2018年のカレンダーなら12/23が初日だろうけど、クリスマスパーティのあとだから12/25だろうか。もしかしたら12/26か。いつにしたって、冬休み初日に自己分析以外の課題が全部終わってるとか、どれだけ宿題終えるの早いんだ。
聡子に相談しようかと考えて、躊躇しても結局電話してるところとか行動がわかりやすい。省略されただけで、それなりに悩んだのかもしれないけど、多分すぐ電話してる。
うさぎの話を聡子がなんで知ってるんだろう、聞いたのはまゆのはずなのにと思って調べてみたら、前回菜緒の買い物に付き合ったときに菜緒から聞いてるんだな。聡子のことなら何でも覚えてる真修が違和感を感じなかったのか。まあ描かれてないだけで話してるのかもしれないけど。
遼一は相変わらず、真修と相容れなそうな性格。自分のことにしか興味がない感じ。真修父が放置してきた影響が出てるんじゃないかなあ。
正直、過去のうさぎのエピソードがあまり重要とは思わないし、これまでの詰将棋みたいな緻密な展開から、今回の話はクオリティが下がってると感じる。
でも多分これは、4巻のあとがきに書かれていた、「真修を人間にしてやれた」ことの一環じゃないかなあ。聡子と出会う前のことが語られたことって殆ど無いし、記憶そのものが封印されてるかのような描き方がされてきてた。それが初めて、聡子と出会う前のことを聡子がいないところで思い返しているし、なんというか真修が過去を取り戻しつつある気がする。
それに、聡子と再開して以来、真修が聡子の事以外を考えたのは初めてじゃないか。真修が普通の少年になって、聡子に対する視線が変わっていく様子が描かれるんだろうか。聡子ファーストという軸はぶれないまま、周囲との関わりが描かれるだけの気はしているけど、ここにきて日常の変化を掘り下げてきたのだから、もっと深く描かれるのかもしれない。
聡子もまた、「息をしてるあいだずっと」真修のことを思っている状態から脱却するのかもしれない。
次回は聡子視点の話なのか、真修視点の話なのか、どちらにしても楽しみ。
29話が収録されているヤンマガはこちら。
2019年4月10日水曜日
【妄想】 私の少年 今後の展開
そろそろ次の話が読めるかなと思ったら、まだ1ヶ月以上あるので妄想を垂れ流し。
次回(29話)以降の展開を予想。
本命;
真修父は仕事のため年末年始も帰宅せず、真修は聡子と初詣に。
前回、次は聡子から連絡すると約束したから、初詣に誘うのは普通にありそう。聡子は初詣に興味がない、という線もあるけど。
何をお願いしたの、と聞かれて「聡子さんとずっと一緒にいられますように」と答えるベタな展開。それを聞いた聡子はうだうだもだもだ。
この展開だと、7巻は聡子が真修のことを恋愛対象としてきちんと認める、そのプロセスが丁寧に描かれることになりそう。聡子が自身にそれを許すには、真修が同世代の仲間とも普通に交友関係を持ち、適度な恋愛感情も抱く、「開かれた世界を知っている」存在である必要があるだろうから、真修と菜緒の関係も丁寧に描かれそう。まあ菜緒は、真修の心を掴むことは決してないけど。一時的にでも付き合うこともなさそう。
対抗;
真修父が(一時的か、恒久的かは別にしても)帰ってくることになり、対峙することに。
19話で決意していた、これまで何があったのかを話すのにはこれ以上ないきっかけだし、真修祖母を味方につけるためにも必要なプロセス。この場合、実際に真修父が帰ってくるまでに2-3話使って、真修父との対峙、この時点での一段落ということで7巻がまとまるのかな。
帰宅するのなら年末だろうから、クリスマスからはさほど時間がない。29日の土曜日に帰ってくるとしたら一週間、仕事をしている聡子にその話をする時間的余裕はあるのか。LINEで済ませる話ではないし、それでは祖母と話をすることも出来ない。展開に結構無理をする必要があるから、この線はあまりないかな。
穴;
りおんにそそのかされた菜緒か、あるいは和樹にそそのかされた真修が何らかのアクションを取ることで、真修の(周囲の)恋愛関係が描かれる。
これをやると、真修の気持ちが動くことはまずないだろうから、菜緒が早い段階で退場することになりそう。早ければ、菜緒が一緒に初詣に行こうと誘ってきて、「一緒に行きたい人がいるから」と一蹴する、そんな展開もありえる。
この展開は引っ張ろうと思えば中学高校と続けることも、あるいは上述のように秒殺で切り捨てることもできる。7巻のテーマが読めない。
どちらにしても、真修父との関係を精算しないまま1年以上経過するということは考えにくいから、一気に高校生とかそういう展開はまずないんじゃないかと思う。
少なくとも真修祖母は聡子に好感を抱いたっぽいので、きちんと話しをしておかなければ、善意で真修父に聡子の存在を告げかねない。むしろそれが普通。そうなると、対峙するにしてもしないにしても、祖母には二人の関係と事情をきちんと説明する必要があるから、それが省略されるとは考えにくい。まあ、27話で聡子は祖母に対してなんのアクションも取っていないことが描かれているけれど、そのままだと再び別れが訪れるリスクは高い。
まあなんでもいいんだけど、こういう凡百の妄想を裏切る展開を期待しているのが本音なのです。
次回(29話)以降の展開を予想。
本命;
真修父は仕事のため年末年始も帰宅せず、真修は聡子と初詣に。
前回、次は聡子から連絡すると約束したから、初詣に誘うのは普通にありそう。聡子は初詣に興味がない、という線もあるけど。
何をお願いしたの、と聞かれて「聡子さんとずっと一緒にいられますように」と答えるベタな展開。それを聞いた聡子はうだうだもだもだ。
この展開だと、7巻は聡子が真修のことを恋愛対象としてきちんと認める、そのプロセスが丁寧に描かれることになりそう。聡子が自身にそれを許すには、真修が同世代の仲間とも普通に交友関係を持ち、適度な恋愛感情も抱く、「開かれた世界を知っている」存在である必要があるだろうから、真修と菜緒の関係も丁寧に描かれそう。まあ菜緒は、真修の心を掴むことは決してないけど。一時的にでも付き合うこともなさそう。
対抗;
真修父が(一時的か、恒久的かは別にしても)帰ってくることになり、対峙することに。
19話で決意していた、これまで何があったのかを話すのにはこれ以上ないきっかけだし、真修祖母を味方につけるためにも必要なプロセス。この場合、実際に真修父が帰ってくるまでに2-3話使って、真修父との対峙、この時点での一段落ということで7巻がまとまるのかな。
帰宅するのなら年末だろうから、クリスマスからはさほど時間がない。29日の土曜日に帰ってくるとしたら一週間、仕事をしている聡子にその話をする時間的余裕はあるのか。LINEで済ませる話ではないし、それでは祖母と話をすることも出来ない。展開に結構無理をする必要があるから、この線はあまりないかな。
穴;
りおんにそそのかされた菜緒か、あるいは和樹にそそのかされた真修が何らかのアクションを取ることで、真修の(周囲の)恋愛関係が描かれる。
これをやると、真修の気持ちが動くことはまずないだろうから、菜緒が早い段階で退場することになりそう。早ければ、菜緒が一緒に初詣に行こうと誘ってきて、「一緒に行きたい人がいるから」と一蹴する、そんな展開もありえる。
この展開は引っ張ろうと思えば中学高校と続けることも、あるいは上述のように秒殺で切り捨てることもできる。7巻のテーマが読めない。
どちらにしても、真修父との関係を精算しないまま1年以上経過するということは考えにくいから、一気に高校生とかそういう展開はまずないんじゃないかと思う。
少なくとも真修祖母は聡子に好感を抱いたっぽいので、きちんと話しをしておかなければ、善意で真修父に聡子の存在を告げかねない。むしろそれが普通。そうなると、対峙するにしてもしないにしても、祖母には二人の関係と事情をきちんと説明する必要があるから、それが省略されるとは考えにくい。まあ、27話で聡子は祖母に対してなんのアクションも取っていないことが描かれているけれど、そのままだと再び別れが訪れるリスクは高い。
まあなんでもいいんだけど、こういう凡百の妄想を裏切る展開を期待しているのが本音なのです。
2019年3月30日土曜日
私の少年 第28話 イルミネーション(ネタバレ感想)
【感想・考察】
聡子にとっても真修にとっても、止まっていた時間が一気に動き出した感じ。
お互いのことしか頭になかった時間が、社会の中でお互いの存在を大切に思う、そういう時間に変わっていく様子が描写されている。
クリスマスパーティでプレゼント交換することになったが、真修に喜んでもらえるものをあげたいので相談に乗ってほしい、という菜緒。「くじで相手を決めた」という発言を聞いてホッとしている自分に少し呆れているが、この時点ではまだそれ以上の描写はない。真修の友人関係を知りたいと思いつつ買い物に付き合う聡子は、菜緒の見せる反応から恋心を感じ取る。そして、自分には踏み出せずにいる一歩を踏み出している姿を見て、嫉妬しているのかな。
アクセサリーに使う石にターコイズを手にとったのは、それまでの2年で真修がそう思わせる言動をしていたのだろうか。聡子が手にとったのかとも思うけど、ちょっとわからないな。
帰路、真修の周りのことを「知ってしまった」と表現している聡子は、真修が自分にはもう過ぎてしまった青春の只中にいることを改めて自覚したんだろう。痛い、とこぼしているのは、真修にこうあってほしいと思うことと、自分がこうなりたいと思うことが噛み合っていないことに気づいているからじゃないだろうか。
そこに真修からのライン、「ダメなところを思いつかないので聞いていいですか」って、それ聞いちゃダメな奴だから。
自分のだめなところをつぶやく聡子、靴下が左右バラバラなんてしょっちゅう、とかいいつつブーツは脱ぎっぱなし。これはいいのか。
あれこれ悩まないでプレゼントでも買ってしまえばよかったかも、なんて思っているが、どういう口実でプレゼントを渡すつもりなのか。クリスマスに会うことを自分から断ったのに。
そして真修の近い将来、おそらくは高校生になった真修とその隣りにいる菜緒を想像して、変な声を出している。プレゼント選びのときには自然な想像だったのに今度は声を上げているのは、真修が相手の方を向いているからだろうか。
気になったので第10話を読み返してみたら、ここの将来像でも(ハッキリとは書かれてないけど)真修は聡子の方を見ているのだな。
プレゼント選びのときは、真修が菜緒に意識を向けることを考えていなかったけれど、冷静になってそれに気づいたということか。
ついでに10話のそのシーン(聡子が真修の未来を想像するところ)で、よく見たら聡子は少し目に涙を浮かばているのね。
クリスマスパーティでは周囲のことなど全然見てなくて聡子のことばかり考えている真修と、そんな日に歯医者通いという思い切り日常を過ごしている聡子。一応真修のことを考えてはいるけれど、菜緒に対する真修の反応はどうだろうとか、そういうことは一切期にしている素振りはない。もう忘れちゃったのか。
聡子のことが気になりすぎて、パーティの途中で帰ってしまう真修に対し、駆け寄ってプレゼントを渡す菜緒。周りから見てもバレバレの好意に、他人事のような真修がいい。菜緒はスパイスではあるけれど、真修の心が動くことなんてきっとないから、早く見切りをつけたほうが傷が浅くて済むよ。
結局わざわざ三鷹まで、聡子がいるとも限らないのに駆けつけた真修。聡子は真修をすぐに発見し、真修もすぐに聡子を発見する。それは、お互いが相手のことしか見えてないから。
ここから背景の描写が消えるのは、高野先生のtwitterによると、周囲が見えていないことの暗示らしい。
幸せな二人だけの世界は、真修の世界を閉じることで生まれる世界と認識した聡子は、「一番だめなところ」と考えている。どういう意味だろう。
素直に読めば真修を独占しようとしてしまう、という意味に思えるけど、その後の言動を見ていると「自分の感情に素直じゃない」ことがダメなところだと考えているのかもしれない。
駆け寄ってくる真修に、私ばかり見てちゃダメでしょ、もっと周りも見ないと、と諭す聡子。
真修のことを見てくれる人を大切にしなさい、と言い聞かせ、次は聡子から連絡するからと約束して別れる。その後姿を見て、私は真修の世界を開いていきたいんだ、と考える、その時真修の周りに風景が見えているけれど、聡子の周りにはない。真修から再び電話がかかってきて、後ろを見てください、と言われるまでクリスマスツリーの存在にすら気づいていない。真修の周りには目が行くようになっても、自分の周りには目が行っていなかった、という演出なのかな。
真修の世界を開いていきたい、という前段に、真修に会いたいと思っている人のことをちゃんと見てあげて、と言っているのは明らかに菜緒のことを指しているのだろう。聡子は、真修と菜緒の関係がどうなってほしいと思っているのだろうか。
おそらくは、今真修が聡子のことを好きなのは聡子以外が見えてないからであって、聡子以外の女性もちゃんと認識した上で、それでも聡子のことを好きでいてほしいんじゃないだろうか。「男は最初の男になりたがり、女は最後の女になりたがる」という言葉もあるくらいだし。そこまで考えてないかもしれないけど。
ちゃんと見てあげてと言われて不満げな真修は、これをくれたのが聡子だったら良かったのに、とか思ってるんだろうな。
今回は結構キリがいい終わり方だけど、次回どこから始まるんだろう。
一気に高校生という予想もあるみたいだけど、まずは正月をどう乗り切るかというのは結構重要だと思う。真修父は帰省してくる可能性があるし、そうなると少なくともばあちゃんは真修父に聡子のことを話す可能性が高い。真修が口止めしていれば別だけど、真修はまだ聡子が仙台に行った理由を知らないのだから、口止めするかなあ。となると、聡子としては年内の早いうちに真修と話をして、少なくとも聡子と会うためには聡子の存在を秘密にしておくべきことを伝えなくてはならない。あるいは隠さずに、父と対峙するか。どちらの判断をするにしても大きなポイントだから、ちゃんと描くんじゃないかなあ。真修が高校生になるまで父親が帰宅しないとも思えないし。真修にどう伝えて、そしてばあちゃんにどう話をするのか、これが次巻のポイントじゃないかなあ。時系列的には次の話で取り上げられるタイミングだけど、そうなるとせっかく温かいムードで終わった6巻から、7巻はいきなりハードモードでのスタート。電話があって「正月も忙しくて帰れないって」とかばあちゃんから聞いて、その後真修が菜緒の気持ちに気づく(そして遅かれ早かれ振る)という展開かなあ。
28話が収録されているヤンマガはこちら。
聡子にとっても真修にとっても、止まっていた時間が一気に動き出した感じ。
お互いのことしか頭になかった時間が、社会の中でお互いの存在を大切に思う、そういう時間に変わっていく様子が描写されている。
クリスマスパーティでプレゼント交換することになったが、真修に喜んでもらえるものをあげたいので相談に乗ってほしい、という菜緒。「くじで相手を決めた」という発言を聞いてホッとしている自分に少し呆れているが、この時点ではまだそれ以上の描写はない。真修の友人関係を知りたいと思いつつ買い物に付き合う聡子は、菜緒の見せる反応から恋心を感じ取る。そして、自分には踏み出せずにいる一歩を踏み出している姿を見て、嫉妬しているのかな。
アクセサリーに使う石にターコイズを手にとったのは、それまでの2年で真修がそう思わせる言動をしていたのだろうか。聡子が手にとったのかとも思うけど、ちょっとわからないな。
帰路、真修の周りのことを「知ってしまった」と表現している聡子は、真修が自分にはもう過ぎてしまった青春の只中にいることを改めて自覚したんだろう。痛い、とこぼしているのは、真修にこうあってほしいと思うことと、自分がこうなりたいと思うことが噛み合っていないことに気づいているからじゃないだろうか。
そこに真修からのライン、「ダメなところを思いつかないので聞いていいですか」って、それ聞いちゃダメな奴だから。
自分のだめなところをつぶやく聡子、靴下が左右バラバラなんてしょっちゅう、とかいいつつブーツは脱ぎっぱなし。これはいいのか。
あれこれ悩まないでプレゼントでも買ってしまえばよかったかも、なんて思っているが、どういう口実でプレゼントを渡すつもりなのか。クリスマスに会うことを自分から断ったのに。
そして真修の近い将来、おそらくは高校生になった真修とその隣りにいる菜緒を想像して、変な声を出している。プレゼント選びのときには自然な想像だったのに今度は声を上げているのは、真修が相手の方を向いているからだろうか。
買い物中 | 帰宅後 |
気になったので第10話を読み返してみたら、ここの将来像でも(ハッキリとは書かれてないけど)真修は聡子の方を見ているのだな。
プレゼント選びのときは、真修が菜緒に意識を向けることを考えていなかったけれど、冷静になってそれに気づいたということか。
ついでに10話のそのシーン(聡子が真修の未来を想像するところ)で、よく見たら聡子は少し目に涙を浮かばているのね。
クリスマスパーティでは周囲のことなど全然見てなくて聡子のことばかり考えている真修と、そんな日に歯医者通いという思い切り日常を過ごしている聡子。一応真修のことを考えてはいるけれど、菜緒に対する真修の反応はどうだろうとか、そういうことは一切期にしている素振りはない。もう忘れちゃったのか。
聡子のことが気になりすぎて、パーティの途中で帰ってしまう真修に対し、駆け寄ってプレゼントを渡す菜緒。周りから見てもバレバレの好意に、他人事のような真修がいい。菜緒はスパイスではあるけれど、真修の心が動くことなんてきっとないから、早く見切りをつけたほうが傷が浅くて済むよ。
結局わざわざ三鷹まで、聡子がいるとも限らないのに駆けつけた真修。聡子は真修をすぐに発見し、真修もすぐに聡子を発見する。それは、お互いが相手のことしか見えてないから。
ここから背景の描写が消えるのは、高野先生のtwitterによると、周囲が見えていないことの暗示らしい。
幸せな二人だけの世界は、真修の世界を閉じることで生まれる世界と認識した聡子は、「一番だめなところ」と考えている。どういう意味だろう。
素直に読めば真修を独占しようとしてしまう、という意味に思えるけど、その後の言動を見ていると「自分の感情に素直じゃない」ことがダメなところだと考えているのかもしれない。
駆け寄ってくる真修に、私ばかり見てちゃダメでしょ、もっと周りも見ないと、と諭す聡子。
真修のことを見てくれる人を大切にしなさい、と言い聞かせ、次は聡子から連絡するからと約束して別れる。その後姿を見て、私は真修の世界を開いていきたいんだ、と考える、その時真修の周りに風景が見えているけれど、聡子の周りにはない。真修から再び電話がかかってきて、後ろを見てください、と言われるまでクリスマスツリーの存在にすら気づいていない。真修の周りには目が行くようになっても、自分の周りには目が行っていなかった、という演出なのかな。
真修の世界を開いていきたい、という前段に、真修に会いたいと思っている人のことをちゃんと見てあげて、と言っているのは明らかに菜緒のことを指しているのだろう。聡子は、真修と菜緒の関係がどうなってほしいと思っているのだろうか。
おそらくは、今真修が聡子のことを好きなのは聡子以外が見えてないからであって、聡子以外の女性もちゃんと認識した上で、それでも聡子のことを好きでいてほしいんじゃないだろうか。「男は最初の男になりたがり、女は最後の女になりたがる」という言葉もあるくらいだし。そこまで考えてないかもしれないけど。
ちゃんと見てあげてと言われて不満げな真修は、これをくれたのが聡子だったら良かったのに、とか思ってるんだろうな。
今回は結構キリがいい終わり方だけど、次回どこから始まるんだろう。
一気に高校生という予想もあるみたいだけど、まずは正月をどう乗り切るかというのは結構重要だと思う。真修父は帰省してくる可能性があるし、そうなると少なくともばあちゃんは真修父に聡子のことを話す可能性が高い。真修が口止めしていれば別だけど、真修はまだ聡子が仙台に行った理由を知らないのだから、口止めするかなあ。となると、聡子としては年内の早いうちに真修と話をして、少なくとも聡子と会うためには聡子の存在を秘密にしておくべきことを伝えなくてはならない。あるいは隠さずに、父と対峙するか。どちらの判断をするにしても大きなポイントだから、ちゃんと描くんじゃないかなあ。真修が高校生になるまで父親が帰宅しないとも思えないし。真修にどう伝えて、そしてばあちゃんにどう話をするのか、これが次巻のポイントじゃないかなあ。時系列的には次の話で取り上げられるタイミングだけど、そうなるとせっかく温かいムードで終わった6巻から、7巻はいきなりハードモードでのスタート。電話があって「正月も忙しくて帰れないって」とかばあちゃんから聞いて、その後真修が菜緒の気持ちに気づく(そして遅かれ早かれ振る)という展開かなあ。
28話が収録されているヤンマガはこちら。
2019年3月5日火曜日
VBA; 005 画像をセルのサイズに合わせて貼り付ける
自分用メモ。
画像を貼り付けるとき、セルに合わせてサイズ調整するのを手作業でやるのは面倒なのでその方法。
罫線を書いているときなど、セルぴったりにしてしまうと罫線よりも画像が上に描写されてしまうので、マージン有無の設定もできるように。
引数としては貼り付け先のrangeオブジェクト、イメージのファイルパス、マージン(mm)、リンクにするか貼り付けるか。
リンクにすると、ファイルにはリンク先の情報が保存されるので、ファイルサイズは小さくなるけど画像データを毎回読み込む必要あり。なのでexcelファイルだけでは配布できなくなる。
マージン(というより画像サイズ)は本来ポイント単位での指定だけど、いちいちmmに換算してられないので引数をmmで設定。上下左右のマージンなので、引数を2倍にして使う。
LockAspectRatioで縦横比を固定。
対象レンジの幅・高さとイメージのサイズから倍率を決定。このとき、縦横のどちらが大きいかを見て調整。最後にイメージの配置場所を、セルの中心に移動。
もともとどこかのサイトのコードを参考(というかほぼコピペ)で書いたんだけど、どこだったか探しても見つからなかったのでリンクが張れない。残念。
画像を貼り付けるとき、セルに合わせてサイズ調整するのを手作業でやるのは面倒なのでその方法。
罫線を書いているときなど、セルぴったりにしてしまうと罫線よりも画像が上に描写されてしまうので、マージン有無の設定もできるように。
Private Sub pasteImageFromFile(targetRange As Range, imageFilePath As String, margin As Integer, isLink As Boolean)
Dim image As Shape
Dim zoom_scale As Double
Dim margin_point As Double
Dim ht As Integer
Dim wd As Integer
Dim isSave As Boolean
margin_point = (margin * (72 / 25.4)) * 2
If isLink = False Then
isSave = True
Else
isSave = False
End If
Set image = targetRange.Worksheet.Shapes.AddPicture( _
Filename:=imageFilePath, _
LinkToFile:=isLink, _
SaveWithDocument:=isSave, _
Left:=targetRange.Left, Top:=targetRange.Top, _
Width:=-1, Height:=-1)
With image
.LockAspectRatio = msoTrue
ht = targetRange.Height - margin_point
wd = targetRange.Width - margin_point
If wd / .Width < ht / .Height Then
zoom_scale = Application.WorksheetFunction.RoundDown(wd / .Width, 2)
Else
zoom_scale = Application.WorksheetFunction.RoundDown(ht / .Height, 2)
End If
.ScaleWidth zoom_scale, msoFalse, msoScaleFromTopLeft
.Left = .Left + (targetRange.Width - .Width) / 2
.Top = .Top + (targetRange.Height - .Height) / 2
End With
End Sub
引数としては貼り付け先のrangeオブジェクト、イメージのファイルパス、マージン(mm)、リンクにするか貼り付けるか。
リンクにすると、ファイルにはリンク先の情報が保存されるので、ファイルサイズは小さくなるけど画像データを毎回読み込む必要あり。なのでexcelファイルだけでは配布できなくなる。
マージン(というより画像サイズ)は本来ポイント単位での指定だけど、いちいちmmに換算してられないので引数をmmで設定。上下左右のマージンなので、引数を2倍にして使う。
LockAspectRatioで縦横比を固定。
対象レンジの幅・高さとイメージのサイズから倍率を決定。このとき、縦横のどちらが大きいかを見て調整。最後にイメージの配置場所を、セルの中心に移動。
もともとどこかのサイトのコードを参考(というかほぼコピペ)で書いたんだけど、どこだったか探しても見つからなかったのでリンクが張れない。残念。
VBA; 004 行の高さをミリメートル単位で指定する
自分用メモ。
行の高さはポイント単位での指定なので、列の幅と違って素直に設定可能。
行の高さはポイント単位での指定なので、列の幅と違って素直に設定可能。
Private Sub setRowHeightByMillimeter(targetRange As Range, targetHeight As Integer)
targetRange.RowHeight = Application.CentimetersToPoints(targetHeight / 10)
End Sub
VBA; 003 列の幅をミリメートル単位で指定する
自分用メモ。
excelでは列の幅指定はフォント依存。標準フォントで半角数字の'0'が何文字表示できるか、というわけのわからん単位なので、これをミリメートル単位で設定する方法。
列の幅はColumnWidthプロパティで設定する。前述のとおり、これがフォントに依存する単位なので、こいつを「ポイント」に変換する。1ポイントは0.35mm。
Widthプロパティはポイント単位の数値なので(統一しろや・・・)これを使う。
ColumnWidth / Width
で、1ポイントが文字単位に換算するといくつになるかがわかる。
ミリメートルをポイントに変換する必要もあるので、これはCentimetersToPointsメソッドを使う。名前の通り単位はセンチメートルなので、ミリメートルに変換するのを忘れない。
ColumnWidthでは、複数列の幅を正しく取得できないっぽいので、指定したレンジの範囲で1列ごとに設定する。
また変換誤差が発生するのか、同じ処理をしても1回めと2回めとで結果が変わってしまうのでループで2回設定する。2回めで設定された幅は変わらない模様。
excelでは列の幅指定はフォント依存。標準フォントで半角数字の'0'が何文字表示できるか、というわけのわからん単位なので、これをミリメートル単位で設定する方法。
列の幅はColumnWidthプロパティで設定する。前述のとおり、これがフォントに依存する単位なので、こいつを「ポイント」に変換する。1ポイントは0.35mm。
Widthプロパティはポイント単位の数値なので(統一しろや・・・)これを使う。
ColumnWidth / Width
で、1ポイントが文字単位に換算するといくつになるかがわかる。
ミリメートルをポイントに変換する必要もあるので、これはCentimetersToPointsメソッドを使う。名前の通り単位はセンチメートルなので、ミリメートルに変換するのを忘れない。
Private Sub setColumnWidthByMillimeter(targetRange As Range, targetWidth As Integer)
Dim columnCount As Integer
Dim i As Integer
Dim j As Integer
Dim col As Integer
Dim objectWidth As Double
columnCount = targetRange.Columns.Count - 1
objectWidth = Application.CentimetersToPoints(targetWidth / 10)
For i = 0 To 1
For j = 0 To columnCount
col = targetRange.Column + j
With Columns(col)
.ColumnWidth = objectWidth * (.ColumnWidth / .Width)
End With
Next
Next
End Sub
ColumnWidthでは、複数列の幅を正しく取得できないっぽいので、指定したレンジの範囲で1列ごとに設定する。
また変換誤差が発生するのか、同じ処理をしても1回めと2回めとで結果が変わってしまうのでループで2回設定する。2回めで設定された幅は変わらない模様。
2019年3月3日日曜日
VBA; 002 テキストボックスの内容を変更する
自分用メモ。
マクロのフォームではなく、挿入→テキストボックスで入れたものの内容を変更する方法。
画像挿入で貼り付けた地図に番号を振って、あとでシャッフルするときなどに使用。
前準備として、テキストボックスの名前を連番にしておく。
ページレイアウト→配置→オブジェクトの選択と表示をクリックして、オブジェクトの一覧を表示。ここで名前を変更して、連番にする。
同じ名前も存在できるので、ユニークな情報ではなさそうだけど、とりあえず動くからこれ以上は調べない。
以下の例では0パディングしてない名前を前提にしているので、0パディングした場合はformat関数あたりを使って調整。
tbox_0 - tbox_19 まで20個のテキストボックスに、⑳ - ①までの丸数字(機種依存文字)を逆順に設定。
ちなみに21以降は文字コードが違うようで、いろいろ試したけどうまく振れなかったので今回は断念。
あと、テキストボックスの他、吹き出しを混ぜても問題なく動作した。
しかしBASICだから当然なんだろうけど、for文が最後の数字までカウントされるの、cに慣れると気持ち悪いな。
ループカウンタを1から始めればMAX_NUMを20にできるんだけど、それはそれで0番目の要素が飛ばされるから気持ち悪い。
マクロのフォームではなく、挿入→テキストボックスで入れたものの内容を変更する方法。
画像挿入で貼り付けた地図に番号を振って、あとでシャッフルするときなどに使用。
前準備として、テキストボックスの名前を連番にしておく。
ページレイアウト→配置→オブジェクトの選択と表示をクリックして、オブジェクトの一覧を表示。ここで名前を変更して、連番にする。
同じ名前も存在できるので、ユニークな情報ではなさそうだけど、とりあえず動くからこれ以上は調べない。
以下の例では0パディングしてない名前を前提にしているので、0パディングした場合はformat関数あたりを使って調整。
tbox_0 - tbox_19 まで20個のテキストボックスに、⑳ - ①までの丸数字(機種依存文字)を逆順に設定。
ちなみに21以降は文字コードが違うようで、いろいろ試したけどうまく振れなかったので今回は断念。
あと、テキストボックスの他、吹き出しを混ぜても問題なく動作した。
Option Explicit
Const HEADER_NAME = "tbox_"
Const MAX_NUM = 19
Private Sub setTboxesNumber()
Dim i As Integer
Dim box_name As String
For i = 0 To MAX_NUM
box_name = Trim(HEADER_NAME & Trim(str(i)))
ActiveSheet.Shapes.Range(box_name).TextFrame.Characters.Text = Chr(Asc("⑳") - i)
Next
End Sub
実行前 | 実行後 |
ループカウンタを1から始めればMAX_NUMを20にできるんだけど、それはそれで0番目の要素が飛ばされるから気持ち悪い。
2019年3月2日土曜日
VBA; 001 オブジェクト変数または With ブロック変数が設定されていません
自分用メモ。
VBAは年に数回しか触らないので、以前調べたこともすぐ忘れちゃうからここにメモしよう。
実行時エラー '91':
オブジェクト変数または With ブロック変数が設定されていません。
と出たときは、大抵はオブジェクト変数に代入するときsetステートメントを忘れている。
integerとかstringとかはオブジェクト型じゃないので、そのまま代入可能。
でもrangeだとかworksheetだとかはオブジェクト型なので、setステートメントがないと代入不可。
VBAは年に数回しか触らないので、以前調べたこともすぐ忘れちゃうからここにメモしよう。
実行時エラー '91':
オブジェクト変数または With ブロック変数が設定されていません。
と出たときは、大抵はオブジェクト変数に代入するときsetステートメントを忘れている。
integerとかstringとかはオブジェクト型じゃないので、そのまま代入可能。
でもrangeだとかworksheetだとかはオブジェクト型なので、setステートメントがないと代入不可。
Dim i As Integer
Dim rng As Range
i = 0
Set rng = Range("a:a")
2019年2月25日月曜日
私の少年 第27話 ドア(ネタバレ感想)
【ストーリー】
後日。そういえばここ最近の話については書いてないや。
【感想・考察】
真修の病気は何だったのだろうか。聡子と再会したのが12/8、まゆと話したのが12/9、ダウンしたのが12/10。そして今回の場面は12/16なので、一週間も寝込んでいたことになる。
ばあちゃんが体を拭きなさいとタオルを持ってくるということは、その間熱が下がらずに風呂に入ってないのだろう。薬はもらっているのだから病院には行ったようだし、インフルエンザなら薬がなくとも3-4日で症状はおさまるから、もっと違う病気なんだろうか。でも咳き込んでいたから風邪系みたいだし、インフルエンザだけど物語の都合上長引かせただけなのか。
聡子は、真修と関わっていくという覚悟は決めたものの、どうしたいとは決めていなかったのだな。
真修と再会したことを真修父に伏せてほしい、というフォローをしていなかったし、真修が伏せてほしいと頼んだことを知る前に「もうどこにも行かないから」と約束できるということは、もう外部からどんな干渉があっても真修と関わり続けるという覚悟を決めていたのだろう。とはいえ真修父が再びこのことを知って再び動いたら、誰にとっても不幸な結果しか生まないのだから、考えなしに行動しすぎだとは思うけれど。
今回ようやく、聡子が真修のことを「年齢差以外は対等な存在」として扱おうとしてきた描写がはっきり出てきた。ドア越しに真修に話しかけたとき、前回の「ごめんね」ではなく「ごめんなさい」だったし、真修と話が「してみたいです」という表現に変わっている。多分、自分が本当はどうしたのかも含めて、真修のことを「大人と子供の関係」から「人間同士の関係」で構築し直す決心をしたのだろう。おそらくそれには、現在は意識していないだろうけれど、いずれ真修と男女の関係になることも可能性としては考える必要がある。
真修ははっきりと、聡子に対して好きだと告げたし、その気持が軽薄なものではないことに前回気づいている。もちろん年齢相応の要素はあるにせよ、23話で自分に言い聞かせていたように、単に一番頼りやすい大人だから、という感情から出たものではないことは認識した。その上で、真修に対しもう一度向き合いたいと言っているのだから、もう真修の気持ちを受け入れる覚悟ができたのだろうと思ったんだがなあ。
帰り道、真修のなんになりたいのかと自問しているのは、まだ自分の感情が整理できていないのか。このへんもだもだしているところが、なんとも言えない切なさともどかしさ、そしてリアルさを醸し出している。
そして最後に菜緒が再登場。描写から真修に恋心を抱いていること、聡子がそれに気づいたことが読み取れる。今後重要な役割を演じるのだろう。
しかし、twitterとかskypeチャットとかで何度も言ってるけど、菜緒にはモブでいてほしい。真修の眼中にはないんだから邪魔するんじゃねえ、という感情もあるのだけれど、それ以上に菜緒が絡んでくるとただの年の差恋愛モノに成り下がる可能性があるのを恐れている。常識的に考えたら、真修とカップルになるべきなのは聡子より菜緒。年齢も関係もそれにふさわしい位置づけなのだから、これで菜緒が恋愛感情を持って真修に絡んできたら、菜緒に対し心が動く真修、という描写が出てくることになる。
(出てこなかったら完全に菜緒の空回りで、それはそれで悲惨な役回り)
聡子も大人としての常識から考えて身を引こうとするだろうし、展開が完全に年の差恋愛モノになってしまう未来しか見えてこない。
この作品は、恋愛感情を抱く前にお互いがお互いのことを大切な存在と認識して、必要だと感じる過程が丁寧に描写されているのだから、恋愛漫画になってほしくない。
もちろんお互いが恋愛感情を持つのが自然な展開になっているし、そういう要素は当然あっていいだろうけれど、個人的な意見ながらテーマは恋愛ではなくヒューマンドラマであってほしいんだよなあ。
椎川の場合は、菜緒と違っていろんな役回りがある。
かつての恋人という立ち位置。作中の描写から、まず間違いなく聡子が基礎体温を測る習慣を作った人物だし、おそらく聡子が知る唯一の男。
20歳近く年下の少年に対し、恋愛感情を持てるのかというのは、真修が聡子に抱く感情以上に避けて通れない描写。真修の場合は憧憬から恋心に変わってもおかしくないけれど(これは真修に限らず、そのへんの少年が年上の女性に憧れる感情として、それほど不思議ではない。本気の恋をするかは別として)、聡子が真修に恋心を抱くのは社会的にかなり危険。社会的な常識や倫理観という障害(あえて偏見とは言わない)を乗り越えるために、椎川は一人で全部体現してくれる便利な存在。だから、椎川は今後も重要な存在であり続けると思う。
おそらく次回はまた、聡子が菜緒との会話を通じて年齢差、立場の違いを考えるといった展開になるのだろうが、上記の理由によりそれはあまり見たくない。
まあ、見たくないこともちゃんと描いている、都合の悪いこともちゃんと描写しているのがこの作品の魅力だと思うのだけれど。
27話が収録されているヤンマガはこちら。
後日。そういえばここ最近の話については書いてないや。
【感想・考察】
真修の病気は何だったのだろうか。聡子と再会したのが12/8、まゆと話したのが12/9、ダウンしたのが12/10。そして今回の場面は12/16なので、一週間も寝込んでいたことになる。
ばあちゃんが体を拭きなさいとタオルを持ってくるということは、その間熱が下がらずに風呂に入ってないのだろう。薬はもらっているのだから病院には行ったようだし、インフルエンザなら薬がなくとも3-4日で症状はおさまるから、もっと違う病気なんだろうか。でも咳き込んでいたから風邪系みたいだし、インフルエンザだけど物語の都合上長引かせただけなのか。
聡子は、真修と関わっていくという覚悟は決めたものの、どうしたいとは決めていなかったのだな。
真修と再会したことを真修父に伏せてほしい、というフォローをしていなかったし、真修が伏せてほしいと頼んだことを知る前に「もうどこにも行かないから」と約束できるということは、もう外部からどんな干渉があっても真修と関わり続けるという覚悟を決めていたのだろう。とはいえ真修父が再びこのことを知って再び動いたら、誰にとっても不幸な結果しか生まないのだから、考えなしに行動しすぎだとは思うけれど。
今回ようやく、聡子が真修のことを「年齢差以外は対等な存在」として扱おうとしてきた描写がはっきり出てきた。ドア越しに真修に話しかけたとき、前回の「ごめんね」ではなく「ごめんなさい」だったし、真修と話が「してみたいです」という表現に変わっている。多分、自分が本当はどうしたのかも含めて、真修のことを「大人と子供の関係」から「人間同士の関係」で構築し直す決心をしたのだろう。おそらくそれには、現在は意識していないだろうけれど、いずれ真修と男女の関係になることも可能性としては考える必要がある。
真修ははっきりと、聡子に対して好きだと告げたし、その気持が軽薄なものではないことに前回気づいている。もちろん年齢相応の要素はあるにせよ、23話で自分に言い聞かせていたように、単に一番頼りやすい大人だから、という感情から出たものではないことは認識した。その上で、真修に対しもう一度向き合いたいと言っているのだから、もう真修の気持ちを受け入れる覚悟ができたのだろうと思ったんだがなあ。
帰り道、真修のなんになりたいのかと自問しているのは、まだ自分の感情が整理できていないのか。このへんもだもだしているところが、なんとも言えない切なさともどかしさ、そしてリアルさを醸し出している。
そして最後に菜緒が再登場。描写から真修に恋心を抱いていること、聡子がそれに気づいたことが読み取れる。今後重要な役割を演じるのだろう。
しかし、twitterとかskypeチャットとかで何度も言ってるけど、菜緒にはモブでいてほしい。真修の眼中にはないんだから邪魔するんじゃねえ、という感情もあるのだけれど、それ以上に菜緒が絡んでくるとただの年の差恋愛モノに成り下がる可能性があるのを恐れている。常識的に考えたら、真修とカップルになるべきなのは聡子より菜緒。年齢も関係もそれにふさわしい位置づけなのだから、これで菜緒が恋愛感情を持って真修に絡んできたら、菜緒に対し心が動く真修、という描写が出てくることになる。
(出てこなかったら完全に菜緒の空回りで、それはそれで悲惨な役回り)
聡子も大人としての常識から考えて身を引こうとするだろうし、展開が完全に年の差恋愛モノになってしまう未来しか見えてこない。
この作品は、恋愛感情を抱く前にお互いがお互いのことを大切な存在と認識して、必要だと感じる過程が丁寧に描写されているのだから、恋愛漫画になってほしくない。
もちろんお互いが恋愛感情を持つのが自然な展開になっているし、そういう要素は当然あっていいだろうけれど、個人的な意見ながらテーマは恋愛ではなくヒューマンドラマであってほしいんだよなあ。
椎川の場合は、菜緒と違っていろんな役回りがある。
かつての恋人という立ち位置。作中の描写から、まず間違いなく聡子が基礎体温を測る習慣を作った人物だし、おそらく聡子が知る唯一の男。
20歳近く年下の少年に対し、恋愛感情を持てるのかというのは、真修が聡子に抱く感情以上に避けて通れない描写。真修の場合は憧憬から恋心に変わってもおかしくないけれど(これは真修に限らず、そのへんの少年が年上の女性に憧れる感情として、それほど不思議ではない。本気の恋をするかは別として)、聡子が真修に恋心を抱くのは社会的にかなり危険。社会的な常識や倫理観という障害(あえて偏見とは言わない)を乗り越えるために、椎川は一人で全部体現してくれる便利な存在。だから、椎川は今後も重要な存在であり続けると思う。
おそらく次回はまた、聡子が菜緒との会話を通じて年齢差、立場の違いを考えるといった展開になるのだろうが、上記の理由によりそれはあまり見たくない。
まあ、見たくないこともちゃんと描いている、都合の悪いこともちゃんと描写しているのがこの作品の魅力だと思うのだけれど。
27話が収録されているヤンマガはこちら。
2019年2月3日日曜日
私の少年 第26話 告白(ネタバレ感想)
【ストーリー】
後日。
【感想・考察】
タイトルで既にネタバレが始まっているんだけれど、聡子がついに自分の感情に向き合った会。
真修祖母と話を始めたときに電話がかかってくるが、電話よりも深刻な内容だろうと、話を優先した祖母の判断は素晴らしい。真修聡子の関係という意味ではなく、この描写だけで祖母が真修を大切に扱っていることが読み取れる。
そして聡子は真修の家庭環境を聞きかけるが、思い直したのは好判断。結果論から見てもそうだし、やはり真修がいないところで、真修が明かしてこなかった家庭環境について、真修とちゃんと話をすることなく他人に聞くのは駄目だろう。それが許されるのは、真修を子供扱いしている場合だろうが、この時点ではまだ聡子は真修を完全に子供として扱う覚悟を決めていない。そうしようと考えてはいるのだろうが、それが徹底できていないのは周知の通り。
結局食生活を聞くことでごまかすが、その結果真修の生活環境が改善されていること、祖母がかつての環境に危機感を感じていたことがわかる。まゆからツッコミが入ったとおり、聡子の建前をそのまま受け止めるなら、もう真修に干渉する理由はなくなってしまう。
そして伏線回収。真修母が存命の頃の写真が登場することで、家庭環境の一部が明らかになる。
環境がわかったところでまゆの一言。これでようやく、聡子は剥き身の感情と向き合う必要に迫られたことを認識する。
そしてあまりにタイミングよく真修が帰ってくる。真修を抱えて階段を登る聡子がまゆにかけた言葉は「カバン持っといてもらえる?」、「持ってきて」ではないところに、二人にしてくれという意識が込められているのだろうか。まゆもしっかり空気を読んだっぽい。
真修の部屋の描写では、普通に漫画も読む少年であること(どんなジャンルなのか知らないけど)、おそらくは鉱物図鑑に聡子の電話番号が挟まったままであろうこと、なんだかんだ言ってサッカーボールは大切に持っていたことが読み取れる。聡子と再会してからも空気を入れてないのがちょっと不自然だけど。再会できるまでは、とても空気を入れる気になれなかったのはわかるんだがな。
ニガガクに聡子の筆跡を真似た字があるのを見て、真修が今まで自分に向けてきた感情を思い返すところで、少なくとも自分に対する感情は後ろ暗いことのない、真っ直ぐなものであったことを思い返している。家庭環境のことは意図的に隠していたのか、わざわざ話す必要がないことだと考えていたのかはわからないけれど、聡子に対する感情は直球。聡子は真修に対して、大人の事情だとかいろいろ考えて感情に蓋をしてきたけれど、不意をつかれて本心に向き合ったのだろう。その結果、第9話との対比のような発言につながったのだろうな。
ごめんね、という発言の意図はなんだろう。
本来会ってはいけないのに会ってしまった、真修の心を乱してしまったことに対するごめんね、か。
本心では真修の気持ちを受け入れたいのに、受け入れてやれずに傷つけてしまったことに対するごめんね、か。
単に今会うべきではないのに、会いに来てしまったごめんね、か。
色んな感情が混ざっているのだろうけれど、内容によっては再び離れていくという選択肢を取ることになるから、もっと深く向き合う必要があるな。
祖母は聡子について好印象を抱いたようだが、現状では真修父と連絡をとったとき「サッカーのコーチが真修のことを心配して来てくれて」など言ってしまう可能性がある。これをどうやって切り抜けるのか。
1つは、父親と確執があったため今は伏せておいてほしい、真修と話をしたあとちゃんと話をするから、と伝える。これが一番無難か。父親がちゃんと家庭を切り回せていないことは把握しているし、聡子が自ら身元を明らかにしたことから、受け入れてくれる可能性は高い。しかしその後どうするかは問題が残る。
もう1つは、真修を寝かしつけたあと、全部話してしまうか。これは、自分の立ち位置をどう説明するか、自分が今後どうしたいかを全部言うかで、難易度はぜんぜん違う。真修が自分に恋愛感情を抱いてしまっている、ということまでは、背景も説明すれば理解してもらえる可能性が高い。しかし、今すぐではないにしても、聡子がその気持に応えたいと思っていることを言ってしまうと、常識的には聡子を遠ざけようとするだろう。
いずれにしても、真修との関係を維持、あるいは再構築するなら父親と再度対峙することは避けられないのだから、祖母は味方につける必要がある。このときに、感情も含め隠している情報があると、中長期的にはマイナスにしかならないと思う。しかしオープンにするとそれがプラスになるかというとそんなことはなくて、どうやってもマイナス要素にしかなりそうにないのが難しい。
ちなみに9話と対比して、次の展開は真修が聡子を抱きしめる、というのを期待している向きも多そうだけど、そうなら今回そこまで描写してるだろうからそれはないかな。
むしろ次回は、途中経過をすっ飛ばして、帰宅後から話が始まっている可能性だってある。もちろん回想シーンとして、その後何があったかは語られるだろうけれど。
26話が収録されているヤンマガはこちら。
後日。
【感想・考察】
タイトルで既にネタバレが始まっているんだけれど、聡子がついに自分の感情に向き合った会。
真修祖母と話を始めたときに電話がかかってくるが、電話よりも深刻な内容だろうと、話を優先した祖母の判断は素晴らしい。真修聡子の関係という意味ではなく、この描写だけで祖母が真修を大切に扱っていることが読み取れる。
そして聡子は真修の家庭環境を聞きかけるが、思い直したのは好判断。結果論から見てもそうだし、やはり真修がいないところで、真修が明かしてこなかった家庭環境について、真修とちゃんと話をすることなく他人に聞くのは駄目だろう。それが許されるのは、真修を子供扱いしている場合だろうが、この時点ではまだ聡子は真修を完全に子供として扱う覚悟を決めていない。そうしようと考えてはいるのだろうが、それが徹底できていないのは周知の通り。
結局食生活を聞くことでごまかすが、その結果真修の生活環境が改善されていること、祖母がかつての環境に危機感を感じていたことがわかる。まゆからツッコミが入ったとおり、聡子の建前をそのまま受け止めるなら、もう真修に干渉する理由はなくなってしまう。
そして伏線回収。真修母が存命の頃の写真が登場することで、家庭環境の一部が明らかになる。
- 真修はゆきの実子であること
- ゆき以外に髪を触られるのを嫌っていた真修が、聡子に対しては最初から抵抗感を見せなかったこと
- 真修父は、自分が怪我をしてでも真修を守ろうとする父親であること
- 真修が父親に抱きかかえられているとき、笑顔をみせていること
環境がわかったところでまゆの一言。これでようやく、聡子は剥き身の感情と向き合う必要に迫られたことを認識する。
そしてあまりにタイミングよく真修が帰ってくる。真修を抱えて階段を登る聡子がまゆにかけた言葉は「カバン持っといてもらえる?」、「持ってきて」ではないところに、二人にしてくれという意識が込められているのだろうか。まゆもしっかり空気を読んだっぽい。
真修の部屋の描写では、普通に漫画も読む少年であること(どんなジャンルなのか知らないけど)、おそらくは鉱物図鑑に聡子の電話番号が挟まったままであろうこと、なんだかんだ言ってサッカーボールは大切に持っていたことが読み取れる。聡子と再会してからも空気を入れてないのがちょっと不自然だけど。再会できるまでは、とても空気を入れる気になれなかったのはわかるんだがな。
ニガガクに聡子の筆跡を真似た字があるのを見て、真修が今まで自分に向けてきた感情を思い返すところで、少なくとも自分に対する感情は後ろ暗いことのない、真っ直ぐなものであったことを思い返している。家庭環境のことは意図的に隠していたのか、わざわざ話す必要がないことだと考えていたのかはわからないけれど、聡子に対する感情は直球。聡子は真修に対して、大人の事情だとかいろいろ考えて感情に蓋をしてきたけれど、不意をつかれて本心に向き合ったのだろう。その結果、第9話との対比のような発言につながったのだろうな。
ごめんね、という発言の意図はなんだろう。
本来会ってはいけないのに会ってしまった、真修の心を乱してしまったことに対するごめんね、か。
本心では真修の気持ちを受け入れたいのに、受け入れてやれずに傷つけてしまったことに対するごめんね、か。
単に今会うべきではないのに、会いに来てしまったごめんね、か。
色んな感情が混ざっているのだろうけれど、内容によっては再び離れていくという選択肢を取ることになるから、もっと深く向き合う必要があるな。
祖母は聡子について好印象を抱いたようだが、現状では真修父と連絡をとったとき「サッカーのコーチが真修のことを心配して来てくれて」など言ってしまう可能性がある。これをどうやって切り抜けるのか。
1つは、父親と確執があったため今は伏せておいてほしい、真修と話をしたあとちゃんと話をするから、と伝える。これが一番無難か。父親がちゃんと家庭を切り回せていないことは把握しているし、聡子が自ら身元を明らかにしたことから、受け入れてくれる可能性は高い。しかしその後どうするかは問題が残る。
もう1つは、真修を寝かしつけたあと、全部話してしまうか。これは、自分の立ち位置をどう説明するか、自分が今後どうしたいかを全部言うかで、難易度はぜんぜん違う。真修が自分に恋愛感情を抱いてしまっている、ということまでは、背景も説明すれば理解してもらえる可能性が高い。しかし、今すぐではないにしても、聡子がその気持に応えたいと思っていることを言ってしまうと、常識的には聡子を遠ざけようとするだろう。
いずれにしても、真修との関係を維持、あるいは再構築するなら父親と再度対峙することは避けられないのだから、祖母は味方につける必要がある。このときに、感情も含め隠している情報があると、中長期的にはマイナスにしかならないと思う。しかしオープンにするとそれがプラスになるかというとそんなことはなくて、どうやってもマイナス要素にしかなりそうにないのが難しい。
ちなみに9話と対比して、次の展開は真修が聡子を抱きしめる、というのを期待している向きも多そうだけど、そうなら今回そこまで描写してるだろうからそれはないかな。
むしろ次回は、途中経過をすっ飛ばして、帰宅後から話が始まっている可能性だってある。もちろん回想シーンとして、その後何があったかは語られるだろうけれど。
26話が収録されているヤンマガはこちら。
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