10点満点で、7点。
読書時間(普通に読んだ)・・・2時間半程度
寝床で、寝る前に少しずつ読んだ。楽しむための読書は、肩に力を入れないで。
しかし、この本をいったいどう分類すればよいのだ。メディア評論と言うべきか? 内容があまりにアレなので、ユーモアにしてみたけれど。
天下の大新聞、泣く子も黙る朝日新聞の読者投稿欄から、ギラリと異様な輝きを放つものをピックアップして、著者がコメントをつけている。内容はさすがに本としてまとめられるだけあって、スゴい。
正直なところ、とても天下の全国紙に掲載されるような投書とは思えない・・・日付がちゃんと書いてあるから縮刷版を見ればすぐにわかるし、捏造してまで掲載するような内容ではないから、本物の投稿なのだろうが・・・こんなのを乗せる新聞社って、文章で飯を食っているというプライドと、第四の権力と言われる影響力の認識を、本当に持っているのだろうか?
読者投稿とは言え、掲載に当たり取捨選別の権利は新聞社にある。当然新聞社のカラーは出るだろうし、自らが主張したいことに近い内容が掲載されることが多いのだろうが・・・もうちょっとマシなのを選べないのだろうか。朝日の主張に近い投稿はマトモなのがこないから、こんなのを掲載せざるを得ないのだろうか。
論理破綻、支離滅裂、もう何でもあり。結語のワンフレーズが言いたいだけで、あとはただスペースを埋めてるだけといったものもある。よくこんなのが、全国紙に掲載されるな。
メディアというものを信頼せず、少し外れたところから冷静に読める人なら、楽しめるだろう。
メディアを信じ、メディアの力を信じる人が読んだら、日本に絶望してしまうかもしれない。
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