2009年12月12日土曜日

227 / 271 新忘れられた日本人

10点満点で、7点。

読書時間(普通に読んだ)・・・2時間程度

分類に困る本だが、一般的には著名と言えない人たちの成し遂げたこと、やってのけたことを綴った本。
とはいえ、プロジェクトXみたいにまじめな内容ばかりではなく、スケベ椅子の発明者(公家の出身!)とか地上げの帝王とか、変なのもいっぱい出てくる。

内容が雑ぱくなだけに、興味を持てない人物については全然面白くない。
反面、「ダイエーよりも先にスーパーを開店し、『主婦の店』というキャッチフレーズを考え出した男」とか、読売よりも前に存在した日本のプロ野球チーム(それも3チームも!)とか、おもしろい話はたくさんある。

小渕恵三、春日一幸という名物政治家の話も面白かった。こういう味のある政治家、今だったら麻生太郎が筆頭じゃないかと想像するのだが・・・

惜しむらくは、著者の文体なのか単なる悪文なのか、出来事の前後関係がわかりにくかったり人物関係がわかりにくかったり、とにかく内容を把握するのが難しい。読みにくい本。もっと推敲していれば、8点以上付けたのに。



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