読書時間(普通に読んだ)・・・2時間半程度
オールドプログラマの酒飲み話、と思って読むといい。
プログラマを志したことがある身としては、「そうだよな-」とか「そんな奴いたな-」とか、「噂には聞くけど本当にいるのか?」とか、いろんなツッコミどころのある、四方山話が面白い。
聞く耳を持たないクライアント、営業と開発の確執、わかっていないのに口を出す偉い人・・・このあたりは、この手の本なら大抵書いてあるけど、新人教育の話は面白かった。「たまたまうまく動いている」と、「バグがない」を混同している奴とか。
cの文法についてもいくらか書いてあり、例えば
main()
{
int i;
for (i = 0; i < 10; i++)
printf("%c", i["0123456789"]);
}
の実行結果はどうなるでしょうとか、
a = b++++c;
a = b-+++c;
a = b+-++c;
a = b+++-c;
のうち文法的に間違っているのはどれでしょう、とか、ひねくれたことについて書いてあったりする。 「プログラミング」と書いているが、どちらかというと「プログラマ」だな。
まじめに勉強のつもりで読むなら、appendixに要約があるので、それを読んでから読むといい。
どちらかというと、気楽に酒でも飲みながら読む本だと思うけれど。