10点満点で、6点。
読書時間(コードはまじめに読まないで・・・)・・・1時間半程度
第2部の「わんくま同盟座談会」はどうでもいいが(そもそも「わんくま同盟」っていったい何ものだか、説明は皆無だし)、第1部の「C++のカラクリ」は面白い。読みこなすにはプログラミングの他、コンピュータサイエンスの知識が必要になるが(俺には無理と言うことだ)、雰囲気はつかめる。
「初期のC++コンパイラは、Cのコードを吐いていた」とは知っていたが、その必然性があったとは知らなかった。
Cで書いたC++をCにするインタープリタを作って、そのコードを既存のCコンパイラがマシン語にする。
これでC++をマシン語にすることが出来るようになるので、今度はC++でC++のコードをCのコードにするインタープリタを作る。そのインタープリタをコンパイルしてマシン語コードを作り、さらにできあがったマシン語コードにC++で書いたC++をCのコードにするインタープリタのコードを喰わせる・・・
書いてて訳わからなくなってくるが、これは「できあがったコードの正当性」を検証するために必要なステップなんだそうな。読んでいるうちは、何となくぼんやりと、わかったようなわからないような。わかってないのだろうな。
図もあるが、実にわかりにくい。概念そのものが難しいのだろうが、図があってもあまり参考にはならなかった。
C++の言語そのものを知らないので、本書の記述がどれほどの価値があるのかは、よくわからない。
読み物として読む分には、6点。
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