2009年10月19日月曜日

200 / 244 最強ハーバード流交渉術

10点満点で、9点。

活性化(普通に読んだ)・・・2時間程度

副題に「仕事が100倍うまくいくNoの言い方」とあるとおり、理想的なNoをいうにはどうするべきかを論じた本。
理想的なNoとは、自分の利益を失うことなく、妥協することなく、必要なNoを告げること。そしてその際、自分が失うものを最小限にすること。Noと言うことで相手との関係を壊さず、可能であるならばもっと関係を強めるためのNoをいかに言うか。

Yes! No, Yes? と書いてあるとおり、最初に自分の立場、利益について明確なYesをたてる。そしてその利益に反することにNoを告げ、代案など相手が納得できるYesを用意する、というもの。豊富な、かつ興味深い実例とともに説明され、なるほどそうなのかと頷くことしきり。

著者の経歴はある意味華やかなもので、紹介されるエピソードも非常に面白く、それだけでも読む価値がある。いささかベネズエラのチャベス、南アフリカのマンデラ、ガンジーの例が多すぎるきらいはあるが、興味深く示唆に飛ぶエピソードが多いだけに、仕方ないだろう。

図書館で借りて読んだが、手元に置いておきたくなった。



にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ

0 件のコメント:

コメントを投稿