2009年4月14日火曜日

078 / 122 究極の速読法

10点満点で、7点。

活性化(普通に読んだ)・・・1時間程度

職場で昼休みに読んだ。やはり、昼休みに細切れで読むと、頭に残りにくいな。

タイトルには「究極」と銘打っているが、そうでもないなというのが正直な感想。フォトリーディングの手法を著者なりに改変したものと言った方がいいだろう。フォトリーディングは潜在意識を活用した読書法だが、こちらは「潜在意識ということも意識しないで」フォトリーディングをする、という印象を受けた。フォトリーディングの講座では「文章を顕在意識で読まなければ、視界の隅に入っているだけでOK」という説明を受けたが、著者のいうリーディングハニーでは、特定の文章を読んだところで、その周辺は潜在意識に入っている、ということだろうか。そんな印象を受けた。

「読まない」は「読めない」と結果的に同じであること、そして「読めない」理由は読むことへの苦痛にあり、その苦痛を取り除くにはどうすればよいか、そういった部分は有用。しかし、それ以外は、フォトリーディングの焼き直しというイメージしか受けなかった。

帯には1日1冊余裕で読めると書いてあるが、ステップをきちんと踏むと所要時間は1時間半程度。「余裕」というにはちょっとかかりすぎないか。この方法も、フォトリーディングと同じく「速読法」ではなく「読書法」と考えるべきだろう。

ただ、「潜在意識」を意識しない分、フォトリーディングよりは独学で習得しやすいだろう。



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