2009年4月19日、 園氏の速習セミナーに参加してきた。
記憶力が上がり、情報処理能力が上がる本の読み方を教えてくれるセミナー、という触れ込み。園氏は勝間和代氏のフォトリーディングを指導したインストラクターでもあり、フォトリーディングから袂を分かってどういう指導をするのか、大いに興味があった。
フォトリーディングでは確かに読書速度は上がり、読書に対する抵抗感もかなり小さくなったものの、記憶力や理解力という点では疑問を持っていた。習熟度の違いなのか、手法そのものの問題なのか。「本がどんどん読める本」を読む限り、基本的にはフォトリーディングと同様の手法で、「潜在意識」ではなく「顕在意識」を重視している気がしていた。
参加してきた感想はというと、ほぼ予想通り。オフレコの話題もたくさんあったが、基本的にはフォトリーディングの手法で、自分なりに納得できないところを理論武装して構成し直した、という感じ。結果としてフォトリーディングに似たのか、あるいはフォトリーディングの改善として生み出したのかまではわからない。聞けば教えてくれるのだろうが、さすがにそれは聞けなかった。
公式ページにあるとおり、理論的な根拠はいろいろな書籍で参照できる。課題図書にもたいていのことは書いてある。なので、新しいことを教わるというよりも、効果的な学習方法を体系立って教えてもらえる、と考えた方がいいだろう。
内容に不満はないが、フォトリーディングを習得した人はわざわざ受講しなくてよいと思う。どちらも受講したことがなく、迷っているなら、こちらでもいい。料金は安いし、1日。ただし、少々詰め込みすぎの間もあるので、演習には十分な時間を取ってると言い難いし、佐貴子さんのフォトリーディング集中講座のような、会場の一体感もなかった。
潜在意識の力を信じて、自分の可能性を広げたいならフォトリーディング。理論的な根拠を知って、納得したいなら速習セミナー。俺自身は、どちらも受講してよかったと思っている。自分なりに納得したところもあるし、考え方が間違っていると気づいたところもある。自分なりのアレンジを加えてみることができそうだ。
ちなみに、重要なことだが、園氏はフォトリーディングそのものを否定してはいなかった。この辺誤解があるといけないので明言しておく。
0 件のコメント:
コメントを投稿