2009年4月25日土曜日

086 / 130 勉強にハマる脳の作り方

咀嚼できていないので、採点しない。

活性化(スキタリング)・・・1時間程度

「なぜ勉強が苦痛なのか」「どうすれば勉強を続けられるのか」を紐解き、「勉強にハマってしまえばいい」というスタンスでどうすればよいかを解説した本。とはいえ、ざっと一読しただけでは「ふーん」以上の感想は持てず、全部で35個あるエクササイズを実行してみてはじめて、この本の真価がわかるのだろう。

とりあえず今は、ざっと読んだだけで満足しておいたが、数日後にもう一度読んでみよう。今度はエクササイズをちゃんとして。読み返す価値はある本だと感じた。

個人的には、この本でもっとも価値のあることは、あとがきに書いてあった。

「もうひとつ、大事な意識があります。『学力』や『知識』は個人のものではなく『公共財』だという意識です」

なぜなら、個人が持っている「知識」や「考える力」も、先人によって作り上げられたものがベースになっているから。

たとえ独学で身につけた知識があるとして、学習に使った本は誰が書いた? その本を書くために、著者はどれだけ周囲に助けられた? 

そういう意識を持っていれば、確かに「俺は誰からも教わっていない」なんてことは言えなくなるし、「教えない」ということもできなくなる。これこそ、著者が一番言いたかったことではないだろうか。
最近本はさっと読むことが増えたが、金言と感じる文章を拾えたことは収穫だった。



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