2009年4月26日日曜日

088 / 132 マインドマップ資格試験勉強法

10点満点で、9点。

総読書時間・・・1時間半程度

この本はいい。少しゆっくり読んだが、それでも演習は全くやってない。演習をちゃんとやれば、読破にはあと1時間くらいかかるだろうが、それだけの価値はある。

資格試験にマインドマップをどう活用するかという観点の本かと思っていたら、それだけにとどまるものではない。むしろ、資格試験の勉強法を紹介し、そのツールの一つとしてマインドマップを紹介している。勉強そのもののテクニックだけではなく、モチベーションの高め方やスケジューリングの仕方など、総合的に書いてある。

個人的に何よりもヒットだったのは、著者の一人は一級建築士であるということ。さまざまな資格試験勉強法の本を読んでも、そのほとんどはターゲットが中小企業診断士であったり行政書士であったり社会保険労務士であったり、いわゆる文系の資格ばかり。基本的には勉強法という名前の記憶術で、理解が必要な理系の資格に応用するには、自分なりに血肉にしないと使えないものばかり、という印象だった。

この本も内容そのものは記憶術に近いが、何より著者が一級建築士を取得しているということは、構造計算などの原理や数式を覚え、その使い方を理解する、理系のアタマを持っているということ。なるほど、この著者のいうことなら信用できる、といういい先入観を持つことができ、それがために書いてあることが素直に受け取れた。

とはいえ、こういう本は、書いてあることを実践してナンボ。カンニング勉強法、リンキング勉強法など、早速今日から実践してみよう。



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