10点満点で、6点。
活性化(普通に読んだ)・・・1時間半程度
元陸将補の国際政治学者である著者が書いた、「軍事力の行使」を放棄した日本の問題点を鋭く指摘する本。言うまでもないことだが、著者の主張する「軍事力の行使」とは侵略戦争のことではなく、自衛戦争、防衛戦争のことを指す。もっと正確に言うならば、戦争が起こる可能性を想定する「覚悟」だろうか。
著者の主観によるものなのか、中国、ロシア、北朝鮮へのネガティブイメージは非常に大きい。俺自身の思想にもかなり近いものがあるのだが、ここまで激しく指摘されると、かえって思想バイアスの危険を感じてしまう。なので、内容としては8点を付けてもいいと思うが、減点しておいた。ちなみに、表現はどうかと思う箇所が多々あるが、主張自体に間違いはあまりないと思う。
「日本は絶対に、軍事力を行使しない」と思われているのか。著者はそうだと断言する。でなければ、日本をあざ笑うかのように領空侵犯し、領海侵犯し、ミサイルを撃ち込んでくるはずがないではないか。あげく、領海侵犯した潜水艦を捕捉しているのに、領海を出るまで海上警備行動を発令しないのだ!
日本がいかに「平和ボケ」しているのか、これでもかというくらい実例が挙げられている。
少しでもまともな国に近づかなくてはならないのに、そんなときに社民党を含む民主党連立政権ができてしまった日本は、このまま「朝鮮労働党極東支部」あるいは「中国共産党極東支部」への道を歩むのだろうか・・・
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