2009年11月26日木曜日

221 / 265 映画はやくざなり

10点満点で、5点。

読書時間(普通に読んだ)・・・1時間半程度

Wikipediaの「仁義なき戦い」の項目を読んで、映画化までのエピソードが面白かったので読んでみた。が、期待はずれ。

やくざ映画の脚本を100本単位で手がけた著者の回想録。好きな人には堪らないのだろうが、俺には古い感性で昔を思い出している、「あの頃はよかったなあ」以上の感慨を持って書かれた本とは思えなかった。

大きく二部構成となっており(最後に映画化されていない作品の脚本があるが、おまけ)、後半は脚本論をぶっている。そこで、北野武作品について舌鋒鋭く糾弾している。個人的には北野武作品は、恐怖と迫力だけでできあがっていると思っているので(初期作品しか見てないし)、割と著者の意見には同意。しかし、それが一般的に支持を集める意見かというと、どうかな。

ま、昔々のやくざ映画大好きな人が読む本なのだろうな。



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