2010年1月9日土曜日

002 / 282 考える技術・書く技術

読書時間・・・5時間以上

難解。とにかく難解。野村ホークスくらい南海。関係ないか。

昨年末、本書の訳者である山崎先生のセミナーに参加した。そこで先生曰く、

・この本は一流はもちろん、二流に値するコンサルタントなら99%以上は知ってるし、95%以上は読んでいる
・ちまたのロジカルシンキング、ロジカルライティングに関する本やセミナーは、基本的に本書がベース
・本書は古典に属するものだが、今でも本書を越える本は出ていない
・でも読むのにはそれなりの力がいる

とのこと。確かに、過去に読んだロジカルシンキングやロジカルライティングに関する本に書いてあることは、ほとんどは本書に書いてあることだった。

しかし、何よりも、本書はとにかく読みにくい。本当に「書く技術」について書かれた本なのかと思うほど、とにかく難しくて読むのに気力と体力が必要。セミナーでは「文書を書くときは、読み手を明確に決めて、読み手がわかるように描く」ことを強く指導された。本書は恐らく、コンサルタント向けに書かれた本なのだろう。そうでなければ、何が書いてあるのかさっぱりわからない、といった感想は持ち得ないはず。

本当に読みにくい。しかし、読みこなすことが出来れば、かなり力が付くであろうことは想像できる。

本書は、CでいうところのK&Rに相当する本なのだろうな。
基本から応用までしっかり書いてあるが、読みこなすのが大変。予備知識なしに渡された場合、読みこなすことが出来るのは、それなりに才能を持った人だけだろう。俺みたいな凡人は、他の本で勉強してから読み返すべき本だった。その意味では、以前読んだ「ロジカル・ライティング」の方がお勧めできる。



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