2010年1月16日土曜日

006 / 286 翔ぶが如く 七

西南戦争開戦前夜。萩の乱の後始末に始まり、私学校組が暴発するまで。

俺の乏しい知識では、直接の引き金は川路利良が派遣した間者に与えた指示。「西郷を視察せよ」という指示を、私学校側が「西郷を刺殺せよ」と誤解して、西郷の命を狙われるとあらばもはや立つしかない、といきりたったのだと思っていた。本書は小説だから、どこまでが事実かはわからないが、どうやら誤解だったようだ。

政府の意向か否かはともかく、どうやら川路は本当に西郷暗殺を考えていたらしいし、その証拠もあるようだ。

ギリギリまで暴発を押さえながら、ことが動き始めてしまってからは、御輿に徹し始めた西郷。
いよいよ次巻から、西南戦争が勃発する。たぶん。



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