10点満点で、8点。
活性化(考えながら読んだ)・・・2時間程度
まさにタイトル通り、「戦術」と「指揮」について書かれた本。テキストと言っていいんじゃないかな。防大とか、あるいは世界の軍事大学なんかでは、戦術論としてこういうのを勉強してるんじゃないだろうか。
戦力の投入順序、優位な体勢、小隊長と大隊長の行動基準の違いなど、豊富な問題と解説で、わかりやすく詳しく、ケースバイケースでの対応について記述してある。とはいえ俺にはまだ難しいが・・・
戦術行動の選択肢において、仲間を見捨てることになる行動については「問題外」と一蹴しているスタンスが気持ちいい。恐らく、現在の自衛隊では同様の教育がなされているのだろうし、米軍なんかは昔からそうなのだろう。旧日本軍はそうではなかったし、恐らくロシアや中共、北韓も違うとは思うが。
時折挿入されるコラムがまた面白い。
この本が読みこなせると、歴史書(≠小説)を読むときに面白さが倍増するだろう。
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