10点満点で、7点。
活性化(普通に読んだ)・・・1時間半程度
無農薬でリンゴを作るという、壮大かつ無謀な挑戦をした農家、木村さんの物語。
いったいどれだけ無謀なことだったか、農業知識のない俺には本書から推察するほかないが、人生を狂わせかねないほどの大変さだった、ということはよくわかる。
農薬の代わりとなるものを探し続け、薬か否かではない、人為的に生物を取捨選択するのをやめるという観念にたどり着いてから、リンゴができあるまでの話は、さらりとした文体で書いてあるが相当な苦労だろう。自殺を考えたほどなのだから。
惜しむらくは、有名になりすぎてしまい、木村さんのリンゴを実際に食べることが極めて困難なこと。一度食べてみたいがなあ。
著者の筆力ももう少しほしいところ。
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