2009年9月9日水曜日

180 / 224 勝間和代・脳力UP!

10点満点で、6点。

パズルの本なので、読書時間には意味がない。

中途半端な立ち位置の本と感じた。
パズルはビジネスに役立つ!と主張しておきながら、(守秘義務のせいではあろうが)具体例は皆無。
パズルを解くのに必要な力が、どういうケースで役立つかには触れているから、実際にその力を応用することそのものも、またパズルと言えなくはないだろうが。

論理思考-法則力、当てはめ力、数字力。
水平思考-否定力、展開力、思考力。

それぞれの重要性については、それなりに語られているから、まぁわかる。
しかし、肝心なそれらの鍛え方については、本書に収録してあるパズルではあまりに数不足で、「本書を読破すれば脳力がアップする」と書くにはどうかと思う。

そこかしこに有料携帯サイトの紹介があり、結局はこっちがメインか、金を出してチラシを買ってしまったのか、という気が起きてしまった。

パズルは、ビジネスに役立つ脳を鍛えるのに役立つのだ、という認識を作ることができれば、そしてそれぞれのパズルで求められる力はどう応用できるのか知ることができれば、本書は不要。あとは「頭の体操」シリーズを買えばよい。本書に掲載してあるのは、どこかで見たことがあるパズルばかりだし、その方がコストパフォーマンスがよい。DSの「レイトン教授」シリーズでもいいか。



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