2009年9月14日月曜日

185 / 229 武士道の国から来た自衛隊

10点満点で、8点。

活性化(スキタリング)・・・1時間弱

イラクで活躍した自衛隊の、生の姿を描き出している。
いかに現地に溶け込み、信頼を築いていったのか。いかに日本の政治が足を引っ張ったか。こういう本を読み、自衛隊の実情を知るにつけ、いかに彼らが超人的な自制心で働いているか、頭が下がる。自分たちの存在を否定する人たちのために命を賭けるんだよ。

自衛隊員に死者が出た場合どうするか。危機管理の初歩のはずなのに、「そのようなことはあってはならないから、考えない」なんて思考放棄をするような連中のために、危険なところで任務を果たしてくれる自衛隊。その彼らに対し、空港では「制服では飛行機に乗るな」と言われ、壮行会の後バスで私服に着替える自衛隊・・・

人民解放軍みたいな私兵は除き、普通の先進国であれば、軍人は最高の尊敬を捧げられるもの。
いつの日か、自衛官が尊敬されないまでも、人間扱いされる日は来るのだろうか・・・



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