10点満点で、8点。
準備、予習、フォトリーディング、調査・・・10分程度
活性化(普通に読んだ)・・・2時間半程度
前著「科学する麻雀」をよりわかりやすく、具体例と解説主体に記載したムック本。
数学的、統計的に最善手を考察するというスタンスは、「マネー・ボール」のビリー・ビーンに近いものがある気がする。
きちんと考察してある内容なので、信用できる。この本の通りに打っていけば、確かに強くなれるだろう。
記述は前著よりもわかりやすく、きちんと読む気になれる。どうでもいい対談などが入っているのは好みではないが、ムック本だから仕方ないか。巻末のプロによる書評に「正しいかもしれないが、この打ち方で面白いのか?」というものがあったが、いいところをついている気がする。とはいえ、俺などから見れば、勝てる打ち方はそうでない打ち方よりも面白いことに間違いない。
プロによる書評は、感情論に走り論理性に乏しいものがほとんどだったが、その中で異彩を放つのはこの一言。馬場裕一氏の、「麻雀の理論面を追求して発表することは、麻雀プロの役割じゃなかったの? それをプロ外の人にされてしまったことに、麻雀プロ界は猛省せざるを得ないよね」と。まさにそうだと感じるが、そう思えるプロがいったい何人いることか。
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