10点満点で、7点。
準備、予習、フォトリーディング、調査・・・10分程度
活性化(普通に読んだ)・・・1時間半程度
シントピックリーディングを意識した2冊目の本。とはいえ、太平洋戦争はいささか食傷気味なので、今度は毛色を変えて現代戦について。
著者は元航空自衛隊の現役傭兵(今も現役だろうか?)で、生々しい戦場経験を綴っている。他の著書でも感じることだが、生々しい割にはいくらか乾いた、血の臭いはあまり感じない文章。意識してそう書いているのか、著者の文体なのか。
著者が空自を除隊してから初めて戦争に行くまで、そして最初の戦場だったアフガニスタン、カレン独立戦争、ボスニア内戦と、特にテーマを決めて語るわけでもなく淡々と進むその記述が、かえって迫真性を高めている気がする。
戦争がいいことか悪いことか、傭兵が善か悪かは別として、著者には一貫して「戦うこと」の強さを求める姿勢が読み取れる。一つのことに邁進する男は、強い。
まあ、胃腸炎で仕事を休んでる日に読むような本ではなかったが。
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