2009年1月24日土曜日

014 / 058 不可能からの脱出

10点満点で、8点。

準備、予習、フォトリーディング、調査・・・10分程度
高速リーディング・・・1時間程度

読み物なので、活性化はいきなり高速リーディング。スーパーリーディングもスキタリングもしなかった。
まだ高速リーディングに慣れていないので、むしろ普通に読んでいた時間の方が長かった気がする。それでも、以前よりは格段に早く読めた。ちなみに220ページほど。

「トリックスター列伝」にも登場した、世界一有名なマジシャンと言っても過言ではない脱出王、ハリー・フーディーニの半生記。マジックと出会ってからプロを目指し、下積みを経てエスケープマジックで自分を最大限に光らせるものを見つけ、そして不用意な事故でその生涯を閉じるまで。当時の社会情勢や、他のマジシャンたちの活動、そしてスピリチュアリズムなど様々な要素がうまく盛り込んであり、雑多な内容ながら飽きさせない。

下積み時代に多くのページが割かれており、フーディーニがいかにして脱出王として君臨するまでになったか、マジックではなくマジシャンに興味がある向きには、実に面白い。ただし、想像される脱出のトリックなどもいくつか紹介してあり、純粋にマジックを楽しみたい人には向かないだろう。

個人的には、松田道弘さんの本に間違いはないと思っている。これももちろんお薦め。読者は選ぶけど。



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