10点満点で、6点。
ノムさんの本はどれもこれも、野球をベースに人生訓を語っている気がする。この本も例外ではなく、監督として選手をどのように指導したか、どこに重点を置いてチーム作りをしたかが語られているが、その根底には「人として一流でないと、選手としても一流にはなれない」という思想が流れている気がする。
プロ野球監督として、阪神以外のチームでは文句なしの実績を上げてきたことは事実。そして阪神でも、ノムさんが土台を作ったから、今の強豪といえる阪神があると言っていいだろう。そのチームを作るために、何が必要と考え、どうやって選手たちを指導していったのか、ほとんどは他の本で読んだことがある内容とはいえ、興味深い。
ノムさんが好き、ノムさんの本が好きな人ならおすすめだが、特に思い入れがない人は、別にこの本でなくてもいいだろう。どの本でもだいたい似たようなことが書いてある。書いた時期によって、どのチームについてページを割いてあるかが違うだけ。ちなみにこの本は、シダックスの監督時代に書かれた本。
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