10点満点で、7点。
活性化(普通に読んだ)・・・2時間程度
鈴木宗男事件で一躍時の人となった、鈴木宗男代議士と「外務省のラスプーチン」佐藤優氏の対談。
話題になったロシア外交について、それのみならず日本外交の問題について、スケープゴートにされた当事者が裏側を語る、というスタンスを取っている。
両者とも現在まだ公判中、なので基本的に自分たちは悪くない、法には反しているかもしれないが私腹は肥やしていない、むしろ国のために尽くしてきた、というスタンスは終始一貫している。その主張が信用できるかどうかはともかくとして、ここで語られる外務省の腐敗ぶりは戦慄を覚える。「これは本当なのか」という恐れよりもむしろ、「本当はこんなものではないのではないか」という恐れの方が、強い。
語られている国際情勢の分析は緻密で、外交の裏側、ニュースの裏側がよくわかる。佐藤氏の著作や雑誌記事を読むまで、一方的に「ムネオ悪い」と思っていたが、そうではないかもしれないと感じ始めてきた。
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