2009年3月22日日曜日

067 / 111 ドラフト-光と影

10点満点で、6点。

活性化(普通に読んだ)・・・3時間程度

最初は高速リーディングのつもりだったが、結局普通に読んだ。こういう本も、フォトリーディングには向いてないな。年度ごとの指名選手一覧を見たり、一人数行のコメントを読んだりしてると、読む必要のあるセンテンスがかなり短いので、結局熟読に近い形になる。

本の内容。まとめ方は面白いし、期待されたが結果を出せずに終わってしまった選手など、当時を知らなければわからないエピソードなども目白押しで、内容としては悪くない。しかし、光と影の基準は、当然と言えば当然だが著者の主観に左右されており、首をかしげる箇所も少なくない。まぁ、こういうものだと割り切って読むべきだろう。

あの大活躍してる選手はこんなにドラフト時の評価は低かったのかとか、この球団はいったい何年連続でドラフトに失敗してるんだとか、まとめて振り返ってみると結構面白いもんだな。何よりも面白いというか興味深いのが、活躍した選手があまりに少ないこと。各球団、1回のドラフトでその後レギュラーになる選手が1名いればいい方、いい年は2~3名出るが、一人も使い物にならない年だって少なくない。いかにプロが厳しい世界なのかよくわかる。

とはいえ、多くの選手は負傷により力が発揮できなくなったというパターンだし、投手の場合フォーム改造に失敗して迷走というのも多い。他球団に指名されていれば、球史に名を残す選手になり得た素材も少なくないんだろうな。



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