2009年3月27日金曜日

070 / 114 エースの品格

10点満点で、7点。

活性化(高速リーディング)・・・45分程度

最近やたらノムさんの本を読んでいる気がする。面白いからね。
ノムさんの本にはたいていどれも、「人間教育こそがもっとも大事」「人間としてダメな奴は、選手としても大成しない」と言ったことが書いてある。この本はそれが顕著で、一流としての心構え、あるいは一流と二流を分けている人間的な要素は何か、といった話が多い。

冒頭から、2007年シーズン終盤の球児対ウッズ、ストレート勝負を続けて打たれたことに対する批判がある。あの勝負を楽しんだ側から見ると耳の痛い話だが、しかし「選手はチームのために全力を尽くすべきである」という主張にはぶれがないので、黙って受け入れるしかない。「負けてもいい」勝負ではなかったわけだし。

稲尾や江夏といった超一流どころ、あるいは一流になりきれなかった選手たちを取り上げ、ノムさん流の分析をしているのは毎度のこと。同じような文章を何度も読んだ気がするが、何度読んでも面白いな。

とはいえ、ノムさんの本が好きな人でなければ、やはりこの本にも目新しいことは書いてないので、どれか一冊読んでおけば十分だろう。



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