2009年3月10日火曜日

054 / 098 ビジネス頭を創る100の難問

10点満点で、6点。

一応フォトリーディングはしたが、パズルの本なので早く読むような本ではない。隙間時間を使って、3時間くらいかけて読んだ。

最初は「これが勝間本か!」と思いつつ手に取ったのだが、ちょっと読めばパズル本だった。だが、わりと好きなジャンルだったのでそのまま購入。論理パズルがメインだが、フェルミ推定問題などは数学的な知識が必要だし、最後のビジネスケーススタディはパズルではない。

パズルとしては面白いものが多く、まぁ悪くない本だとは思うのだが、こういう本でいう「ビジネス」というのが、ホワイトカラーしか対象としていないのは、ブルーカラーとしてはどうかと思う。これは洋書の翻訳だから仕方ないが(向こうはホワイトカラーとブルーカラーでは、身分が違うと言ってもいい)、日本人が書いた本までそういう傾向があるのは気に入らない。それだけに、「ザ・ゴール」は衝撃だった。

パズルとして読むつもりなら、最後の2章は蛇足。
全部読み切るなら、こういう本そのものが好きか、あるいは外資系企業への就職を考えている人向き。残念ながら万人向きではない。



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