10点満点で、7点。
読者に数学及び物理の教養を要求する。俺に読みこなすだけの教養があれば、9点だってつけられるのに。
歴史上重要な17の方程式を取り上げて、なぜ重要なのか、世界にどういう影響を与えてきたかを豊富なエピソードとともに紹介している。紹介している方程式は、目次より以下のとおり。
カバに乗った女房; ピタゴラスの定理
手順を短くする; 対数
消えゆく量の亡霊; 微積分
世界の体系; ニュートンの重力の法則
理想世界の兆し; マイナス1の平方根
結び目をめぐる騒ぎ; オイラーの多面体の公式
偶然のパターン; 正規分布
良い振動; 波動方程式
さざ波とパルス; フーリエ変換
人類の上昇; ナヴィエ=ストークス方程式
エーテルの中の波; マクスウェル方程式
法則と無秩序; 熱力学の第2法則
絶対であるのは1つだけ; 相対論
量子の不気味さ; シュレーディンガー方程式
暗号、通信、コンピュータ; 情報理論
自然のアンバランス; カオス理論
ミダスの数式; ブラック=ショールズ方程式
しょっぱな、ピラゴラスの定理から始まっているのでとっつきやすい本かと思ったらとんでもない。考察は幅広く、深く、じっくり考えながら読み進めないととても理解できない。まあそれでも、序盤の割と早い段階で、数学的な理論展開にはついていけなくなって読み物として読んだのだが。
世界を変えた方程式と言われれば、誰もが思いつきそうなエネルギーは質量✕光速度の自乗とか、オームの法則などがありそうなものだが、見出しにはなっていない。前者は本文中に触れていたが、後者は触れていなかったかな。取り上げた基準はあくまで社会に与えた影響範囲であり、重要だが範囲が狭いもの、小さく完結しているものは取り上げていないということか。決してそれだけではない議論の深さがあるのだけれど。
16個がずっと数学あるいは物理学の重要方程式として登場する中、最後のブラック=ショールズ方程式だけは経済学の分野。これは、金融デリバティブ商品の生みの親となった方程式であり、そしてリーマン・ショックなどの金融危機を引き起こしたものとして苦々しく紹介してある。マネーゲームってやつだね。
面白いとは思うが、本書の価値を理解するには、高校数学のレベルでは足りないんだろうなあ。
少なくとも偏微分方程式は高校ではやらないだろうなあ。
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2016年7月2日土曜日
2016年6月25日土曜日
TOEICの結果が返ってきた
先月受けたTOEIC IPテストの結果が返ってきた。Listening 325点、Reading 260点で合計585点。
一年前と半年前の結果を見てみると、Listening 240 -> 250 -> 325、Reading 190 -> 255 -> 260となっていて、順調に伸びてはいるもののどちらか一方のみというよくわからん成績。
しかし、項目別に見ると、割とまんべんなく力がついてきているのがわかる。
Listening;
短い会話の中で明確に述べられている情報を元に要点、目的、基本的な文脈を推測できる:68% -> 62% ->59%(落ちとるやないか)
長めの会話の中で明確に述べられている情報を元に要点、目的、基本的な文脈を推測できる:60% -> 59% -> 64%
短い会話などにおいて詳細が理解できる:61% -> 68% -> 83%
長めの会話において詳細が理解できる:38% -> 44% -> 71%
Reading;
文章の中の情報を元に推測できる:53% -> 47% -> 41%(落ちとるやないか)
文章の中の具体的な情報を見つけて理解できる:59% -> 47% -> 43%(落ちとるやないか)
文章、文書間で散りばめられた情報を関連付けることができる:50% -> 50% -> 55%
語彙が理解できる:43% -> 62% ->69%
文法が理解できる:28% -> 67% -> 76%
Listeningで目覚ましいのは、長めの会話の聴解力。でもこれは多分、聞き取る力が向上したというよりも、聞く前に問題にざっと目を通すことができたのが何問かあったのが大きいと思う。いわばテクニックの問題で、本当の力は劇的に向上したわけではないはず。むしろ、問題文と選択肢を読むのが早くなったのではなかろうか。
Readingでは文法の伸びが大きい。文法はちゃんと勉強していないので、「一番しっくりくる」「これだと違和感がある」みたいな選択をしたのが多いのだが、それが結構当たっているのだろう。偶然で取れるスコアアップではないと思う。
今年の英語力向上目標、11月にTOEIC600点は問題なく手が届きそう。むしろ8月のエネ管、9月の電験が終わったら文法をまじめに勉強して、もっと上を目指すべきか。
これまでの勉強では、基本的にオンライン英会話でDMEを1日1コマ25分。土曜日だけは2コマ。ただし日曜日は休み。この他、会社の人に薦められた金フレで基本の単語400を覚えただけ。金フレはまだ全部チェックしてないけど、確かに本番でかなり登場する単語ばかりで驚いた。
ちなみに以前のエントリに書いていた、昨年5月で470点というのは大間違いで、430点しか取れてなかったんだな。
一年前と半年前の結果を見てみると、Listening 240 -> 250 -> 325、Reading 190 -> 255 -> 260となっていて、順調に伸びてはいるもののどちらか一方のみというよくわからん成績。
しかし、項目別に見ると、割とまんべんなく力がついてきているのがわかる。
Listening;
短い会話の中で明確に述べられている情報を元に要点、目的、基本的な文脈を推測できる:68% -> 62% ->59%(落ちとるやないか)
長めの会話の中で明確に述べられている情報を元に要点、目的、基本的な文脈を推測できる:60% -> 59% -> 64%
短い会話などにおいて詳細が理解できる:61% -> 68% -> 83%
長めの会話において詳細が理解できる:38% -> 44% -> 71%
Reading;
文章の中の情報を元に推測できる:53% -> 47% -> 41%(落ちとるやないか)
文章の中の具体的な情報を見つけて理解できる:59% -> 47% -> 43%(落ちとるやないか)
文章、文書間で散りばめられた情報を関連付けることができる:50% -> 50% -> 55%
語彙が理解できる:43% -> 62% ->69%
文法が理解できる:28% -> 67% -> 76%
Listeningで目覚ましいのは、長めの会話の聴解力。でもこれは多分、聞き取る力が向上したというよりも、聞く前に問題にざっと目を通すことができたのが何問かあったのが大きいと思う。いわばテクニックの問題で、本当の力は劇的に向上したわけではないはず。むしろ、問題文と選択肢を読むのが早くなったのではなかろうか。
Readingでは文法の伸びが大きい。文法はちゃんと勉強していないので、「一番しっくりくる」「これだと違和感がある」みたいな選択をしたのが多いのだが、それが結構当たっているのだろう。偶然で取れるスコアアップではないと思う。
今年の英語力向上目標、11月にTOEIC600点は問題なく手が届きそう。むしろ8月のエネ管、9月の電験が終わったら文法をまじめに勉強して、もっと上を目指すべきか。
これまでの勉強では、基本的にオンライン英会話でDMEを1日1コマ25分。土曜日だけは2コマ。ただし日曜日は休み。この他、会社の人に薦められた金フレで基本の単語400を覚えただけ。金フレはまだ全部チェックしてないけど、確かに本番でかなり登場する単語ばかりで驚いた。
ちなみに以前のエントリに書いていた、昨年5月で470点というのは大間違いで、430点しか取れてなかったんだな。
2016年6月23日木曜日
019 / 432 数学の教科書が言ったこと、言わなかったこと
10点満点で、4点。
「わかる人にはわからない、数学のわからなさがわかる!」と書いてあるが、わからなかった。
数学の教科書が語っていないことについて、
I. 数学という学問の本質に関わる理由で、これができないため。
II. 現場の先生に任せる、または、生徒に考える時間を与えるため。
III. 教科書らしく気取っていて、サービス精神に欠けているため。
という3つの視点で解説している本ということになっているが・・・まずこの区分がよくわからん。正確に言うと、それがわかったところで「だから何?」としか感じられなかった。そこから話が広がってない。
それより何より、簡単なことをわざと難しく語っているだけの感が強く、一体何がわからないのかがわからなかった。俺自身高校数学は赤点ギリギリの成績だったが(だから今苦労している)、さすがに本書で語っているところでは躓いてない。というよりも、本書を読んでも、なぜそんな疑問を持つのか、なぜそれが理解できないのか、それがわからない項目ばかりだった。この本が想定してる読者のレベルってどの程度なんだろう。
ちなみに本書で取り上げているのは、符号、文字式、方程式、座標とグラフ、複素数、微積分。いずれの項目も、深く掘り下げてあってしっかりした理解に繋がるとか、そういう要素は感じられなかった。数学が苦手な人が読んでも得るものはないんじゃないか。
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「わかる人にはわからない、数学のわからなさがわかる!」と書いてあるが、わからなかった。
数学の教科書が語っていないことについて、
I. 数学という学問の本質に関わる理由で、これができないため。
II. 現場の先生に任せる、または、生徒に考える時間を与えるため。
III. 教科書らしく気取っていて、サービス精神に欠けているため。
という3つの視点で解説している本ということになっているが・・・まずこの区分がよくわからん。正確に言うと、それがわかったところで「だから何?」としか感じられなかった。そこから話が広がってない。
それより何より、簡単なことをわざと難しく語っているだけの感が強く、一体何がわからないのかがわからなかった。俺自身高校数学は赤点ギリギリの成績だったが(だから今苦労している)、さすがに本書で語っているところでは躓いてない。というよりも、本書を読んでも、なぜそんな疑問を持つのか、なぜそれが理解できないのか、それがわからない項目ばかりだった。この本が想定してる読者のレベルってどの程度なんだろう。
ちなみに本書で取り上げているのは、符号、文字式、方程式、座標とグラフ、複素数、微積分。いずれの項目も、深く掘り下げてあってしっかりした理解に繋がるとか、そういう要素は感じられなかった。数学が苦手な人が読んでも得るものはないんじゃないか。
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2016年6月16日木曜日
018 / 431 「戦争」の心理学
10点満点で、7点。
戦争における「人殺し」の心理学の著者が書いた続編。読んでいて既読感のある箇所が多々あったのだが、記載がかぶっているのか、書評を書いていないだけで読んだことがあったのか。多分後者だろうけど。
タイトルには「戦争」と入っているが、「他者に殺意を持っている人間と、生死をかけた戦いをする」ケースを戦争と広く捉えている感じ。例として登場する人物の多くは法執行官(警察官などだろう)となっている。銃撃戦であったり、あるいは銃を持った殺人者と対峙しているケースが多いのはさすがアメリカといったところか。
いざというときに発砲するための心理的準備、そして殺傷後の心的ケアに多くのページを割いている。
たとえ相手が無差別殺人犯で、今まさに新たな犠牲者を出そうとしているところでも、発砲できる人はそう多くないのは前著記載のとおり。必要なときに必要な行動(発砲など)ができるには準備が必要で、それができていないと大きなトラウマを抱えることになることを、豊富な例とともに紹介している。そして、その結果について周囲のサポートがいかに重要なのかも。ベトナム戦争ではそれが不足していて、多くのPTSD患者を産んでしまったことは前著に書いてあったか。
そういえば、本書にはPTSDの診断基準が(ラフではあるが)書いてある。その一部を紹介すると、下記のうち3つに該当する必要がある。
これを見ただけで、イラク三馬鹿はPTSDなんかじゃないって雄弁にわかるね。
人質戦隊サンバカーンの皆様は、その後も積極的に講演したり、本を書いたり、反日活動に勤しんでおられるからね。
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戦争における「人殺し」の心理学の著者が書いた続編。読んでいて既読感のある箇所が多々あったのだが、記載がかぶっているのか、書評を書いていないだけで読んだことがあったのか。多分後者だろうけど。
タイトルには「戦争」と入っているが、「他者に殺意を持っている人間と、生死をかけた戦いをする」ケースを戦争と広く捉えている感じ。例として登場する人物の多くは法執行官(警察官などだろう)となっている。銃撃戦であったり、あるいは銃を持った殺人者と対峙しているケースが多いのはさすがアメリカといったところか。
いざというときに発砲するための心理的準備、そして殺傷後の心的ケアに多くのページを割いている。
たとえ相手が無差別殺人犯で、今まさに新たな犠牲者を出そうとしているところでも、発砲できる人はそう多くないのは前著記載のとおり。必要なときに必要な行動(発砲など)ができるには準備が必要で、それができていないと大きなトラウマを抱えることになることを、豊富な例とともに紹介している。そして、その結果について周囲のサポートがいかに重要なのかも。ベトナム戦争ではそれが不足していて、多くのPTSD患者を産んでしまったことは前著に書いてあったか。
そういえば、本書にはPTSDの診断基準が(ラフではあるが)書いてある。その一部を紹介すると、下記のうち3つに該当する必要がある。
トラウマに関連する刺激を執拗に避ける、あるいは全般的に反応性が鈍麻する。すなわち、以下にあげるような兆候を3つ以上示す。
1. トラウマに関わる思考、感情、会話を避けようとする。
2. トラウマを思い出させる行動、場所、人を避けようとする。
3. トラウマの重要な一面を思い出すことができない。
4. 重要な活動への興味が大きく減退する、あるいはほとんど参加しようとしなくなる。
5. 他者への無関心または疎外感。
6. 情動が乏しくなる(愛情を抱けないなど)。
これを見ただけで、イラク三馬鹿はPTSDなんかじゃないって雄弁にわかるね。
人質戦隊サンバカーンの皆様は、その後も積極的に講演したり、本を書いたり、反日活動に勤しんでおられるからね。
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017 / 430 「みんなの学校」が教えてくれたこと
10点満点で、7点。
あらゆる児童を受け入れて、9年間不登校ゼロの奇跡の学校、大阪市立大空小学校初代校長の話。いや恥ずかしながら、こんな学校があるなんて全く知らなかった。
知的あるいは情緒的障害を持つ子、あるいは明確な記載はなかったが恐らく肉体的障害を持つ子もいるのだろう。そういう子どもたちが、普通の子と一緒に授業を受け、共に考えともに学ぶ学校。特別支援学校の完成形なのかと思っていたら、普通の小学校(地域の子供が学ぶ、学区制の小学校)なのだから驚いた。
学校のルールはたったひとつ、「自分がされて嫌なことは人にしない、言わない」だけ。このルールが守れなかった子は、「やり直しの部屋」と呼ばれる校長室に行くことになる。といっても説教されるわけではなく、何をしたのか、何故してしまったのかを自分の口で語り、自分で何が悪かったのか反省すれば終わりのようだ。
授業中に飛び出してしまう子、走りだす子も当然いる。大声で叫ぶ子もいる。さぞかし学業に影響が出るだろうと思うのだがさにあらず。学力は全国平均よりも上らしい。そういう環境でも集中して勉強できる力が付いているからなのだろう。
しかしこれは教職員の負担はかなりのものだろう。地域住民の支援、「みんなで作る学校」という意識が、学校だけでなく地域に根付いているからこそできるのだろう。
こういう学校がもっと増えて欲しい。しかしこれだと、中学校に行ってから戸惑う子、困る子もいるだろうから、そこのケアは必要かな。
我が子もいわゆる問題児。「本人を変えるのは大変。でも周囲が変われば本人が変わる」という声は耳が痛い。
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あらゆる児童を受け入れて、9年間不登校ゼロの奇跡の学校、大阪市立大空小学校初代校長の話。いや恥ずかしながら、こんな学校があるなんて全く知らなかった。
知的あるいは情緒的障害を持つ子、あるいは明確な記載はなかったが恐らく肉体的障害を持つ子もいるのだろう。そういう子どもたちが、普通の子と一緒に授業を受け、共に考えともに学ぶ学校。特別支援学校の完成形なのかと思っていたら、普通の小学校(地域の子供が学ぶ、学区制の小学校)なのだから驚いた。
学校のルールはたったひとつ、「自分がされて嫌なことは人にしない、言わない」だけ。このルールが守れなかった子は、「やり直しの部屋」と呼ばれる校長室に行くことになる。といっても説教されるわけではなく、何をしたのか、何故してしまったのかを自分の口で語り、自分で何が悪かったのか反省すれば終わりのようだ。
授業中に飛び出してしまう子、走りだす子も当然いる。大声で叫ぶ子もいる。さぞかし学業に影響が出るだろうと思うのだがさにあらず。学力は全国平均よりも上らしい。そういう環境でも集中して勉強できる力が付いているからなのだろう。
しかしこれは教職員の負担はかなりのものだろう。地域住民の支援、「みんなで作る学校」という意識が、学校だけでなく地域に根付いているからこそできるのだろう。
こういう学校がもっと増えて欲しい。しかしこれだと、中学校に行ってから戸惑う子、困る子もいるだろうから、そこのケアは必要かな。
我が子もいわゆる問題児。「本人を変えるのは大変。でも周囲が変われば本人が変わる」という声は耳が痛い。
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2016年6月6日月曜日
エネルギー管理士(電気分野) その2
とりあえず過去問10年分の「エネルギー総合管理及び法規」は終了。まだ怪しいところはもちろんあるけれど、それでももう合格点は取れるレベルに近づいてると思う。まあ、この科目同じパターンの出題が多いしねえ。
ここからが本番、と「電気の基礎」に挑んでみたところ早くも涙目。しょっぱなからラプラス変換とか出てきて、これがダメだから二種一次の理論科目取れないんじゃないか・・・と苦い記憶が蘇ってきた。ここを飛ばして、とも考えてみたけれど、数年分チェックしたら微積分とラプラス変換はできなければ、確実に数問取りこぼすのがわかった。なので仕方ない、数学からやり直し。
本当はガッツリ基礎を固めるべきだろうが、さすがに残り2ヶ月でそれを振り返る時間はない。なのでとりあえず上っ面を復習して、あとは過去問で身につけていこう。
定番の数学書。式の展開に端折っているところがかなりあり、しっかり考えて自分なりに解いていかないと読み進めることができない本だが、最低限必要なことは押さえてあると評判の本。去年一度学習したが、かなり忘れているのでもう一度取り組む。三角関数と複素数は簡単に通りすぎて(必要な要素は過去問で復習する)、微積分とラプラス変換はしっかり復習する。でもこれも、いいとこ2週間以内だなあ。
とりあえず2科目確実にすることが目標。1科目はもうめどが付いたから、あと1科目を2ヶ月ならなんとかなるんじゃないか(白目)
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ここからが本番、と「電気の基礎」に挑んでみたところ早くも涙目。しょっぱなからラプラス変換とか出てきて、これがダメだから二種一次の理論科目取れないんじゃないか・・・と苦い記憶が蘇ってきた。ここを飛ばして、とも考えてみたけれど、数年分チェックしたら微積分とラプラス変換はできなければ、確実に数問取りこぼすのがわかった。なので仕方ない、数学からやり直し。
本当はガッツリ基礎を固めるべきだろうが、さすがに残り2ヶ月でそれを振り返る時間はない。なのでとりあえず上っ面を復習して、あとは過去問で身につけていこう。
定番の数学書。式の展開に端折っているところがかなりあり、しっかり考えて自分なりに解いていかないと読み進めることができない本だが、最低限必要なことは押さえてあると評判の本。去年一度学習したが、かなり忘れているのでもう一度取り組む。三角関数と複素数は簡単に通りすぎて(必要な要素は過去問で復習する)、微積分とラプラス変換はしっかり復習する。でもこれも、いいとこ2週間以内だなあ。
とりあえず2科目確実にすることが目標。1科目はもうめどが付いたから、あと1科目を2ヶ月ならなんとかなるんじゃないか(白目)
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今年のことをまじめに考えてみた 3
一週間ほどやってみて、早くも挫折。
いやその、完全に挫折したわけではないのだが、見通しが甘いということは思い知らされた。そんなに早く帰れない。
帰宅は22時近くになるし、エネ管の勉強は基礎となる数学力が追いついてないというか、去年せっかく勉強したのがごっそり抜け落ちているのが発覚。無理な計画を立てて、できないできないと焦るのが一番良くないので、現実的なところに目標とやることを軌道修正。
・英語の勉強は変更なし。朝はなんとかなる。
・減量も変更なし。仕事が忙しくなると早起き&運動はだんだんキツくなるけど、まだ継続できる。
・勉強と読書は、帰宅時間を見て現実的な時間を割く程度に。睡眠優先。
・なので、エネ管は科目合格狙いに切り替える。電験も、一次試験は理論だけ取るつもりで。電力、機械は3年前に一度合格できた経験あるし。
・読書はもう、気楽に読もう。フォローアップ講座はなんとか時間を作って行く。
下方修正はしたけど、やる気無くしたわけじゃないぞ、と自己弁護。
いやその、完全に挫折したわけではないのだが、見通しが甘いということは思い知らされた。そんなに早く帰れない。
帰宅は22時近くになるし、エネ管の勉強は基礎となる数学力が追いついてないというか、去年せっかく勉強したのがごっそり抜け落ちているのが発覚。無理な計画を立てて、できないできないと焦るのが一番良くないので、現実的なところに目標とやることを軌道修正。
・英語の勉強は変更なし。朝はなんとかなる。
・減量も変更なし。仕事が忙しくなると早起き&運動はだんだんキツくなるけど、まだ継続できる。
・勉強と読書は、帰宅時間を見て現実的な時間を割く程度に。睡眠優先。
・なので、エネ管は科目合格狙いに切り替える。電験も、一次試験は理論だけ取るつもりで。電力、機械は3年前に一度合格できた経験あるし。
・読書はもう、気楽に読もう。フォローアップ講座はなんとか時間を作って行く。
下方修正はしたけど、やる気無くしたわけじゃないぞ、と自己弁護。
2016年5月31日火曜日
今年のことをまじめに考えてみた 2
昨日の続き。目標設定はSMARTにしなくてはいけないので、とりあえずAchievableを優先に考えてみる。
現状把握と実現可能性
- 速読
- 今のところ、新書1冊で1時間強くらいだろうか。
- できなきゃ困る。高いカネ出したんだし。
- エネ管合格
- 共通科目(法規など)は結構イケそうだが、他の科目はまだ手を出してない。
- 勉強を始めたのが最近なので、かなり頑張らないとキツイ。
- 電験二種一次試験
- これはかなり厳しいか。
- まずは壊滅的な数学力を何とかしないと。
- 英語力向上
- 昨年5月末の段階でTOEIC470点、11月末で505点。今年5月末はまだ結果が出てない。
- 昨日受けてみた、CASECでは推定TOEICスコア440点とか。ダメじゃん。
- 減量
- 本日現在、73.1kg、体脂肪率24.8%。ひどい。
- 標準体重は60kg切っている身長。
- 子供の相手
- 平日はかなり難しい。朝は時間がなく、夜は寝る前に帰ってくるかどうか。
- その分、土日の子供が起きている時間は相手をすればいい。自分のことは後回し。
- うちの子は色々問題を抱えているので、どちらにせよ子供が起きている間は自由にできることはさほどない。
- 子供に本を読ませる
- 最近突然読み始めた。続けばいいんだけど。
- ブログ更新
- まあ優先順位は一番低いね。
上記を考えて、とりあえずエネ管、英語力、減量を目標に据えることにしよう。優先順位は、エネ管>減量>英語、にしておこうか。
電験はエネ管の勉強をしてたら範囲はかなりかぶるし、子供の相手は具体的な内容にしづらい。
Specific, Measurable, Achievable, Realistic, Timely
- エネ管
- 全科目合格。この上なく具体的。
- ガチで勉強すれば多分いけるだろう。
- 8月頭に試験。そういえばまだ受験料振り込んでないや。
- 減量
- 8月末で65kg。1ヶ月3kg減のペース。
- 10年近く前、結婚した時に一度やったことがあるから、本気出せばできる。
- そこから先は落としていくのがキツイので、年内に60kgとする。
- 英語
- 11月末に受験するTOEICで600点を当面の目標にしよう。
- 点を取るのが目的ではなくて、英会話力に点がついてくることが目的だから、TOEIC対策はしない。
時間の使い方を具体的に考える
朝早く起きるのは、カーテンを開けて寝れば結構なんとかなる。去年の今時分は、オンライン英会話は5:30から受講していたので、その時間に戻すことにしよう。5:15までには起きて、レッスンを1コマ。6時に翌週分のレッスンを予約。
6時から30分程度、自転車で走る。この時、英会話復習用のCDを聞く。帰ってきたらシャワーを浴びて、あとは出勤までは今までどおり。
電験三種を受けてた頃は、朝は復習の時間に当てていたと思ったが、今回は3つも目標を欲張ったから、朝は電気の勉強はしない。
通勤は自転車。行きはラジオを聞きたいので、勉強しない。帰りは英会話のCDでいいだろう。
帰ったら食事、風呂を済ませてエネ管の勉強。集中力は1時間しか続かないから、1時間真剣にやる。その後は30分読書、読んだ本を5分でブログに書いて、23時まではネット見たり好きなことをする。就寝は23時にする。
早く帰ることができたら、自由時間が増える。遅ければまず読書時間を削り、もっと遅ければエネ管の勉強時間を削る。睡眠時間の確保は最優先にしないと、気力体力が続かないし仕事にも支障が出る。無理をすると絶対に途中で投げ出す。
土日も基本的には同じペースにする。ただ、疲れを取ることを重視したいから、土日は早起きしない。なので英会話のレッスンは取らない。もしも早く起きたら読書の時間に当てる。まあ子供が起きてたら無理だけど。ついでに、酒とポテチは土日だけ解禁にしよう。
成功の具体的なイメージ
アクティブ・ブレインで教わった、目標を達成する技術。実際に、電験三種はこれのおかげで取れたと思う。
すごくご都合主義なイメージを持ったので、書かない。でも具体的に想像した。
とりあえず英語力だけは、東京オリンピックの時に英語でボランティアができる自分を想像。
目標を公言する
ここに書いたし、エネ管と体重については職場でも宣言しよう。英語は自分だけの世界でいい。
さて、書いただけで満足してはならぬ。
夜の勉強は既に始めている。自転車通勤も。朝の英会話だけは、既に6時からレッスンの予約をしてしまっているので、明後日から時間変更。実はちょっと間違えて早い時間を予約していただけなのだが、結果オーライとしよう。
2016年5月30日月曜日
今年のことをまじめに考えてみた 1
読書したりまじめに勉強したりして、ここ1ヶ月でいろいろ行動が変わってきたので、今年のことをまじめに考えてみた。
まだ今年がはじまってから5ヶ月しか経ってない。目標を立てるにはちょうどいい時期だろう。うん。
とりあえず今年やりたいこと、できるようになりたいことをピックアップ。
平日は、朝6:30頃から朝食。子供を学校に送り出してすぐに自分も出勤するので、これ以降は帰宅まで自由時間がない。
帰宅は19:30-21:30くらい。とりあえず間を取って20:30だと仮定する。子供を寝かしつけるのがだいたいこれくらいなので、夕食や風呂の時間を考えて、21:00までは使えない時間だと考えることにする。6:30-21:00は死に時間、ということだね。職場の昼休みとか、時間が使えなくはないが、寝たいこともあれば仕事してることもあるので考えに入れない。
睡眠時間は削れない。寝不足に弱いし、睡眠を削って何かするのは続かない。できれば7.5時間の睡眠を取りたいが、そうも言ってられないので6時間とする。
思ったより長くなったし、眠くなってきたので続きは明日考えよう。
まだ今年がはじまってから5ヶ月しか経ってない。目標を立てるにはちょうどいい時期だろう。うん。
とりあえず今年やりたいこと、できるようになりたいことをピックアップ。
- 速読できるように。新書1冊30分が当面の目標。
- そのうえで、もっと読書したい。
- エネルギー管理士(電気分野)合格。科目合格じゃなくて全部。
- 電験二種一次試験合格。二次試験はまあ、現実的じゃない。
- 英語力向上。
- 減量。色々やばい。
- もっと子供の相手をする。キャッチボールがしたい。
- 子供に本を読ませる。せめて週1冊。
- ブログの更新は滞らせない。
使える時間
生活のサイクルを考えて、自由にならない時間を除外する。平日は、朝6:30頃から朝食。子供を学校に送り出してすぐに自分も出勤するので、これ以降は帰宅まで自由時間がない。
帰宅は19:30-21:30くらい。とりあえず間を取って20:30だと仮定する。子供を寝かしつけるのがだいたいこれくらいなので、夕食や風呂の時間を考えて、21:00までは使えない時間だと考えることにする。6:30-21:00は死に時間、ということだね。職場の昼休みとか、時間が使えなくはないが、寝たいこともあれば仕事してることもあるので考えに入れない。
睡眠時間は削れない。寝不足に弱いし、睡眠を削って何かするのは続かない。できれば7.5時間の睡眠を取りたいが、そうも言ってられないので6時間とする。
使えるリソース
- 読む本には困らない。積読がいくらでもあるし、図書館で借りてもいい。
- 一年前から続けているオンライン英会話。1コマ25分。
- アクティブ・ブレイン式記憶術。F1コースで鍛えた応用力も。
- 幾つかの勉強法参考書。
- 優秀な職場の若手。TOEIC800点とかいる。
- 勤勉な職場の若手。毎週火曜と木曜、朝電気の勉強会をしている。事もあろうに俺が教師。
- 通勤手段としての自転車。20分程度。
- 土曜夜の合気道。うちの先生は乱取りをやるので、膨大なエネルギーを使う。でも反面、帰ってきたら風呂に入って飯食って寝るだけ。
障害、誘惑
- 子供。色々問題があってほっとけない。子供が起きている時間帯は、ほぼ自分のことには時間が使えない。
- ネットサーフィン。知りたい情報がいくらでもある。
- 漫画。ヤンマガ、スピリッツ、サンデー、マガジン、チャンピオン、漫画ゴラク、ビッグコミック、ビッグコミックオリジナル、近代麻雀、月刊マガジン、、、、一体何冊読んでるんだ俺は。
- 仕事。ただでさえ忙しいのに、更にボリュームがガツンと増えた。でもこれは、とりあえず考えに入れないことにする。組合員だし。
- 集中力に欠ける。せいぜい1時間しか勉強が続けられない。
- ポテトチップ大好き。多少寿命が縮んでも仕方ないと割り切れるくらい好き。
- 酒。まあこれは我慢できる。程々に。
- 走るのは嫌い。大嫌い。5分走るか1時間自転車漕ぐかと言われたら、一瞬の躊躇もなく自転車を選ぶ。
- ゲームしたい。でもドラクエ引退したからこれはあまり心配ないかも。引退させてくれた運営素敵(白目)
- 睡眠時間確保のためだけでなく、夜に弱いので夜遅くまで活動はできない。数日は続いても、継続させようとすると間違いなく破綻する。
思ったより長くなったし、眠くなってきたので続きは明日考えよう。
2016年5月28日土曜日
016 / 429 好転力 自分で運命を変える7つのステップ
10点満点で、7点。
思ったよりいい本だった。7つのステップと書いてはあるものの、基本的には逆境から成功した人たちのエピソードを紹介して、その原動力となったポジティブシンキングを紹介しているもの。7つのステップとはAttitude(態度)、Selection(選択)、Courage(勇気)、Target(目標)、Action(行動)、Love(愛情)、Perseverance(根気)と分類してはあるものの、根底に流れているものは全てPerseveranceではないかと思う。
逆境には生まれ持ったハンディキャップがあったり、不慮の事故による四肢の不自由などがあったり、経済的な苦境があったり色々なケースが取り上げられているが、そこから這い上がった人たちは共通して「諦めていない」
逆境を逆にチャンスと捉えている人もいれば、決して諦めないことを誓った人もいるが、少なくとも「楽しく」克服していった人たちは取り上げられていないと思う。
このブログでも書いた気がするが、「努力できること」は才能だと思う。俺のような「努力できない人」が多数いる現状がそれを雄弁に語っている。
「努力できる技術」を開発して身につけて、人に教えることができるようになれば一財産稼げるのだがなあ。
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思ったよりいい本だった。7つのステップと書いてはあるものの、基本的には逆境から成功した人たちのエピソードを紹介して、その原動力となったポジティブシンキングを紹介しているもの。7つのステップとはAttitude(態度)、Selection(選択)、Courage(勇気)、Target(目標)、Action(行動)、Love(愛情)、Perseverance(根気)と分類してはあるものの、根底に流れているものは全てPerseveranceではないかと思う。
逆境には生まれ持ったハンディキャップがあったり、不慮の事故による四肢の不自由などがあったり、経済的な苦境があったり色々なケースが取り上げられているが、そこから這い上がった人たちは共通して「諦めていない」
逆境を逆にチャンスと捉えている人もいれば、決して諦めないことを誓った人もいるが、少なくとも「楽しく」克服していった人たちは取り上げられていないと思う。
このブログでも書いた気がするが、「努力できること」は才能だと思う。俺のような「努力できない人」が多数いる現状がそれを雄弁に語っている。
「努力できる技術」を開発して身につけて、人に教えることができるようになれば一財産稼げるのだがなあ。
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2016年5月27日金曜日
エネルギー管理士(電気分野) その1
勉強を初めて一週間くらい。
まんべんなく手を出して全滅というのが一番しょうもないので、共通項目のエネルギー総合管理及び法規に絞って勉強。テキストを丁寧に読み込んでいる時間はないし、深く理解するつもりもないので、基本的には過去問だけ。平成27年(去年)のから始めて、とりあえず5年分、平成23年度分まで終了。
法規は知らなければ手も足も出ないかと思っていたら、割と常識でわかる項目もあって、初見でも3~4割はわかる。最初は考えないで、回答を見ながら読むのに徹して、一通り読んだら解く。翌日もう一回解く。今のところ、特に難しい問題はないので、2回めで8割以上は解けている。2回めでも全然わからなかった箇所だけもう一度しっかり解説を見て、後日復習。
この科目の電気部分、計算が絡む問題は簡単なのが助かる。これで取りこぼさなければ、多分科目合格は問題ない。あと5年分、過去問を10年分やったら、この科目の勉強は終わりにする予定。その後は、週イチくらいで読み返せばいいか。
今のところ問題点は、購入した過去問もテキストも、解説が不親切なところ。不親切というか読みにくくて、ポイントがどこにあるのかわかりにくい。過去問集はろくな解説がない問題も多い。テキストでも、見出しや色分けで工夫がされているわけでもなく、どこを読めばいいのか見つけるのに一苦労。特定事業者の定義とか、第一種エネルギー管理指定工場の定義とか、過去問集に解説つけてくれればそれで終わるのに。原油換算で2,800kLだから第二種エネルギー管理指定工場とか解説で書かれても、いくつからいくつまでが二種、いくつからいくつまでが一種とか書いてくれないと、同様の問題で原油換算した数量が2,500kLだったら何に該当するのかわからん。
省エネルギーセンターの本を買えばいいのかもしれないが、もう他の本買ってしまったから買わない。もったいない。
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まんべんなく手を出して全滅というのが一番しょうもないので、共通項目のエネルギー総合管理及び法規に絞って勉強。テキストを丁寧に読み込んでいる時間はないし、深く理解するつもりもないので、基本的には過去問だけ。平成27年(去年)のから始めて、とりあえず5年分、平成23年度分まで終了。
法規は知らなければ手も足も出ないかと思っていたら、割と常識でわかる項目もあって、初見でも3~4割はわかる。最初は考えないで、回答を見ながら読むのに徹して、一通り読んだら解く。翌日もう一回解く。今のところ、特に難しい問題はないので、2回めで8割以上は解けている。2回めでも全然わからなかった箇所だけもう一度しっかり解説を見て、後日復習。
この科目の電気部分、計算が絡む問題は簡単なのが助かる。これで取りこぼさなければ、多分科目合格は問題ない。あと5年分、過去問を10年分やったら、この科目の勉強は終わりにする予定。その後は、週イチくらいで読み返せばいいか。
今のところ問題点は、購入した過去問もテキストも、解説が不親切なところ。不親切というか読みにくくて、ポイントがどこにあるのかわかりにくい。過去問集はろくな解説がない問題も多い。テキストでも、見出しや色分けで工夫がされているわけでもなく、どこを読めばいいのか見つけるのに一苦労。特定事業者の定義とか、第一種エネルギー管理指定工場の定義とか、過去問集に解説つけてくれればそれで終わるのに。原油換算で2,800kLだから第二種エネルギー管理指定工場とか解説で書かれても、いくつからいくつまでが二種、いくつからいくつまでが一種とか書いてくれないと、同様の問題で原油換算した数量が2,500kLだったら何に該当するのかわからん。
省エネルギーセンターの本を買えばいいのかもしれないが、もう他の本買ってしまったから買わない。もったいない。
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2016年5月19日木曜日
エネルギー管理士(電気分野)に挑戦
電験二種に落ち続けて、とりあえず目先を変えてエネ管を受けることにした。
2011年だったかに電験三種合格。
翌年に二種初挑戦して、電力と機械合格。
その翌年は法規。
そして去年理論にまた落ちて、電力と機械の科目合格が消滅。この間全然勉強していないので、今受けてもまた科目を取れるとはとても思えない。なので、エネ管に逃げることにした。まあ、電験2.5種って言われてるしね。
色々調べてみたら、「電験持ちは過去問だけでいい」との記述ばかりだったので、過去問を購入。
早速法規部分にトライしてみたら、全く歯がたたん。まあ、省エネに関する法律なんて調べたことすらないのでわからなくて当然。解説を読んで、何度も繰り返せば理解できて覚えるだろう、とか考えていたら、なんとまあ解説の乏しいこと。「原油換算で2,863.8kLのエネルギーを消費するので、第二種エネルギー管理指定工場」とかいう解説はあっても、その閾値はいくつなのか、一種と二種は何が違うのか、指定されるとどうなるのか、全く解説がない。
別にこれくらい落としても試験の点は取れるだろうが、何のために勉強しているのだかわからん。仕方ないから、テキストをamazonでぽち。
こっちはさっき注文したばかりで、まだ届いてないので内容は不詳。
でもまあ、電気のテキストは電験のものがあるから、エネ管特有の項目だけ充実してればそれでいいや。
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2011年だったかに電験三種合格。
翌年に二種初挑戦して、電力と機械合格。
その翌年は法規。
そして去年理論にまた落ちて、電力と機械の科目合格が消滅。この間全然勉強していないので、今受けてもまた科目を取れるとはとても思えない。なので、エネ管に逃げることにした。まあ、電験2.5種って言われてるしね。
色々調べてみたら、「電験持ちは過去問だけでいい」との記述ばかりだったので、過去問を購入。
早速法規部分にトライしてみたら、全く歯がたたん。まあ、省エネに関する法律なんて調べたことすらないのでわからなくて当然。解説を読んで、何度も繰り返せば理解できて覚えるだろう、とか考えていたら、なんとまあ解説の乏しいこと。「原油換算で2,863.8kLのエネルギーを消費するので、第二種エネルギー管理指定工場」とかいう解説はあっても、その閾値はいくつなのか、一種と二種は何が違うのか、指定されるとどうなるのか、全く解説がない。
別にこれくらい落としても試験の点は取れるだろうが、何のために勉強しているのだかわからん。仕方ないから、テキストをamazonでぽち。
こっちはさっき注文したばかりで、まだ届いてないので内容は不詳。
でもまあ、電気のテキストは電験のものがあるから、エネ管特有の項目だけ充実してればそれでいいや。
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015 / 428 超高速仕事術
10点満点で、7点。
この本も、フォーカス・リーディングの事後課題として読んだ。
今まで、とにかく読書速度だけを追い求めて読んできたが、なんとなくフォーカス・リーディングで提唱している読み方がわかってきた気がする。フォーカスの設定と口を酸っぱくして言われているが(事後課題のフィードバックでもしきりと言われた)、ようやく「一回の読書中にフォーカスを変える」ことがわかってきた。言われてみれば当たり前のことなのだが、この感覚を受け入れられるかどうか。ぶっちゃけこれさえできれば、目の使い方などの速読手法が全然ダメでも、読書速度そのものは倍にはなると思う。
さて本書。序盤には記憶術と速読法(情報処理技術といったほうがいいかも)、これはまあ流儀があるので参考程度に流し読み。
仕事を先送りにしない考え方、無駄な時間を使わない技術については大いに参考になった。今日からすぐできる。早速やってみようと感じたのに、この記事を書きながらいざ仕事になるとやってない自分を思い出してちょっとへこんだ。
人を動かす方法については、上司に読んでほしいなあ・・・と感じた次第。
この手の本で、久しぶりにいい読後感があった。
「10倍は頑張れない。しかし10倍速く、はできる」というキャッチコピーに偽りなし。
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この本も、フォーカス・リーディングの事後課題として読んだ。
今まで、とにかく読書速度だけを追い求めて読んできたが、なんとなくフォーカス・リーディングで提唱している読み方がわかってきた気がする。フォーカスの設定と口を酸っぱくして言われているが(事後課題のフィードバックでもしきりと言われた)、ようやく「一回の読書中にフォーカスを変える」ことがわかってきた。言われてみれば当たり前のことなのだが、この感覚を受け入れられるかどうか。ぶっちゃけこれさえできれば、目の使い方などの速読手法が全然ダメでも、読書速度そのものは倍にはなると思う。
さて本書。序盤には記憶術と速読法(情報処理技術といったほうがいいかも)、これはまあ流儀があるので参考程度に流し読み。
仕事を先送りにしない考え方、無駄な時間を使わない技術については大いに参考になった。今日からすぐできる。早速やってみようと感じたのに、この記事を書きながらいざ仕事になるとやってない自分を思い出してちょっとへこんだ。
人を動かす方法については、上司に読んでほしいなあ・・・と感じた次第。
この手の本で、久しぶりにいい読後感があった。
「10倍は頑張れない。しかし10倍速く、はできる」というキャッチコピーに偽りなし。
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2016年5月18日水曜日
014 / 427 東大首席弁護士が教える超速7回読み勉強法
10点満点で、5点。
中学時代全国模試1位、東大在学中に司法試験合格、法学部主席卒業、財務官僚を経て弁護士という著者。
決して天才ではなく、単に効率のいい勉強をしてきただけと書いているが・・・無理だろこれ。
中学時代は毎日4時間、大学入試前は14時間、司法試験では19時間半とか、これだけできる人なら多少効率が悪くとも、たいていの勉強は身になるだろ。著者の推奨する7回読み勉強法自体はいいと思うけれど、語っているレベルが違いすぎる。
こういう本を読むと、内容の善し悪し以前に「努力できることそのものが才能だなあ」と切実に思う。
どんなにモチベーションが高い時でも、自宅での勉強って1日5時間やったことが数回ある程度だもの。基本的には1日1時間の勉強ですら、毎日続けるのはハードルが高い。俺はそんな怠け者。
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中学時代全国模試1位、東大在学中に司法試験合格、法学部主席卒業、財務官僚を経て弁護士という著者。
決して天才ではなく、単に効率のいい勉強をしてきただけと書いているが・・・無理だろこれ。
中学時代は毎日4時間、大学入試前は14時間、司法試験では19時間半とか、これだけできる人なら多少効率が悪くとも、たいていの勉強は身になるだろ。著者の推奨する7回読み勉強法自体はいいと思うけれど、語っているレベルが違いすぎる。
こういう本を読むと、内容の善し悪し以前に「努力できることそのものが才能だなあ」と切実に思う。
どんなにモチベーションが高い時でも、自宅での勉強って1日5時間やったことが数回ある程度だもの。基本的には1日1時間の勉強ですら、毎日続けるのはハードルが高い。俺はそんな怠け者。
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2016年5月14日土曜日
013 / 426 「できる人」の時間の使い方
10点満点で、6点。
復習で読んで、下読み10分(8割程度)、本ちゃん読み17分、振り返り5分。本チャン読みと振り返りでは全文読んだ。
これくらいの本なら、一回で通読するつもりでも、あるいは重ね読み前提にしても、30分あれば楽に読めるね。速読の感覚がつかめなくなってきたので、読みやすいビジネス書から出なおしてみたわけだが、どうしたものかな。多分、フォーカス・リーディング受講前でも40分程度で楽に読めていたと思う。
書いてあることはなかなかいいことだけど、どこかで読んだことばかり。裏返して言うと、大切なことって結局誰が書いても同じなのだろう。
・目標は明確に、具体的なものを期限を決めて、紙に書く。
・一度に最終目標を目指すのではなく、小さな目標に分けて期限を短くして少しずつ達成する。
・常に全体像を俯瞰して、適宜軌道修正する。
・スキマ時間でできることを予めリストアップしておいて、有効に使う。
最後の、具体的なスキマ時間活用のテクニックだけは他の本で読んだ記憶が無い。忘れてるだけかな。
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復習で読んで、下読み10分(8割程度)、本ちゃん読み17分、振り返り5分。本チャン読みと振り返りでは全文読んだ。
これくらいの本なら、一回で通読するつもりでも、あるいは重ね読み前提にしても、30分あれば楽に読めるね。速読の感覚がつかめなくなってきたので、読みやすいビジネス書から出なおしてみたわけだが、どうしたものかな。多分、フォーカス・リーディング受講前でも40分程度で楽に読めていたと思う。
書いてあることはなかなかいいことだけど、どこかで読んだことばかり。裏返して言うと、大切なことって結局誰が書いても同じなのだろう。
・目標は明確に、具体的なものを期限を決めて、紙に書く。
・一度に最終目標を目指すのではなく、小さな目標に分けて期限を短くして少しずつ達成する。
・常に全体像を俯瞰して、適宜軌道修正する。
・スキマ時間でできることを予めリストアップしておいて、有効に使う。
最後の、具体的なスキマ時間活用のテクニックだけは他の本で読んだ記憶が無い。忘れてるだけかな。
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012 / 425 日本人が知らない集団的自衛権
10点満点で、6点。
Q&Aの形で、日本を取り巻く国際情勢、日米同盟の実情、自衛隊の防衛力、集団的自衛権の実際などについて著者の主張が述べられている。基本的には著者の主張は他の本と同一なので、特別に新しいことは書いていない。ただ、テーマが集団的自衛権なので、固有の軍事力ではなく在日米軍との連携や、有事における米軍の動きについて多めのページが割かれている。
著者の本に共通の主張として、「在日米軍は日本のためではなく、米軍の世界戦略のために存在している。その維持に対する日本の貢献は大きく、米軍は日本の価値を大いに認めている」というものがある。当然本にはそれを裏付けるデータ、関係者の発言などが紹介されているわけで素直に信じていたのだが、直近(2016年)の米大統領選挙はどうなるんだろう。共和党候補のトランプは、在日(に限らず、在外)米軍に対する受け入れ国の負担が少なすぎると主張して、全額負担でなければ撤退もありうるとか主張しているのではなかったかな。コイツの軍事・外交に関する主張は明らかな無知に支えられた極右よりの思想から来ているのが素人目にも分かるレベルなのだが、ほんとうに大統領になってしまったらどうなるんだろう。日本の首相と違って、アメリカの大統領は権限でかいしなあ。
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Q&Aの形で、日本を取り巻く国際情勢、日米同盟の実情、自衛隊の防衛力、集団的自衛権の実際などについて著者の主張が述べられている。基本的には著者の主張は他の本と同一なので、特別に新しいことは書いていない。ただ、テーマが集団的自衛権なので、固有の軍事力ではなく在日米軍との連携や、有事における米軍の動きについて多めのページが割かれている。
著者の本に共通の主張として、「在日米軍は日本のためではなく、米軍の世界戦略のために存在している。その維持に対する日本の貢献は大きく、米軍は日本の価値を大いに認めている」というものがある。当然本にはそれを裏付けるデータ、関係者の発言などが紹介されているわけで素直に信じていたのだが、直近(2016年)の米大統領選挙はどうなるんだろう。共和党候補のトランプは、在日(に限らず、在外)米軍に対する受け入れ国の負担が少なすぎると主張して、全額負担でなければ撤退もありうるとか主張しているのではなかったかな。コイツの軍事・外交に関する主張は明らかな無知に支えられた極右よりの思想から来ているのが素人目にも分かるレベルなのだが、ほんとうに大統領になってしまったらどうなるんだろう。日本の首相と違って、アメリカの大統領は権限でかいしなあ。
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011 / 424 巧みな説明ができる人できない人
10点満点で、3点。
フォーカス・リーディングの集中講座で読んだ本。その時にちゃんと読めていたのか読み返してみた。
うーん。講座で読んだ時、読む価値ないなあと感じたのだから、それで終わりにしておけばよかった。時間の無駄。
説明が散漫で、論旨の背骨が通ってない。よくわからない比喩や結論のないトピックなどもあって、「だから何?」と感じること多数。キャッチコピーに「問題の「核心」をズバリ伝える技術!」と謳うくらいなんだから、本のテーマくらいズバリ伝えてくれよ。
ポイントポイントではいいことが書いてあるのに、まとまりがないのが残念。
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フォーカス・リーディングの集中講座で読んだ本。その時にちゃんと読めていたのか読み返してみた。
うーん。講座で読んだ時、読む価値ないなあと感じたのだから、それで終わりにしておけばよかった。時間の無駄。
説明が散漫で、論旨の背骨が通ってない。よくわからない比喩や結論のないトピックなどもあって、「だから何?」と感じること多数。キャッチコピーに「問題の「核心」をズバリ伝える技術!」と謳うくらいなんだから、本のテーマくらいズバリ伝えてくれよ。
ポイントポイントではいいことが書いてあるのに、まとまりがないのが残念。
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2016年5月11日水曜日
010 / 423 資格を取ると貧乏になります
10点満点で、6点。
フォーカス・リーディングの復習(事後課題)で読んだ本。30分でおよそ8割程度読んで(ここまでが事後課題)、その後30分かけて全部読みなおした。
速読モードで読んでいるときは全然頭に入ってこなかったのに、読みなおしてみると結構覚えてて、「何だ読めてるんじゃないか」という感想。だから、速読モードで30分では全部読めなかったのに、普通に読んで30分あれば読みきれたんだろう。とはいえ、事後課題として3回+読み直しの4回読んでいるのだから、そりゃ頭に入ってないと困るよね、と言うところ。まあでも、新書1冊1時間で4回読めるのなら十分早いとも思う。
(1回でいいなら15分でいい、とはいかないのが悲しいところ)
さて本書の内容。実に夢も希望もない。
フリーター並みの年収しか稼げない弁護士、試験に合格しても監査法人に就職できずに資格がもらえない公認会計士(そんな制度だとは知らなかった)、天下り組に仕事を持って行かれて顧客獲得もままならぬ税理士、知りすぎているがゆえに嫌われる社労士、英会話能力とリンクしないTOEICと、4つの資格とTOEICが槍玉に挙げられている。
弁護士も公認会計士も、国策が失敗してそのツケを払わされている形らしい。しかし法科大学院の失敗っぷり、凄まじいな。
「資格を取ると貧乏に」というのは、士業として独立した場合の話。しかし、その資格を役立てようとしても、どの資格も企業ではあまり重要視されない(資格より経験を優先、社員としては無資格者を安く雇用するほうが得、必要なときは外部の顧問先を使うがそこも過当競争)と救いようがない。もちろん一部では稼いでいる人もいるわけだが、それは概ねレアケースであると指摘している。
資格をとって独立してバラ色の人生、ということを企んでいる人がいたら、その前に一読するとよい。それから考えても遅くないだろう。
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フォーカス・リーディングの復習(事後課題)で読んだ本。30分でおよそ8割程度読んで(ここまでが事後課題)、その後30分かけて全部読みなおした。
速読モードで読んでいるときは全然頭に入ってこなかったのに、読みなおしてみると結構覚えてて、「何だ読めてるんじゃないか」という感想。だから、速読モードで30分では全部読めなかったのに、普通に読んで30分あれば読みきれたんだろう。とはいえ、事後課題として3回+読み直しの4回読んでいるのだから、そりゃ頭に入ってないと困るよね、と言うところ。まあでも、新書1冊1時間で4回読めるのなら十分早いとも思う。
(1回でいいなら15分でいい、とはいかないのが悲しいところ)
さて本書の内容。実に夢も希望もない。
フリーター並みの年収しか稼げない弁護士、試験に合格しても監査法人に就職できずに資格がもらえない公認会計士(そんな制度だとは知らなかった)、天下り組に仕事を持って行かれて顧客獲得もままならぬ税理士、知りすぎているがゆえに嫌われる社労士、英会話能力とリンクしないTOEICと、4つの資格とTOEICが槍玉に挙げられている。
弁護士も公認会計士も、国策が失敗してそのツケを払わされている形らしい。しかし法科大学院の失敗っぷり、凄まじいな。
「資格を取ると貧乏に」というのは、士業として独立した場合の話。しかし、その資格を役立てようとしても、どの資格も企業ではあまり重要視されない(資格より経験を優先、社員としては無資格者を安く雇用するほうが得、必要なときは外部の顧問先を使うがそこも過当競争)と救いようがない。もちろん一部では稼いでいる人もいるわけだが、それは概ねレアケースであると指摘している。
資格をとって独立してバラ色の人生、ということを企んでいる人がいたら、その前に一読するとよい。それから考えても遅くないだろう。
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009 / 422 クビでも年収1億円
10点満点で、5点。
フォーカス・リーディングの演習用に買って、レッスンでは使わなかった本。受講後普通に読んで20-30分くらいだったか。職場で昼休みに読んだ。
タイトルがちょっと煽動的。「クビでも」ではなく、実質的には「年収1億円だからクビ」に近い。まあ仕事をやめたあとそのレベルに達したようだが、少なくとも退職した時点では生活に困るどころか、正規職業以上の収入を得ていて、それがバレたから自主退職。職を失ったゼロからのスタートではない。
その上、著者は一部上場企業で社長表彰を獲得するほどの営業成績をあげていた人物。随所に「誰でもできる」ようなことが書いてあるが、著者のレベルを割り引いて読まないと、誰でもこの通りにできると考えるのは危険だろう。
とは言え紹介してあることは、ヤフオクで不要品の売却から初めてコツコツと積み上げていく、実質的なリスクが殆ど無い手法。真似をするのは決して悪く無いだろう。俺はコレクター的趣味を持っていないので、お金になるものとか目利きができるジャンルのものって持っていないのだが、とりあえず大量の蔵書をヤフオクかamazonに出してみようかな、という気にはなった。
少し気になったのは、著者はやたらと大企業を目の敵にしていること。
確かにいわゆる大企業病はそこかしこにあるが、中小ではできない技術開発、生産規模によるコストダウンなど、大企業ならではのメリットが存在するジャンルはいくらでもある。製造業に多いだろうね。得てしてこの手の本に多いのだが、これらのメリットに無視を決め込む、あるいは知りもしないで「これからは個人の時代、中小企業の時代」と声高に語る連中、自分が原稿を書いているパソコンがスケールメリットの恩恵を享受してることに気づいてるのだろうか。
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フォーカス・リーディングの演習用に買って、レッスンでは使わなかった本。受講後普通に読んで20-30分くらいだったか。職場で昼休みに読んだ。
タイトルがちょっと煽動的。「クビでも」ではなく、実質的には「年収1億円だからクビ」に近い。まあ仕事をやめたあとそのレベルに達したようだが、少なくとも退職した時点では生活に困るどころか、正規職業以上の収入を得ていて、それがバレたから自主退職。職を失ったゼロからのスタートではない。
その上、著者は一部上場企業で社長表彰を獲得するほどの営業成績をあげていた人物。随所に「誰でもできる」ようなことが書いてあるが、著者のレベルを割り引いて読まないと、誰でもこの通りにできると考えるのは危険だろう。
とは言え紹介してあることは、ヤフオクで不要品の売却から初めてコツコツと積み上げていく、実質的なリスクが殆ど無い手法。真似をするのは決して悪く無いだろう。俺はコレクター的趣味を持っていないので、お金になるものとか目利きができるジャンルのものって持っていないのだが、とりあえず大量の蔵書をヤフオクかamazonに出してみようかな、という気にはなった。
少し気になったのは、著者はやたらと大企業を目の敵にしていること。
確かにいわゆる大企業病はそこかしこにあるが、中小ではできない技術開発、生産規模によるコストダウンなど、大企業ならではのメリットが存在するジャンルはいくらでもある。製造業に多いだろうね。得てしてこの手の本に多いのだが、これらのメリットに無視を決め込む、あるいは知りもしないで「これからは個人の時代、中小企業の時代」と声高に語る連中、自分が原稿を書いているパソコンがスケールメリットの恩恵を享受してることに気づいてるのだろうか。
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ラベル:
書評:ビジネス,
書評:学習/自己啓発,
書評:実用書
2016年5月9日月曜日
008 / 421 人にいえない仕事はなぜ儲かるのか?
10点満点で、5点。
タイトルからして地下ビジネスの実態に迫る本かと思ったらとんでもない、税金の話。
税金の取られ方、高収入職の節税方法、副業のメリットとデメリットなど、人に言える仕事の話が大半。地下ビジネスの話は2章ほど、それもかなり淡白に片付けられていて期待はずれ。
平等な税制についての提言もあったが今ひとつピンとこない。幾つかの国で導入されたものの廢止されてしまった制度とやらで、まあうまくいかなかった実績があるんじゃ説得力に欠けるよね、と言う話。もちろん今の税制がいいとも思わないけど。副業が会社にばれないためのテクニックなども書いていたけど、マイナンバー制だっけか、あれが施行される前の本だから、今では通用しないテクニックだろう。
(当たり前だが著者の責任ではない)
アングラ本だと思って買ったら外れだったということで。
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タイトルからして地下ビジネスの実態に迫る本かと思ったらとんでもない、税金の話。
税金の取られ方、高収入職の節税方法、副業のメリットとデメリットなど、人に言える仕事の話が大半。地下ビジネスの話は2章ほど、それもかなり淡白に片付けられていて期待はずれ。
平等な税制についての提言もあったが今ひとつピンとこない。幾つかの国で導入されたものの廢止されてしまった制度とやらで、まあうまくいかなかった実績があるんじゃ説得力に欠けるよね、と言う話。もちろん今の税制がいいとも思わないけど。副業が会社にばれないためのテクニックなども書いていたけど、マイナンバー制だっけか、あれが施行される前の本だから、今では通用しないテクニックだろう。
(当たり前だが著者の責任ではない)
アングラ本だと思って買ったら外れだったということで。
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2016年5月8日日曜日
007 / 420 教誨師
10点満点で、6点。
これもフォーカス・リーディングとは無関係に購入した本。ラジオ番組「武田鉄矢 今朝の三枚おろし」で紹介されていた。
半世紀に渡り、死刑囚の教会に携わってきた僧侶からの聞き取りを元に、死刑囚の現実と葛藤、宗教者としての苦悩などを取り上げている。
なんというか、期待したほどの迫力はなかった。
武田鉄矢の語り口が見事すぎたのだろうか。ラジオでは鬼気迫る描写がなされていたが、読後感は淡白なもの。うーん、教誨の現場って大変だなあ、程度。死刑囚の不幸な生い立ちとか、人間らしさを取り戻して逝くまでの姿とか、読みどころはあるのだが心の奥深くには入ってこなかった。
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これもフォーカス・リーディングとは無関係に購入した本。ラジオ番組「武田鉄矢 今朝の三枚おろし」で紹介されていた。
半世紀に渡り、死刑囚の教会に携わってきた僧侶からの聞き取りを元に、死刑囚の現実と葛藤、宗教者としての苦悩などを取り上げている。
なんというか、期待したほどの迫力はなかった。
武田鉄矢の語り口が見事すぎたのだろうか。ラジオでは鬼気迫る描写がなされていたが、読後感は淡白なもの。うーん、教誨の現場って大変だなあ、程度。死刑囚の不幸な生い立ちとか、人間らしさを取り戻して逝くまでの姿とか、読みどころはあるのだが心の奥深くには入ってこなかった。
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006 / 419 叱られる力
10点満点で、4点。
「聞く力」よりもっと役に立たないエッセー集。つか、まえがきに前著を書いた時「これは新書というよりエッセー集だね」と指摘されてそのとおりだと膝を叩いたとの記述があるが、エッセーのつもりで書いたんじゃなかったのか。
さて、タイトルには「叱られる力」とあるが、叱られ方についての記述はあまりない。叱られた体験談、あるいは人に聞いたことがダラダラと書かれているだけ。叱られる力とは一体どんな力なのか、多分書いてないと思う。
今は叱るのが難しい時代との記述があり、それは同感。だが、「だからどうしたらいい」という記述はなかったと思う。あくまでこういうケースが有ったというものの紹介だけ。
最近の世代は叱られ慣れておらず、ちょっと叱られるだけで萎縮したり、あるいは反撃したりという記述がある。これは同感。しかし、そういう世代を育ててきたのは著者の世代でしょう。この手の本、記述を読むたびに思うのだが、「最近の若い世代」を育てるのに失敗したという反省が書いてあるのは見たことがない。「我々が若い頃はこんなに叱られた」という記述はよく読むが、それが正しいと思わなかったからアナタガタの世代はやらなかったんでしょう。その結果が今の若い世代ですよ。そこまで考えて、ではどうすればよかったのか考察しないと。
どうでもいいが、本書を読んでいて一番印象に残ったのは著者の父親(阿川弘之)のクズっぷり。
文筆家とはこういうものなのか、この世代はだいたいこうだったのか、あるいはその中でも特別だったのかは解らないが、家庭内絶対権力者として横暴としか言えない振る舞いをしている。阿川弘之の文章って読んだことがないけど、そりゃこんなのが文化に影響力を持っているのなら、横暴な奴が増えてもおかしくないと思わせる。対外的には違ったのかもしれないけど、力関係次第で横暴になれる奴ってのは、それが人間としての本質だろうと思う。
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「聞く力」よりもっと役に立たないエッセー集。つか、まえがきに前著を書いた時「これは新書というよりエッセー集だね」と指摘されてそのとおりだと膝を叩いたとの記述があるが、エッセーのつもりで書いたんじゃなかったのか。
さて、タイトルには「叱られる力」とあるが、叱られ方についての記述はあまりない。叱られた体験談、あるいは人に聞いたことがダラダラと書かれているだけ。叱られる力とは一体どんな力なのか、多分書いてないと思う。
今は叱るのが難しい時代との記述があり、それは同感。だが、「だからどうしたらいい」という記述はなかったと思う。あくまでこういうケースが有ったというものの紹介だけ。
最近の世代は叱られ慣れておらず、ちょっと叱られるだけで萎縮したり、あるいは反撃したりという記述がある。これは同感。しかし、そういう世代を育ててきたのは著者の世代でしょう。この手の本、記述を読むたびに思うのだが、「最近の若い世代」を育てるのに失敗したという反省が書いてあるのは見たことがない。「我々が若い頃はこんなに叱られた」という記述はよく読むが、それが正しいと思わなかったからアナタガタの世代はやらなかったんでしょう。その結果が今の若い世代ですよ。そこまで考えて、ではどうすればよかったのか考察しないと。
どうでもいいが、本書を読んでいて一番印象に残ったのは著者の父親(阿川弘之)のクズっぷり。
文筆家とはこういうものなのか、この世代はだいたいこうだったのか、あるいはその中でも特別だったのかは解らないが、家庭内絶対権力者として横暴としか言えない振る舞いをしている。阿川弘之の文章って読んだことがないけど、そりゃこんなのが文化に影響力を持っているのなら、横暴な奴が増えてもおかしくないと思わせる。対外的には違ったのかもしれないけど、力関係次第で横暴になれる奴ってのは、それが人間としての本質だろうと思う。
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2016年5月7日土曜日
005 / 418 聞く力
10点満点で、5点。
フォーカス・リーディング受講後、事後課題として選んだ本の一つ。読みやすい新書で、かつ似たようなテーマの本があるものという基準で選んだ。
うーん。ただのエッセイだね。なんでこの本が売れたのかよくわからん。
阿川佐和子という人物、実は名前しか知らない。雑誌に連載1,000回を超える対談記事を連載しているとのことで、インタビューのスペシャリストなのかと思えばそうでもなさそう。タレントが対談記事の連載を持っているだけなのか。その対談も読んだことがないので、ハイレベルなものなのか、下世話なものなのか、ネームバリューで勝負しているものなのかも知らぬ。まあでも、低俗なものならそれほど長くは続かないだろうから、それなりのものではあるのだろう。多分。
本書の内容は、過去の対談での経験談が主体で、「話を聞くコツ」のようなものが書かれているわけではない。もちろん、こうすればうまくいったみたいなのも書いてあるが、それがうまくいかなかったケースもあり、またそれらの状況の見極め法について書いているわけでもなく、単にいろんなケースを書いているだけ。これを読んで役立てようという人がどれだけいるかわからないけど、著者について、また著者がこれまで書いてきた対談記事について、それなりに知っている人じゃないと役に立たないんじゃないかな。
文体は読みやすかった。でもそれだけで、売れる本とは思えなかった。知名度の勝利か。
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フォーカス・リーディング受講後、事後課題として選んだ本の一つ。読みやすい新書で、かつ似たようなテーマの本があるものという基準で選んだ。
うーん。ただのエッセイだね。なんでこの本が売れたのかよくわからん。
阿川佐和子という人物、実は名前しか知らない。雑誌に連載1,000回を超える対談記事を連載しているとのことで、インタビューのスペシャリストなのかと思えばそうでもなさそう。タレントが対談記事の連載を持っているだけなのか。その対談も読んだことがないので、ハイレベルなものなのか、下世話なものなのか、ネームバリューで勝負しているものなのかも知らぬ。まあでも、低俗なものならそれほど長くは続かないだろうから、それなりのものではあるのだろう。多分。
本書の内容は、過去の対談での経験談が主体で、「話を聞くコツ」のようなものが書かれているわけではない。もちろん、こうすればうまくいったみたいなのも書いてあるが、それがうまくいかなかったケースもあり、またそれらの状況の見極め法について書いているわけでもなく、単にいろんなケースを書いているだけ。これを読んで役立てようという人がどれだけいるかわからないけど、著者について、また著者がこれまで書いてきた対談記事について、それなりに知っている人じゃないと役に立たないんじゃないかな。
文体は読みやすかった。でもそれだけで、売れる本とは思えなかった。知名度の勝利か。
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2016年5月6日金曜日
004 / 417 そして、死刑は執行された
10点満点で、5点。
同じくフォーカス・リーディング用に買って、無関係に読んだ本。
中学生の頃書店で半分くらい立ち読みした記憶があるが(嫌な中学生だ)初版は1987年とか。強盗殺人だったかで死刑を求刑され、無期懲役囚として服役していた著者が宮城刑務所で死刑囚棟掃夫として経験したことを書いている。仕事内容は死刑囚の日常、そして処刑後の世話。
まあタイトルからして一番読者が気になるのは死刑の執行前後の様子だろうが、それに関する描写はあまりない。まあ流石に、執行そのものは見ていないだろうし。とはいえ、執行後の遺体の状況、その措置などを書いた本は他に殆ど無いのではなかろうか。
執行を待つ死刑囚の悩み、苦しみはよく書かれていると思う。しかしまあ俺の偏見だろうが、所詮人殺しの書いた本。被害者に対する真摯な謝罪、反省の気持ちは感じられない。死刑囚の態度にしてもしかり。自分が死刑になるという苦しみばかり描かれていて、被害者に対する気持ちは殆ど感じられない。数少ない描写は、反省の態度を示すことで死刑判決を避けようとする未決囚の言動くらい。
死刑制度の是非を問うような大それた気持ちで書いたわけではないのだろうが、本書を読んでも死刑賛成派が考えを改めることはまずないと思う。
冤罪による死刑については本書でも触れていて、それは確かに大問題であるが、あくまで裁判の問題。死刑制度とは切り離して考えるべきだろう。
本書で一番気になったのは、島田事件の赤堀氏(死刑確定から再審により無罪)に関する記述で「捜査本部の陣頭指揮をとったのが、でっち上げで有名な紅林麻雄警部だった」との一文。でっち上げで有名な警部ってなんだと調べてみたら、少なくとも3件の冤罪死刑囚を生み出しているとんでもない人物。拷問による自白強要(「拷問王」なる異名があったとか)、証拠のでっち上げ、真犯人と思しき人物からの収賄など、常軌を逸した人間であった模様。こういう人物こそ死刑にふさわしいと思うが、実際は事実上の二階級降格処分だけで警察を引退しているらしい。当時の静岡県警は、戦時中の特高警察がそのまま残っていたのだろうかと不思議になる。
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同じくフォーカス・リーディング用に買って、無関係に読んだ本。
中学生の頃書店で半分くらい立ち読みした記憶があるが(嫌な中学生だ)初版は1987年とか。強盗殺人だったかで死刑を求刑され、無期懲役囚として服役していた著者が宮城刑務所で死刑囚棟掃夫として経験したことを書いている。仕事内容は死刑囚の日常、そして処刑後の世話。
まあタイトルからして一番読者が気になるのは死刑の執行前後の様子だろうが、それに関する描写はあまりない。まあ流石に、執行そのものは見ていないだろうし。とはいえ、執行後の遺体の状況、その措置などを書いた本は他に殆ど無いのではなかろうか。
執行を待つ死刑囚の悩み、苦しみはよく書かれていると思う。しかしまあ俺の偏見だろうが、所詮人殺しの書いた本。被害者に対する真摯な謝罪、反省の気持ちは感じられない。死刑囚の態度にしてもしかり。自分が死刑になるという苦しみばかり描かれていて、被害者に対する気持ちは殆ど感じられない。数少ない描写は、反省の態度を示すことで死刑判決を避けようとする未決囚の言動くらい。
死刑制度の是非を問うような大それた気持ちで書いたわけではないのだろうが、本書を読んでも死刑賛成派が考えを改めることはまずないと思う。
冤罪による死刑については本書でも触れていて、それは確かに大問題であるが、あくまで裁判の問題。死刑制度とは切り離して考えるべきだろう。
本書で一番気になったのは、島田事件の赤堀氏(死刑確定から再審により無罪)に関する記述で「捜査本部の陣頭指揮をとったのが、でっち上げで有名な紅林麻雄警部だった」との一文。でっち上げで有名な警部ってなんだと調べてみたら、少なくとも3件の冤罪死刑囚を生み出しているとんでもない人物。拷問による自白強要(「拷問王」なる異名があったとか)、証拠のでっち上げ、真犯人と思しき人物からの収賄など、常軌を逸した人間であった模様。こういう人物こそ死刑にふさわしいと思うが、実際は事実上の二階級降格処分だけで警察を引退しているらしい。当時の静岡県警は、戦時中の特高警察がそのまま残っていたのだろうかと不思議になる。
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003 / 416 恐山 死者のいる場所
10点満点で、6点。
フォーカス・リーディングの予習、若しくは当日練習用のつもりで買って、気になったから先に読んでしまった本。
そもそも恐山って、日本有数の霊場でイタコがいるところ、確か本州の北端じゃなかったっけ、程度の認識しかなかった。その恐山について、菩提寺の住職代理が書いた本ということで手にとった。そもそも住職がいるんだってところから興味が湧いたし。
恐山といえば数々の心霊現象に彩られているのだろうと勝手に思っていたが、少なくとも著者は経験したことがないという。そこで某かの経験をした人は少なからず見たようだが、自分自身では経験したことがないらしい。読後感だが、著者は自ら積極的にそういう経験を求めていないからではないだろうか。死者に会いたい、死者の声を聞きたいとネガった人が訪れて、何らかの経験をして帰る、それが恐山なのだろう。
死者というものに対する著者の姿勢は一貫していて、終始生者からの視点で語っている。供養するから死者としての存在があるのだ、と。
仏教の、死後の世界については語らないという宗教観を大切にしているからなのだろう。
(そういう宗教観だということも本書で初めて知った。極楽とか地獄だとかはどこから出てきた言葉なんだろう?)
恐山という場所、死者と向き合う場所から、生の意味を問いかけている本だろう。
なんとも言えない読後感があった。
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フォーカス・リーディングの予習、若しくは当日練習用のつもりで買って、気になったから先に読んでしまった本。
そもそも恐山って、日本有数の霊場でイタコがいるところ、確か本州の北端じゃなかったっけ、程度の認識しかなかった。その恐山について、菩提寺の住職代理が書いた本ということで手にとった。そもそも住職がいるんだってところから興味が湧いたし。
恐山といえば数々の心霊現象に彩られているのだろうと勝手に思っていたが、少なくとも著者は経験したことがないという。そこで某かの経験をした人は少なからず見たようだが、自分自身では経験したことがないらしい。読後感だが、著者は自ら積極的にそういう経験を求めていないからではないだろうか。死者に会いたい、死者の声を聞きたいとネガった人が訪れて、何らかの経験をして帰る、それが恐山なのだろう。
死者というものに対する著者の姿勢は一貫していて、終始生者からの視点で語っている。供養するから死者としての存在があるのだ、と。
仏教の、死後の世界については語らないという宗教観を大切にしているからなのだろう。
(そういう宗教観だということも本書で初めて知った。極楽とか地獄だとかはどこから出てきた言葉なんだろう?)
恐山という場所、死者と向き合う場所から、生の意味を問いかけている本だろう。
なんとも言えない読後感があった。
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2016年5月2日月曜日
フォーカス・リーディング集中講座に行って来た
偶然確保できた三連休、遂にフォーカス・リーディングの集中講座に行って来た。
前回書いたとおり、直前になって確保できた休みなので、実質講座の2週間前になってキャンセル待ちの申し込み。「通常1ヶ月前には満席になる」とか聞いておきながら、申し込んだ当日に「キャンセルが発生したので大丈夫」との連絡をもらったのだが、これ実はスカスカなんじゃないかと疑念が湧く。
数日後、事前課題が到着。それなりに時間がかかることを毎日やるようにとの指示。本来1ヶ月前から事前課題に取り組むようなので、「時間がない人向け」の簡易なものでごまかす。しかし書いてあること、やるべきことは感覚があまりつかめず、これホントに大丈夫かと思いながら当日を迎えた。
行ってみると会場は確かに満席。それも、静岡だの岡山だの、遠方からわざわざ来ている人も多い。ふむ、そんなに張り切ってくるものなのか。
トレーニングの内容は、基本的には本に書いてあるとおり。だから多分、本の内容を素直に受け止めて実行できる人は、レッスンに来なくても習得できると思う。たしかサイトにも、「時間を投資してもらうかお金を投資してもらうか選んでもらえるよう、ノウハウは全部公開している」とか書いてあったような。
レッスンのいいところは疑問を直接聞けるところ、自分の目や体を直接見てアドバイスを貰えることなどかな。
ただ、本にもサイトにも書いてあるとおり、トレーニングはガチの体育会系。疲れる。
事前課題をやっていて、ある程度やるべきことが掴めていたから乗り切ったけど、人によっては宿題を午前2時過ぎまで書けてやったという人も。俺には無理だ。
気になる結果。
2分間、今まで読んだことがない本の初見部分を別々に読むという方法で測定したもの。
読んだ本は江畑謙介さんの「軍事力とは何か」
(今は中古でしか手に入らない本だと思う)
受講前;およそ750文字/min
受講後;およそ2,750文字/min
受講前の数字は、意図的に熟読したもの。気軽に読める本じゃないからね。フォーカス・リーディングで言うところの、理解度85%以上の領域。
受講後の数字は逆に、意図的に早く読んでいる。理解度は80%程度か。熟読より安心感はない。でも、これ以上時間をかけても、理解度が劇的な向上を見せることはないと思う。
ただ、読書の取り組み方、読書というものの捉え方そのものが今までとは違うので、一概に比較はできないと思う。
今までどおりの読後感を求めたら、多分速度はほとんど変わっていない。
レッスン中はずっと「もっと早く読めるはず」と言われ、終わったあとも「思ったほど早くなりませんでしたね」と言われたけど、それでも4倍近く早く読める。
先生が言っていたペースだと、多分5,000文字/minを超えるペースで読めるはずなのだろう。
その辺の速読講座だと謳い文句は10,000文字/min以上だから、3,000文字にも届いてないのは速読と言えないのだろうが、少なくとも飛ばし読みではないので今のところは十分。
まあこれはレッスン中の数字、会場を離れたらもっとペースは落ちるのだろう。
これから1ヶ月の事後サポート期間、どれだけブラッシュアップできるかが勝負なのかな。
前回書いたとおり、直前になって確保できた休みなので、実質講座の2週間前になってキャンセル待ちの申し込み。「通常1ヶ月前には満席になる」とか聞いておきながら、申し込んだ当日に「キャンセルが発生したので大丈夫」との連絡をもらったのだが、これ実はスカスカなんじゃないかと疑念が湧く。
数日後、事前課題が到着。それなりに時間がかかることを毎日やるようにとの指示。本来1ヶ月前から事前課題に取り組むようなので、「時間がない人向け」の簡易なものでごまかす。しかし書いてあること、やるべきことは感覚があまりつかめず、これホントに大丈夫かと思いながら当日を迎えた。
行ってみると会場は確かに満席。それも、静岡だの岡山だの、遠方からわざわざ来ている人も多い。ふむ、そんなに張り切ってくるものなのか。
トレーニングの内容は、基本的には本に書いてあるとおり。だから多分、本の内容を素直に受け止めて実行できる人は、レッスンに来なくても習得できると思う。たしかサイトにも、「時間を投資してもらうかお金を投資してもらうか選んでもらえるよう、ノウハウは全部公開している」とか書いてあったような。
レッスンのいいところは疑問を直接聞けるところ、自分の目や体を直接見てアドバイスを貰えることなどかな。
ただ、本にもサイトにも書いてあるとおり、トレーニングはガチの体育会系。疲れる。
事前課題をやっていて、ある程度やるべきことが掴めていたから乗り切ったけど、人によっては宿題を午前2時過ぎまで書けてやったという人も。俺には無理だ。
気になる結果。
2分間、今まで読んだことがない本の初見部分を別々に読むという方法で測定したもの。
読んだ本は江畑謙介さんの「軍事力とは何か」
(今は中古でしか手に入らない本だと思う)
受講前;およそ750文字/min
受講後;およそ2,750文字/min
受講前の数字は、意図的に熟読したもの。気軽に読める本じゃないからね。フォーカス・リーディングで言うところの、理解度85%以上の領域。
受講後の数字は逆に、意図的に早く読んでいる。理解度は80%程度か。熟読より安心感はない。でも、これ以上時間をかけても、理解度が劇的な向上を見せることはないと思う。
ただ、読書の取り組み方、読書というものの捉え方そのものが今までとは違うので、一概に比較はできないと思う。
今までどおりの読後感を求めたら、多分速度はほとんど変わっていない。
レッスン中はずっと「もっと早く読めるはず」と言われ、終わったあとも「思ったほど早くなりませんでしたね」と言われたけど、それでも4倍近く早く読める。
先生が言っていたペースだと、多分5,000文字/minを超えるペースで読めるはずなのだろう。
その辺の速読講座だと謳い文句は10,000文字/min以上だから、3,000文字にも届いてないのは速読と言えないのだろうが、少なくとも飛ばし読みではないので今のところは十分。
まあこれはレッスン中の数字、会場を離れたらもっとペースは落ちるのだろう。
これから1ヶ月の事後サポート期間、どれだけブラッシュアップできるかが勝負なのかな。
2016年4月24日日曜日
近況
更新再開するつもりが、クソ忙しくなったので色々放置。
■ドラクエ10引退
詐欺プロデューサーと無能ディレクターのせいで(絶望的にバランス感覚欠如のバトルプランナーもか)もはや終末期の様相を呈しているドラクエ10。拡張パッケージが発売されてから1年、配信クエストレベルのストーリーがぶつ切れで展開されただけで、間隔が開きすぎているので続きをやるときには既に覚えていないという。バクの告知前に、巻き込まれたプレイヤーまで一斉にBANしたり(みのがす ペンデュラム で検索するとよく分かる)もはや運営自らサービス終了させたいとしか思えないレベル。ゲームだけじゃなくてスクエニという会社への信用が底辺まで失墜したので、もう二度とこの会社には金を落とさない。
多分この調子だと、Ver.3のストーリー終了まであと2年以上かかる。その前にサービス終了じゃないか。
一年前に拉致された勇者は、きっと向こうの世界で楽しく生活してるんでしょう(白目)
■アクティブ・ブレインF1コース
初めて来る人ばかりの中、5回目の参加という物好きが順当に優勝。というか優勝させてもらっていいのか。チートじゃないか。
さすがに慣れたせいか、初めて参加した時ほどの感動がなくなってしまったので、これで卒業するべきか。でも好きなんだよなあ。
■フォーカス・リーディング
毎日がデスマーチ状態の中、偶然が重なって今月末からの3連休が休みになった。
いろいろ逡巡したけれど、かねてから気になっていたフォーカス・リーディング(速読)の集中講座を受講することに。キャンセル待ちを申し込んだら、その日のうちにキャンセルが出たとの連絡があったんだけど大丈夫なのか。そんな偶然があるのか。
事前課題が送られてきて、結構な時間がかかる。レポートの提出も必要。講座の途中では宿題が出るのだが、そのボリュームも書いてある。2時間位か。でも、予習サイトで視聴できる動画には「明日の朝まで十何時間あるから云々」とか言ってる。まさに体育会系。
事前はともかく、事後のフォローもあるので、売り切りの適当セミナーよりは信用できる気がする。フォローって労力かかるし。まあ、これでダメだったら速読の習得なんてのはもう諦めよう。他の速読講座は、公式サイト以外では体験談そのものを殆ど見かけないしね。
あ、フォトリーディングは黒歴史なので触れない方向で。
■オンライン英会話
去年の4月に始めたのがもう1年。
最初は会社の補助がついたe-friendでカランメソッドを始めて、あまりに予約が取れないので3ヶ月でやめて自費でイングリッシュベルのDMEを始めた。
最初は中学1年の1学期レベルから始まるので、「こんなクソ簡単なので本当に大丈夫か」とか思っていたけど、2~3ヶ月で難易度が上がってきて、今ではもう毎日ヒイヒイ言ってるレベル。レッスン中は一切日本語を使わないので、わからなくても英語で聞くしかないし、それでもわからなかったら自分で調べるしかない。幸いにしてうちの職場にはTOEIC800点の若手がいるので、しょっちゅうテキストに付箋を付けて聞いている。
去年の5月に420点だったTOEICは、11月で505点。来月また受けるけどどれくらいになってるんだろう。中学英語が完璧にできたらTOEIC500点は取れるというので、ようやく中学時代の復習が終わったというレベルなのだろうか。ちなみに現在はDMEのステージ6途中。ステージ5終了でだいたいTOEIC500点が目安らしいから、まあ順当なのだろう。進むペースはかたつむりが如し。
■ドラクエ10引退
詐欺プロデューサーと無能ディレクターのせいで(絶望的にバランス感覚欠如のバトルプランナーもか)もはや終末期の様相を呈しているドラクエ10。拡張パッケージが発売されてから1年、配信クエストレベルのストーリーがぶつ切れで展開されただけで、間隔が開きすぎているので続きをやるときには既に覚えていないという。バクの告知前に、巻き込まれたプレイヤーまで一斉にBANしたり(みのがす ペンデュラム で検索するとよく分かる)もはや運営自らサービス終了させたいとしか思えないレベル。ゲームだけじゃなくてスクエニという会社への信用が底辺まで失墜したので、もう二度とこの会社には金を落とさない。
多分この調子だと、Ver.3のストーリー終了まであと2年以上かかる。その前にサービス終了じゃないか。
一年前に拉致された勇者は、きっと向こうの世界で楽しく生活してるんでしょう(白目)
■アクティブ・ブレインF1コース
初めて来る人ばかりの中、5回目の参加という物好きが順当に優勝。というか優勝させてもらっていいのか。チートじゃないか。
さすがに慣れたせいか、初めて参加した時ほどの感動がなくなってしまったので、これで卒業するべきか。でも好きなんだよなあ。
■フォーカス・リーディング
毎日がデスマーチ状態の中、偶然が重なって今月末からの3連休が休みになった。
いろいろ逡巡したけれど、かねてから気になっていたフォーカス・リーディング(速読)の集中講座を受講することに。キャンセル待ちを申し込んだら、その日のうちにキャンセルが出たとの連絡があったんだけど大丈夫なのか。そんな偶然があるのか。
事前課題が送られてきて、結構な時間がかかる。レポートの提出も必要。講座の途中では宿題が出るのだが、そのボリュームも書いてある。2時間位か。でも、予習サイトで視聴できる動画には「明日の朝まで十何時間あるから云々」とか言ってる。まさに体育会系。
事前はともかく、事後のフォローもあるので、売り切りの適当セミナーよりは信用できる気がする。フォローって労力かかるし。まあ、これでダメだったら速読の習得なんてのはもう諦めよう。他の速読講座は、公式サイト以外では体験談そのものを殆ど見かけないしね。
あ、フォトリーディングは黒歴史なので触れない方向で。
■オンライン英会話
去年の4月に始めたのがもう1年。
最初は会社の補助がついたe-friendでカランメソッドを始めて、あまりに予約が取れないので3ヶ月でやめて自費でイングリッシュベルのDMEを始めた。
最初は中学1年の1学期レベルから始まるので、「こんなクソ簡単なので本当に大丈夫か」とか思っていたけど、2~3ヶ月で難易度が上がってきて、今ではもう毎日ヒイヒイ言ってるレベル。レッスン中は一切日本語を使わないので、わからなくても英語で聞くしかないし、それでもわからなかったら自分で調べるしかない。幸いにしてうちの職場にはTOEIC800点の若手がいるので、しょっちゅうテキストに付箋を付けて聞いている。
去年の5月に420点だったTOEICは、11月で505点。来月また受けるけどどれくらいになってるんだろう。中学英語が完璧にできたらTOEIC500点は取れるというので、ようやく中学時代の復習が終わったというレベルなのだろうか。ちなみに現在はDMEのステージ6途中。ステージ5終了でだいたいTOEIC500点が目安らしいから、まあ順当なのだろう。進むペースはかたつむりが如し。
2016年1月4日月曜日
002 / 415 もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『イノベーションと企業家精神』を読んだら
10点満点で、6点。
「もしドラ」の続編。前著は衝撃的な本だったが、本書は期待をしすぎたせいか、凡庸な小説に成り下がってしまったという印象。いやまあ、面白いんだけど。
ターゲットとしている読者層が違うのだろうが、内容もご都合主義な展開が多く、前著ほど説得力のある展開ではない。前著は、ひょっとしたらこの真似をしたら本当に甲子園に行けるんじゃないかという気がしてきたけど、本書はそう感じない。
入門書として、気軽に読むのがいい本なんだろうね。
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「もしドラ」の続編。前著は衝撃的な本だったが、本書は期待をしすぎたせいか、凡庸な小説に成り下がってしまったという印象。いやまあ、面白いんだけど。
ターゲットとしている読者層が違うのだろうが、内容もご都合主義な展開が多く、前著ほど説得力のある展開ではない。前著は、ひょっとしたらこの真似をしたら本当に甲子園に行けるんじゃないかという気がしてきたけど、本書はそう感じない。
入門書として、気軽に読むのがいい本なんだろうね。
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001 / 414 希望の格闘技
10点満点で、7点。
日本総合格闘技界のパイオニア、中井祐樹が語る格闘観、人生観について。
中井祐樹はVTJ95の初戦、ゴルドーに片目を潰されていなければ、ヒクソンにだって勝ち得る力量を持った日本人唯一の格闘家だったと思う。とは言えダメージを負わずに勝つのも実力で、そのゴルドーをUFCで完封してのけたホイスの戦いぶりを考えると、中井のほうが強いとか簡単に言うことはできないけれど。少なくとも寝技では、ヒクソンに決して負けていないと思う。
その中井が、ショートエッセイの形で様々なことについて語っている。
驚くべきはその前向きな姿勢。陽転思考そのものではないか。タイトルの「希望の格闘技」という表現にも、中井の人生観がよく現れている。
巻末の増田俊也(木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか著者)との対談も魅力的ではあったが、読んでみるとそれほど面白くなかった。
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日本総合格闘技界のパイオニア、中井祐樹が語る格闘観、人生観について。
中井祐樹はVTJ95の初戦、ゴルドーに片目を潰されていなければ、ヒクソンにだって勝ち得る力量を持った日本人唯一の格闘家だったと思う。とは言えダメージを負わずに勝つのも実力で、そのゴルドーをUFCで完封してのけたホイスの戦いぶりを考えると、中井のほうが強いとか簡単に言うことはできないけれど。少なくとも寝技では、ヒクソンに決して負けていないと思う。
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驚くべきはその前向きな姿勢。陽転思考そのものではないか。タイトルの「希望の格闘技」という表現にも、中井の人生観がよく現れている。
巻末の増田俊也(木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか著者)との対談も魅力的ではあったが、読んでみるとそれほど面白くなかった。
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