2009年5月14日木曜日

102 / 146 仕事に役立つインテリジェンス

10点満点で、8点。

活性化(スキタリング)・・・45分程度

久しぶりにちゃんとスキタリングで読んだ。
概要はアタマに入ったが、細部はよくわからない。本格的に読みたいときは、ちゃんと読み直せばいい。そう割り切って読めば、スキタリングで素早く読むのは確かに有効。

インテリジェンスの本にはだいたい書いてあることだが、インフォメーションを集めるだけでは意味がなく、適切な分析をしてインテリジェンスにすることで、はじめて有意義な情報となる。本書では、その手法について、複数のインフォメーションから判断の信頼度を測ったり、あるいは相反する情報から判断の信頼度はどの程度変化するのか、わかりやすく演習を交えて記載してある。

興味深かったのは、適切な分析手法を持たない限り、インフォメーションの多寡は最終判断の信頼度にあまり関係がないということ。もちろん極端に少なければ仕方ないが、インフォメーションが多ければ多いほど、それらに振り回されて判断が遅くなる危険を指摘している。

タイトル通り、「仕事に役立つ」と断言していいだろう。惜しむらくは、最終章のケーススタディに模範解答がついていないこと。読み物としても面白いだけに、さらっと流して読むときには、結論だけ知りたいところだった。



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