10点満点で、4点。
活性化(高速リーディング)・・・1時間程度
最近は基本的にフォトリーディングしてから読んでいるので、もうカテゴライズはやめた。どれもこれも該当するし。
クロコダイン「ザボエラよ 頭の悪いオレだが だまされ続けたおかげで 一つ物を知った・・・ それは・・・・・・! この世には 本当に煮ても焼いても喰えぬヤツがいる! ・・・ということだ!!」
まさに、「煮ても焼いても喰えぬ」連中だろう。著者の語る「新左翼」とは。
本書では新左翼の思想について深く語られることはなく、ただその活動と社会に与えた影響を淡々と語っている。淡々と語ってはいるのだが、その思想の闇がかいま見え、薄ら寒さを覚える。
著者が言いたかったこととは違うのかもしれないが、俺が感じ取ったこと。
・新左翼とは真に進歩的かつ正しい思想だが、厳密な解釈を求める故に分裂してしまった
・新左翼の活動が失敗したのは、大衆の無理解と内ゲバのせい
恐ろしいのは後者で、今でも自分たちが正しかったと思っているように感じられること(これは思想信条の問題だからとやかく言うべきではないのかもしれないが・・・)、そしてそれ以上に、「内ゲバ以外の暴力」について「悪かった」ではなく「戦略的に見て失敗だった」と振り返っているようにしか思えないこと。無謬の市民や警察官などを殺傷したことについて、「大衆の支持が得られなかった」ことについてしか反省していない。「俺たちの暴力はいい暴力、警察の暴力は悪い暴力」と言うことなのだろう。
どうして「自由」「平和」を語る連中ほど、「他者の言論の自由」を認めず、「反対する奴は武力で抑えてでも」達成しなくてはならないと考えるのだろう。それは、特定の思想による独裁だと頭が及ぶことはないのだろうか。
前回の読書「警察の闇 愛知県警の罪」を読んだ後なので、警察に対してネガティブイメージを持った状態で読んだのだが、それにしてもこれはひどい。なぜ日本の治安組織は、こういう連中が今でも活動することを許しているのだろう。そう感じてしまう。
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